そばやうどんにレンゲが付いていない理由は?日本の食文化など解説! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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そばやうどんにレンゲが付いていない理由は?日本の食文化など解説!

そばやうどんにレンゲが付かなかった理由 オールシーズン

最近ではつくことも多くなったけど…

昔やそばやうどんにレンゲが付いていなかったのは何故だろう?

日本の「すする」という食文化が影響しているみたいよ?

今回は、そばやうどんにレンゲが付いてないことが多い理由など紹介するわ!

日本でラーメン屋さんではほぼついてくるレンゲですが、そばやうどんにレンゲが付くのは珍しい時期がありました。

今回は、なぜ昔はそばやうどんにレンゲが付いていなかったのか理由などご紹介します!

そばやうどんにレンゲが付いていなかった理由

そばやうどんにレンゲが付いていなかった理由

いまでは割とそばやうどんにレンゲが付いてきますが、昔はラーメンがほとんどで、そばやうどんにはレンゲが付かない店が多かったように思います。

そもそも昔の話をすると、ラーメンにもレンゲが付かない時期もあったようで、なぜレンゲが付いてなかったかと言えば、それは日本には「すする」という独自の食文化があったからと言われてます。

元々日本には、さじでスープをすくって飲むという食文化がなく、味噌汁や吸い物などは、食べる時に器ごと持って食べていました。

つまり、ラーメンは中華料理なので、スープをすくって飲むという文化がありますが、日本のそばやうどんはスープを器からすするという文化があったため、そもそもレンゲが必要とされていなかったんですね。

ちなみに、昔はなかったレンゲですが、日本に広まったのは明治時代にラーメンが登場してからとも言われています。

厳密にいうと、ラーメンは中華料理ではなく、和食の1つではありますが、レンゲを使わなかったのは昔からあるスープ麵に、レンゲやスプーンをつける必要性がなかったからとの理由もあります。

うどんにもレンゲが付くことがある?

うどんでも、汁が熱くてすすれない場合などは、ラーメンと同じようにレンゲが付くことがあります。

たとえば、味噌煮込みうどんや鍋焼きうどんなどのうどん料理は、さすがに器を持ってすするのは無理なので、スープを飲めるようにレンゲが付く店が多いんですね。

そもそも、「すする」という行為は、液状の汁などを吸い込むようにして口の中に入れるための行為なので、空気を一緒に吸い込むことで、熱い汁などを冷ましつつ、食べたり飲んだりするために生まれました。

みそ汁などをすするのも、そのまま飲むと熱いからで、昔テレビで放映されたのですが、実際にすすって飲むと汁の温度が下がるという実験もあり、すする行為はちゃんと意味があります。

箸を使う文化だからこそレンゲが必要なかった

箸を使う文化だからこそレンゲが必要なかった

日本でレンゲが必要なかった理由として、アジア圏ではよく箸が使われますが、その中でも箸しか使わないのは日本だけと言われていました。

他の国ではスプーンやレンゲを箸と併用して使っていましたが、日本人は箸のみで完結するため、レンゲなどを使う文化自体が生まれなかったんですね。

器を直接口につけてすするという文化があるからこそ、逆に箸だけで食事が完結していたんです。

また、外国にはすするという文化はなく、音を立ててすするという行為自体が、小さい頃から絶対にやってはいけないと教えられています。

すする原点はお吸い物にあり

日本にはお吸い物という独特の食文化がありますが、このお吸い物は食べ物にも飲み物にも分類されず、日本にしかありません。

このお吸い物の食べ方がすするという行為であり、その延長線上にそばやうどんなどの日本食があり、結果、レンゲが必要なく、箸だけで、器をもってすする=レンゲが必要ないとの文化が生まれたみたいです。

そばやうどんは音を立てて食べるお吸い物の1つで、熱いうどんやそばを温かいうちに食べられるようにと発展した作法でもあったんですね。

レンゲは日本の食文化では重要視されていなかった まとめ

それでは、昔のそばやうどんになぜメレンゲが付いていなかったのかの理由や、日本独自の食文化である「すする」行為はなぜ必要とされたのかなどご紹介してみました。

そばやうどんは日本食ですが、器を持ってすするという食文化があったため、そもそもレンゲを使うという発想が生まれなかったようです。

すするという行為は、海外から見ればマナー違反にも見えますが、実際にはちゃんと意味があり、日本の食文化の1つとして、もっと海外でも認知されると良いですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!