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スーツに付き物のネクタイの由来は?歴史や起源など徹底解説!

ネクタイの由来や歴史 雑学・地域

ネクタイって紳士のイメージがあるけど…。

起源をたどると、兵士の願掛けの意味があったらしいね。

そうなのよ!スーツに合わせるイメージがあるけど、本来は違うみたいね。

今回は、意外と知られていないネクタイの由来や歴史など紹介するわ!

ネクタイは直訳すると「ネック=首」+「タイ=結ぶ」になりますが、そもそもなぜネクタイが使われるようになったかは意外と知られていないようです。

今回は、ネクタイの由来や歴史など徹底解説します!

ネクタイの由来はどこから?

まず、ネクタイはの起源を追っていくと、聖書に出てくる「ヨセフの首飾り」に由来すると言われています。

ヨセフの首飾りとは、数奇な運命を経てエジプトで第2位の権力者に上り詰めたヨセフが、権力の座につく時にファラオに与えられた首飾りです。

他にも、中国の始皇帝の兵馬俑(副葬品の1つ)として発見された、首に布を巻いた兵士の像がネクタイの由来とする説もあります。

ただ、中国の兵馬俑から見つかった首飾りは、兵士としての証でもあり、エジプトとは真逆の性質を持ちます。

また、今のようなネクタイが生まれたのは、17世紀にヨーロッパで起きた30年戦争の頃とも言われ、クロアチアの兵士達が、首に恋人や家族から贈られたスカーフを巻いていたことがあり、このスカーフが願掛けとなり、そのうちクラバットという名で広まったことがネクタイの始まりとする説もあるみたいです。

ネクタイの先駆けはフランスのルイ14世?

ネクタイの先駆けとなったのは、フランスのルイ14世がクロアチアの兵士が首に巻いているスカーフに目を留めたことがきっかけと言われています。

クロアチアの兵士が鮮やかな布を首に巻いているのが気になったルイ14世が、側近に「あれはなんだ?」と問いかけた所、側近が兵士について尋ねられたと勘違いし、「クロアチア人(croate)です。」と言うところを「クラバット(cravat)です。」と答えてしまいます。

ただ、これは一つの説であり、真偽は定かではありません。

とはいえ、フランスにクラバットがフランスの新しいファッションになったようで、これがフランス語の「Cravate(ネクタイ)」の語源であるとの説が有力です。

蝶ネクタイが生まれたきっかけ

フランスで人気となったネクタイ=クラバットですが、結び方は多種多様で、さまざまな結び方が生まれました。

たとえば、今ではタキシードのお供にもなっている蝶ネクタイは、クラバットを所定の位置に固定し、シルクのリボンをクラバットの上に付け、あごの下で大きく結ぶというスタイルから生まれます。

この形をしたネッククロスは「ソリテール」と呼ばれ、蝶ネクタイの原型とも言われているんですね。

また、クラバット=ネクタイを結んで作る結び目の型は、少なく見積もっても100通り以上はあると言われていて、現在のように決まった形になるのはずっと後のことでした。

ちなみに、ネクタイの過渡期とも言われる20世紀初頭では、ノーネクタイはあり得ないことで、首元に立体感を出すのが流行だったみたいですね。

日本にネクタイが広まるきっかけとなった人物

ヨーロッパで広がりを見せたネクタイですが、日本で初めてネクタイを締めた人物は「ジョン万次郎」と言われています。

ジョン万次郎は、通訳として幕末から明治にかけて活躍した人物ですが、そもそも渡米したきっかけは、漁に出て遭難してしまい、アメリカの捕鯨船に助けられたからです。

俗説ではありますが、万次郎が「サンフランシスコ」と言っても通じず、思いあまって「シスコ」と伝えた所、アメリカ人にその英語が通じ、アメリカ大陸へと連れていってもらえたとの話もあります。

それから10年経った1851年にジョン万次郎は日本に帰ってくるわけですが、その時にネクタイを身につけていたそうです。

さらに明治維新が始まったことで、日本人にも洋装が受けいられるようになり、ネクタイも広まっていったみたいですね。

ネクタイは元々兵士の願掛けだった? まとめ

それでは、ネクタイの由来や歴史、日本に広めた人物などご紹介してみました。

ネクタイは元々兵士の首に巻かれていたスカーフが由来との説があり、それを見たフランスのルイ14世によってヨーロッパに広まったとの説が有力です。

スカーフは女性たちが兵士の無事を祈った願掛けの意味もあったそうですが、今のネクタイとは用途がかなり違うみたいですね。

ネクタイは今は正装の1つですが、由来や歴史を知っておくと、身につける時にも気合が入るかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました!