
思ったんだけど、秋っていつから始まるんだろ?
やっぱり秋分の日からかな?
後、お彼岸につきもののお墓参りって、何に気をつければよいかな?

確かに両方とも気になるわよね。
それじゃ、今回は、秋分の日=お彼岸についてと、お墓参りで気をつけることを紹介するわ。
秋分の日が秋の始まりと思われてる方も多いですよね?
実は、日本では暦の上では、秋の始まりは秋分ではないんです。
また秋分の日はお彼岸の中日ですから、お墓参りシーズンでもありますよね?
今回は、秋分の日のお墓参りのときに気を付けたいことなど、あると便利なグッズ、お彼岸って元々何の日なのかなど、ご紹介します!
秋分の日は秋の始まり?
秋分の日が秋の始まりと思っている方も多いですが、実は秋の始まりは「立秋」からです。
でも、立秋って8月なので、え?まだ暑いよ?と思われる方も多いと思います。
北海道に住んでいても、8月はまだ暑く、まだまだ秋が来ていないのに…と不思議でした。
ただ、暦の上では、8月の立秋からが秋の始まりなのは間違いないです。
暦の上では違いますが、現代の気候に合わせて春夏秋冬を考えると…
- 春:3~5月
- 夏:6~8月
- 秋:9~11月
- 冬:12~2月
となります。
暦は昔のが使われているので、上記の方がしっくりくる感じがしませんか?
昔の暦を使った場合も、ご紹介しますと…
- 春:1~3月
- 夏:4~6月
- 秋:7~9月
- 冬:10~12月
となります。
この違いは、明治時代の太陰暦から太陽暦に変わったのが影響しているんです。
太陰暦では12月2日が1月1日とされていました。
なので、上記みたいな違いが出てしまうんですね。
ちなみに、9月の満月を中秋の名月と呼ぶのにも、太陰暦が影響しています。
9月の満月は、元々は8月の満月を指していたんですね。
結論から言えば、秋の始まりは「立秋~立冬」までの間を指します。
秋分の日は、昼と夜の長さが同じになる「秋の彼岸の中日」のこと。
なので、秋の始まりは秋分の日からではなく、立秋が秋の始まりになると言うわけなんです。
秋分の日のお墓参りはいつから始まったもの?
秋分の日や春分の日は、お彼岸といわれることもありますよね?
良く「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言葉が使われますが、この時期を境に温かくなったり、寒くなったりします。
春のお彼岸も秋のお彼岸も、一週間ほど続きますが、多くの人はこの時期にお墓参りに行くのを不思議に思ったことはありませんか?
我が家では、お盆の時期にお墓参りには行きますが、秋分の日や春分の日に行ったことはありません。
我が家では、お彼岸の時にはおはぎやぼたもちを作って、仏壇に供えるようにしています。
では、なぜお彼岸にお墓参りをする習慣が始まったかと言えば、その意味は太陽が関係しているんですね。
お彼岸の意味は?
お彼岸の意味には諸説あるのですが、太陽は春分の日と秋分の日には、真東から上り、真西に沈みます。
極楽浄土のある場所=西方に思いをはせるためなんて、ロマンチックな意味があるんですね。
ですから、お彼岸の意味は「迷いや苦しみのない安らかな境地」を指していて、この世=此岸(しがん)は現世なので当然迷いや苦しみもあります。
対して、彼岸(ひがん)=あの世というのは、あらゆる苦しみから解き放たれた世界です。
ご先祖様が亡くなって、彼岸に行けたということは、ある意味極楽へ行ったと信じることでもあります。
お彼岸にお墓参りをする本当の意味
お彼岸にお参りをするのは、自分たちも亡くなった人と同じように、努力をするという決意をすることでもあるんです。
理想に向かっての決意を新たにすることで、彼岸に行けるように修行をする。
これが、仏教でいう彼岸会(ひがんえ)という行事なんですね。
お彼岸に必ず墓参りをするという方は、もしかしたら少ないかもしれないですが、お彼岸のお墓参りをきっかけにして、ご先祖様に思いをはせ、また、自分も彼岸に行く努力をするんだと気持ちを入れ替えるのも良いと思います。
お彼岸の時にあると便利なもの5選!
それでは、お彼岸のお墓参りに行く時に、あると便利なものやお供え物のおすすめなどもご紹介します!
お墓が近くにある場合、もしくは家に仏壇がある場合は、ぜひお参りをして、ご先祖様に思いをはせてみましょう!
①おはぎのキャンドル
もしお墓参りで、ろうそくが倒れてしまうと言う時には、ちょっとユニークなおはぎのキャンドルなどを用意すると良いですね。
おはぎは持ち帰る必要がありますが、キャンドルなら、そのまま置いておいても腐ることはありません。
中には、甘いものが苦手な方もいらっしゃると思いますので、後始末が楽なおはぎ形のキャンドルもおすすめです。
②おはぎセット

自分ではなかなか作れない種類が作れないおはぎも、通販を利用すれば簡単です。
10個のセットなので、家庭だけでは消費しきれないかもしれませんが、お彼岸を機に親戚が集まった時などに非常に便利です。
初心者でも作れる簡単なおはぎレシピは、こちらの記事から。
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③落雁
お彼岸のお墓参りには、落雁も上品な甘さで人気があります。
ただ、ちょっと食べるのには難しい一面もありますので、長期的にお供えしておけるお菓子としてお供えすると良いと思います。
長持ちするので、毎日少しずつ、お茶と一緒に頂くのも良いですね。
何より見た目が綺麗なので、お墓参りに使えば、気分も晴れやかになります。
④羊かん
お彼岸の手土産なら、羊かんなども喜ばれます。
とらやの羊かんなど、ブランド品でも良いですし、安い羊羹でもセットで買えば見栄えもするのが良いですね。
お供え物として、長期間保存もできるので、もし手土産に迷ったら羊かんもおすすめです。
⑤フルーツゼリー
もしお参り先に子供さんがいる場合は、羊かんよりもフルーツゼリーなどの方が喜ばれることもあります。
お年寄りも子どもも食べやすいので、手土産として持って行っても喜んでもらえます。
また、お彼岸の時期はまだ残暑が厳しいので、ひんやり冷たいゼリーはお供え物としても最適です。
のしは必要?不要?
秋分の日などのお彼岸には、お供えものや手土産を持っていくこともありますが、そこで疑問に思うのが、のしは必要かどうかです。
結論から言ってしまえば、お彼岸のお供え物などに「のし」は必要ありません。
元々「のし」は慶事に使うものなので、お彼岸など弔事の場合は「掛け紙」が良いですね。
そして、掛け紙を使う時の注意点ですが、水引は「黒と白」もしくは「黄と白」のタイプを使います。
また、色も大切ですが、不幸が続くことのないように「結び切り」のタイプの水引を使うことも大切です。
お彼岸の時に、間違って蝶結びの水引を使わないように注意してくださいね。
秋分の日にはお墓参りをしよう!
それでは、秋分の日はいつになるのかや、秋分の日=お彼岸にするお墓参りについてご紹介してみました。
秋の始まりは秋分の日からではなく、立秋からで、秋分の日がお彼岸と呼ばれる理由なども解説しています。
お彼岸の日には、ぜひお墓参りをして、ご先祖様のいる彼岸に思いをはせましょう。
お墓参りにあると便利なアイテムやマナーなども解説していますので、ぜひお墓参りに行く時の参考にされてください。