和食のレストランとかで、蓋つきの汁ものとか出るじゃない?
あれって、食べ終えたら元に戻すべきなのかな?
確かに、ちょっと不安になるわよね。
今回は、食べ終えた後の蓋をどうすべきか食事マナーを紹介するわね!
食べ終えた後の汁物の蓋って、どうやって置くのが正解かで悩んだことはありませんか?
今回は、食べ終えた後の蓋の食事マナーなどご紹介します!
食べ終えた後の蓋はどうすべき?
まず、和食で汁物の椀に蓋があった場合、裏返して重ねないようにしましょう。
食事の後に、蓋を裏返す人を見かけることは多いですが、食事のマナーとしてはNG行為です。
なぜこんな習慣が生まれたかはわかりませんが、恐らく、食べ終えた後なのか食事中なのかを区別するためだと思われます。
では、食事マナーとして違反になるのはなぜかと言うと、以下のような理由からです。
- 逆さにすると蓋が外れにくくなるから
- 蓋の蒔絵などが剥がれたりするから
- 蓋自体を傷つけてしまうから
これらの理由から、食事を終えた後に、蓋を裏返して重ねるのは良くないと言われています。
蓋の正しい食事マナーとは?
では、食べ終えた後の蓋をどうするのが正しい食事マナーなのかと言えば、元のように裏返さず戻すのが正解です。
なので、お椀の向こう側から手前に向け、丁寧にゆっくりと蓋を閉めるようにしましょう。
また、蓋は、食べ始める時は、蓋を裏返して、右端に置くのもマナーの1つです。
具体的には、手前から向こう側に向けて半分ほど蓋を開けたら、蓋を右側に立てるようにして、時計回りに開け、中の水滴を切ってから、仰向けに置きましょう。
ただ、蓋の開け閉めでマナーを覚えるのは大変ですし、そこまでこだわる必要があるシーンは滅多にないので、蓋を開けたら、お膳の外に出して食べ終わりのサインにする、蓋を裏返して重ねないの2つの点を守ればOKです。
蓋に関わる食事マナー3選
上記で、食べ終えた後の蓋の扱い方をご紹介しましたが、ほかにも蓋に関わる食事マナーとして、以下に3選してご紹介します。
①蓋はどうやって取るのが正解?
お椀の蓋を取る時には、利き手と反対側の手をお椀の脇に添えるようにして取ります。
片手で取る方も多いですが、NG行為なので気を付けましょう。
このとき蓋に水滴がつくようなら、お椀の縁に立てかけるようにして数秒待って切ります。
また、お椀の蓋は冷めてからだと取りづらくなってしまうので、出来るだけ早く、お膳が届いた時点で取り外しておくのもポイントです。
②取った蓋の置き場所
上記でもご紹介しましたが、お椀の食べ終わりのサインは、膳の外の右側に、蓋を裏返して置くのがポイントです。
ただ、重ねなくても蓋に傷がつく可能性はあるので、そっと丁寧に置くようにしてください。
とくに、高級な和食店などでは食器も高価な可能性が高いので、その点に考慮するのが食事の基本マナーです。
③蓋の戻し方
こちらも上記でご紹介しましたが、蓋は裏返さず、元の状態に戻すのがポイントです。
裏返しに置くのがマナーと考えている方も多いですが、食べ終わりのサインは膳の外に出すのが基本ですし、食器が傷つく恐れがあるので避けましょう。
元通りに戻すのがマナーとしても正解なので、裏返すのは良くないマナーです。
お椀の蓋は元通りに戻すのが食事の基本マナー まとめ
それでは、食べ終えた後のお椀の蓋の正しい戻し方や、そのほかの蓋に関する食事マナーなどご紹介してみました。
蓋を裏返して重ねる方は多いですが、食器が傷つく恐れがあるのでNG行為です。
食べ終わりのサインは、蓋を膳の外に出すことでできるので、裏返すというマナー違反をしないように気を付けてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!