花見って聞くだけでわくわくする素敵な言葉だよね。
その花見だけど、割と関連する熟語が多いみたいだね。
花見の熟語は数多くあるけど、古語も知っておくと風流かもしれないわ。
今回は、花見に関連した熟語、類語、古語など紹介するわね!
花見に関連した熟語は数多いですが、意外と知らない言葉も多く、また類語や古語なども知っておくと風流な感じが増す気がします。
今回は、花見に関連した熟語や類語、古語などご紹介します!
花見に関連した熟語はいくつある?
花見に関連した熟語は多くありますが、知らない熟語って意外と多いと思います。
特に、花札がお好きな方などは、花見酒のカードなどが思い浮かぶかもしれません。
ちなみに、毎年3月27日は「さくらの日」になっているので、記念日をきっかけにして、花見に関連した熟語を覚えるのも素敵ですよね。
以下に、花見に関連した熟語を意味と共に一覧にしてご紹介します。
花見関連熟語と類語一覧
それでは、以下に、花見関連の熟語や類語の意味や読み方を解説してみます。
初桜(はつざくら)
咲いて間もない桜の花を指す熟語。
※松尾芭蕉の有名な句にも「初桜 折りしも今日は よき日なり」があります。
徒桜(あだざくら)
散りやすい桜の花を指す熟語。
※浄土真宗の開祖「親鸞」が「明日ありと 思う心の仇桜(あだざくら) 夜半(よわ)に嵐の 吹かぬものかは」と詠んでいます。
桜花爛漫(おうからんまん)
桜の花が満開になり、咲き乱れている様子を指す熟語。
※太宰治の小説「惜別」に「春になれば、上野公園の桜が万朶(ばんだ)の花をひらいて、確かにくれないの軽雲の如(ごと)く見えたが、しかし花の下には、きまってその選ばれた秀才たちの一団が寝そべって談笑しているので、自分はその桜花爛漫を落ちついた気持で鑑賞することが出来なくなってしまうのである」と書かれています。
桜雲(おううん)
桜の花が一面に咲き続き、遠方からは白雲のように見えることを指す熟語。
※「花の雲」との別名もあり、白雲のように咲き誇る一面の桜をよく現した熟語です。
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
平安時代前期の歌人、在原業平の歌の一節です。
※「この世の中に、桜というものがなかったら、春を過ごす人の心は、どんなにのどかであろう」との意味があります。
花は桜木(さくらぎ)、人は武士
花は桜が最も優れているように、人は武士が最も優れているとの意味がある熟語。
※散り際が見事な桜にちなみ、潔い武士の死に際を重ねて現した言葉です。
花見酒(はなみざけ)
花見をしながら飲むお酒を現す熟語。
※テーブルゲーム「花札」にも花見酒というカードがあります。
花見月(はなみづき)
陰暦の3月を現す異称の熟語です。
花見鳥(はなみどり)
春に鳴くウグイスの別名です。
花見小袖(はなみこそで)
花見に女性が着るはでな小袖を指す熟語。
※花見の席で、木に渡した紐 にかけ並べ、幕の代わりとしたことに由来します。
花見虱(はなみじらみ)
花見の時に、暖かさに誘われて活発に動きはじめるシラミを指す熟語。
※平賀源内の「風流志道軒伝」にも登場します。
花見船(はなみぶね)
岸や堤防などの桜を眺めるため、川に浮かべる船を指す熟語。
※「一つ杭に繋 (つな) ぎあひけり」と零余子によって詠まれています。
花見を現す熟語=古語は?
花見を現す古語には「桜狩り(さくらがり)」があります。
意味は「桜の花を尋ね、山野を歩き回ること」を指し、俳句の春の季語としても使われているみたいです。
昔はもみじ狩りだけでなく、桜狩りもあったとしたら、とても風流で素敵ですね。
花見に関連した熟語は歌や句にも使われている? まとめ
それでは、花見に関連した熟語や類語、古語など、一覧でご紹介してみました。
花見に関する熟語は、昔の人が良く俳句や歌にも使っていて、春をイメージさせる素敵な言葉ですよね。
ぜひ、花見の熟語を覚えて、昔の歌人のように素敵な俳句や歌を作ってみてください。
花見の季節に手紙を出す時などに自作の歌や俳句を書いて送るのも素敵かもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました!