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電気自動車の普及で「ガソリンスタンド」はどうなる?減少理由を解説!

世の中が電気自動車ばかりになったら、ガソリンスタンドはどうなる? 雑学・地域

ちょっと疑問に思ったんだけど…

電気自動車ばかりになったら、ガソリンスタンドは消えちゃうのかな?

確かにガソリンスタンドは減ってきてるけど、消滅することはないと思うわ。

今回は、電気自動車ばかりになったら、ガソリンスタンドはどうなるかを予測してみるわ!

電気自動車、いわゆるEV車が段々と普及はしてきましたが、もし電気自動車ばかりの時代になったら、ガソリンスタンドは消えてしまうのでしょうか?

今回は、電気自動車ばかりになったら、ガソリンスタンドはどうなるのかなどご紹介します!

電気自動車ばかりになったら「ガソリンスタンド」はどうなる?

世の中が電気自動車(EV)ばかりになったら、従来のガソリンスタンドは需要が低下し、経営が難しくなる可能性は十分に考えられます。

ただ、燃料を使う車両(重機やトラック、トラクターなど)が一定数存在するため、完全に消滅するとは言いきれません。

一方で、EVの充電インフラストラクチャーが整備されれば、既存のガソリンスタンドも充電スタンドに転換すると予想されます。

実際に、一部のガソリンスタンドは既にEVの充電スタンドを併設しているからです。

また、自動運転技術の進展により、車が自律的に充電スタンドに向かって自動運転することができるようになれば、充電スタンドの需要が高まり、ますますガソリンスタンドは減っていくと考えられます。

ガソリンスタンドは年々減っている?

電気自動車が主流となったとしても、ガソリンスタンドが全て消滅する可能性は低いと書きましたが、実はガソリンスタンドの数自体はバブル期と比べると減少しています。

と言っても、バブル期の需要が多すぎたので、単純に比較はできません。

以下に、ガソリンスタンドが年々減っている背景などご紹介します。

新車の燃費が良くなってきているから

ここ20年くらいの間に電気自動車やHV(ハイブリットカー)が登場したことを受け、ガソリン車にもトップランナー基準=「省エネ性の高い製品を作るうえでの目標値」が導入されつつあります。

結果、新車の燃費が非常に良くなり、頻繁にガソリンを入れる必要がなくなった結果、多くのガソリンスタンドが必要なくなったのも減っている理由でしょう。

消防法が改正されたから

2000年代の半ばに、ガソリンスタンドを始めとして危険物質を扱う場所での流出事故が多数発生しました。

それを受けて、事故原因の約20~30%が「地下タンクの腐食等による危険物の流出」だとわかり、2010年6月に危険物流出事故の防止を目的とする「消防法改正省令」が行われたこともガソリンスタンド減少の理由となっています。

この改正法の内容は「設置から40年以上経過した地下タンクには危険物の流出を防止する装置の設置や加工を行うこと」とされていますが、ガソリンスタンドでこれらに該当する工事を行うとしたら莫大なお金がかかります。

ただでさえ、燃費が上昇している昨今では、ガソリンスタンドの需要も減り、工事費をペイできるのは大手だけとなった結果、全体のガソリンスタンドの数も減少していったのも理由の一つです。

高齢化社会の影響

高齢化社会になると、運転免許を持たない高齢者(返納する高齢者など)が増加しているの、自家用車の需要が減少する傾向にあると言います。

子どもが大人になったとしても、現在の人口の大半を占めるのは高齢者なので、一時的なものかもしれませんが、ガソリンスタンドの需要減少にも影響しているでしょう。

コンビニエンスストアの台頭

最近のコンビニエンスストアでは、一部店舗にガソリンスタンドが併設されており、24時間営業や充実したサービス内容が消費者にも人気があります。

コンビニでもガソリンが給油できれば、ある程度時間に余裕もでき、また24時間いつでも給油できるなら、コンビニで入れようという方も増えており、これがガソリンスタンドの需要を奪っているとする意見もあります。

ガソリンスタンドにEV充電スタンドが併設されない理由

ガソリンスタンドにEV充電スタンドが併設されない理由はいろいろあると思いますが、以下に主な理由をご紹介します。

理由①投資費用の問題

ガソリンスタンドにEV充電スタンドを併設するには、当然ですが設備投資が必要です。

充電スタンドは、充電器本体や充電用の電源設備、充電用のケーブルなどが必要で、通常のガソリン用の設備は使えないので、新たにコストがかかります。

また、EV充電スタンドには、充電時間がかかるため、スペースの確保が必要となり、これらの費用やスペースの確保について、ガソリンスタンドが負担することは難しく、併設がされない理由となっているんですね。

理由②競合の問題

EV充電スタンドが併設されたガソリンスタンドが増えれば、EV専用の充電スタンドを設置している企業と争うことになります。

そうなれば、充電スタンドを設置している企業側からも反発が出る可能性がありますし、いざ競合するとなると、大手の資本力にはかなわないので、結果、併設してもコストがかかるうえに、競争相手が増えるので、あえて危険を冒すことを避けているのも理由の一つです。

理由③電力供給の問題

EV充電スタンドを併設する場合、電力の供給についても問題点が指摘されています。

たとえば、充電スタンドが多数集まる場合、地域の電力需要にも影響を与える可能性があり、そうなると、地域の電力会社との調整が必要となります。

また、充電スタンドからの需要予測も必要となるなど、逆にリスクを負う可能性が高いんですね。

上記のような理由から、ガソリンスタンドにEV充電スタンドが併設するのは現状では難しいとされています。

ただ、将来的には、電気自動車の普及に伴い、充電スタンドの需要が増えることが予想されるので、ガソリンスタンドに併設される可能性も十分考えられます。

電気自動車が多くなってもガソリンスタンドの需要はある? まとめ

それでは、世の中が電気自動車ばかりになったら、ガソリンスタンドはどうなるのか?やガソリンスタンドが減っている理由、EVスタンドがガソリンスタンドに併設されない理由などご紹介してみました。

EV車やハイブリット車が増えてきてはいますが、ガソリンでしか動かない車もあるので、ガソリンスタンドが消滅する可能性は低いです。

ただ、これからも減る可能性は十分に考えられるので、もしかしたら、新車でないと燃費の影響で、コスパが悪くなる可能性大です。

今後もガソリンスタンドは消滅はしないとは思いますが、電気自動車が増えてくるとなると、より貴重な燃料となるので、ストーブなどの燃料も見直す必要があるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました!