キムチって韓国が起源だと思ってたんだけど、日本が起源と言われてるんだって?
中国起源説もあるし、どれが正しいんだろ?
起源は諸説あるけど、有力なのは中国説らしいわ。
今回は、キムチの起源が日本とされた理由や中国説の詳細を紹介するわね!
キムチと言うと韓国が起源と思っている方は多いと思いますが、実は日本が起源とか中国が起源との説もあるそうです。
今回は、キムチの起源が日本と言われる理由や中国説が正しいと言われる理由などご紹介します!
キムチの起源が日本説は正しい?
「キムチの起源は日本だった」と発表され話題になったことがありますが、実は日本ではなく、中国説が有力です。
キムチは韓国が起源と思っている方も多いと思いますが、昔の韓国には唐辛子がなかったとの話もあります。
紀元前2~3世紀の頃は中国は戦国時代であり、多くの人が朝鮮半島に逃げ込み、定住した中国人が「祖」を伝えたとも言われています。
その後も多くの漬け物が登場しますが、西暦1600年までは塩や醤油を使った漬物が主流で、まだキムチは生まれていません。
唐辛子を伝えたのは豊臣秀吉?
では、朝鮮半島に唐辛子が伝わった理由ですが、これも真否のほどは定かではないのですが、1592年に朝鮮半島に出征した豊臣秀吉によって朝鮮にもたらされたとも言われています。
豊臣秀吉は、武士の足が冷えないようにと、唐辛子を靴の中に入れて持ち込んだとも言われており、つまり、キムチは中国と日本の影響がなければ、そもそも誕生しなかった食べ物とも言われているんですね。
キムチはいつ誕生した?
では、キムチはいつ誕生したのかと言えば、高麗時代の書物「高麗史」に、祭祀のお供え物として「キムチ」が登場しています。
他にも、詩文集「東国李相国集」に、キムチを意味する「沈菜(チムチェ)」の記述があるなど、どうやらこの時代にはすでにキムチが存在していたようです。
チムチェは、塩漬けした野菜に、ニンニクや生姜を入れて作りますが、その後になって唐辛子も加わり、一般にも普及を始めます。
ここで、韓国が起源説が生まれたのだと思いますが、そもそも唐辛子は後で広まったもので、それも日本から持ち込まれたとの説が有力です。
ちなみに、朝鮮に白菜を持ち込んだのも日本人の「伊藤博文」で、1909年頃と言われており、栽培方法を確立するのに10余年を要したとも言われています。
キムチの語源は?
キムチの起源は中国の漬け物「祖」であると書きましたが、その後、高麗の時代に「漬」のことを「ジ」と呼ぶようになります。
ちなみに、現在の日本では、キムチは「白菜の唐辛子・ニンニク漬け(ペチュキムチ)」とされており、大根などを使ったカクテキなどは比較的新しい食べ物です。
また、キムチにはにんにくが使われますが、理由は、解毒効果や殺菌効果、抗酸化作用などがあるからです。
キムチの語源には諸説がありますが、どちらにしても、日本と中国の影響がなければ登場しなかった漬け物なので、韓国が起源ではないことは歴史が証明しているのかもしれません。
キムチには日本と中国が関わっていた? まとめ
それでは、キムチの起源が日本という説は本当なのかや、中国が起源とされる理由、キムチの歴史や語源などご紹介してみました。
キムチは韓国が起源と考える方も多いかもしれませんが、実は誕生には日本と中国が大きくかかわっていると言います。
特に、唐辛子や白菜は日本人が朝鮮に持ち込んだとも言われており、諸説あるものの、やはり韓国が起源ではないとの説が有力です。
最後までお読みいただきありがとうございました!