七草粥といえば、塩味のシンプルなおかゆだよね。
7日に食べるものと思ってたけど、6日に食べるのはアリなのかな?
基本は7日らしいけど、6日に食べても問題はないらしいわ。
今回は、七草粥を6日に食べるのは問題ないのかなど紹介するわね!
一般的に七草粥を食べる時期は、1月7日とされてるみたいですが、フライングで6日に食べるのはOKなんでしょうか?
今回は、七草粥を食べる時期として6日はアリなのかや、食べる時期の正解はいつなのかなどご紹介します!
七草粥を6日に食べるのはアリ?なし?
まず、結論から言えば、1月6日に七草粥を食べるのは問題ありません。
健康的な意味合いや、胃腸の休養を取る意味合いから言えば、特に6日に食べても問題はなく、そもそも7日に食べないとダメというはっきりとした決まりはないからです。
ただ、七草粥は地域によっても食べる時期が違うみたいなので、他の地域的風習と被らないようにする必要があります。
七草を7日に食べられない場合は6日でもいいですし、七草自体は下茹で後、冷凍庫で保存もできるので、時期を外す可能性がある場合は、冷凍保存も候補に入れてみてください。
七草粥を食べる日は7日が正解?
元々七草粥の風習自体は、平安時代から続くもので、日本の伝統行事食の1つです。
なぜ7日かといえば、7日が「人日(じんじつ)の節句」にあたるので、つまり人間の日とも言えます。
五節句というのは、3月3日のひな祭り(桃の節句)、5月5日の子どもの日(端午の節句)など、1年に5回ある節目の日を言います。
ただ、五節句は日本古来のものではなく、中国から伝来したもので、1月1日~8日までを下記のような動物などに当てはめて、その日は該当の動物を殺さないようにとの風習もあったようです。
- 1日:鶏
- 2日:狗(いぬ)
- 3日:猪
- 4日:羊
- 5日:牛
- 6日:馬
- 7日:人(ひと)
- 8日:穀
この中でも7日が「人日(じんじつ)=犯罪者も罰しない日」となり、唐の時代では、7種の野菜を入れた「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」を食べて無病息災を祈っていました。
それが平安時代に日本にも風習が伝わり、日本に昔からあった「若菜摘み」と「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」がミックスされて、七草粥が誕生します。
その後、江戸時代になって、「人日(じんじつ)の節句」が五節句の1つに登録され、今のように1月7日に七草粥を食べる風習が根付いたみたいです。
ただ、上記でも軽くご紹介しましたが、全国どこでも1月7日に七草粥を食べるわけではなく、たとえば「青森県・秋田県」などでは小正月の1月15日、「千葉県八街市」などでは2月7日になるなど、地域によって差がある点には注意してみてください。
地域で食べる七草粥に違いがある?
七草粥は、「7種類の食材を食べる」のを目的としているため、一般的な七草を使わない料理も地域によっては食べられています。
たとえば、山形県の「納豆汁」、青森県・秋田県・岩手県の「けの汁」、福岡県の「七草汁」などがその代表例です。
どれも体を温めるのに有効とされますが、納豆汁は少し異色で、7種の具材に納豆のすりおろしを入れて作ります。
けの汁は精進料理の1つで、粥の汁が語源と言われ、七草汁は必ず「カツオ菜」が使われます。
地域によっても七草粥は食べる時期だけでなく、具材も変化があるみたいなので、ぜひ七草粥のシーズンには地元の郷土料理も参考にしてみてください。
七草粥を6日に食べるのは問題なし! まとめ
それでは、七草粥を6日に食べるのは問題がないのかや、なぜ7日が正解とされるのか、地域による違いなどご紹介してみました。
七草粥は、日本にある風習と中国伝来の風習がミックスされて生まれたものですが、胃腸の休養の意味もあります。
風習で言えば7日に食べるのが正解ですが、6日に食べるのも問題はないんですね。
ぜひ、地域による違いなども確認して、七草粥で無病息災のお祈りをしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!