日本では皿を持つ食事マナーが一般的だよね!
でも、これっていつから始まったマナーなのかな。
皿を持つ食事マナーは確かに独特ね。
今回は、日本の皿を持つ食事マナーの由来や持ち上げ禁止の食器など紹介するわね!
日本には皿を持つ食事マナーがありますが、だからと言ってどんな食器も持ち上げOKではないみたいですね。
今回は、日本の皿を持つ食事マナーは何時頃から生まれたのかなど由来をご紹介します!
日本の皿を持つ食事マナーの由来は?
日本の皿を持つ食事マナーは、海外ではあまり見かけませんが、なぜこんなマナーが生まれたのか由来を見ていきましょう。
江戸川大学社会学部の「斗鬼正一」教授によれば、日本の皿を持つ食事マナーが生まれたのには、以下のような理由があると言います。
このような理由から皿を持つ風習が生まれたとのことで、また、和食には豆や塩辛などがあり、箸でつかみにくい食べ物が多かったことから、食べ物をこぼさないで食べるためとの理由もあったみたいです。
対して、海外では昔からテーブルの上に食事を並べるのが普通で、日本のように食器を持つ必要性がなかったんですね。
また、日本では畳が大切だったので、テーブルを置いて畳が傷まないようにとの配慮から、テーブルではなくお膳を使い、食べ物をこぼさないようにと皿を持つマナーが生まれたとも言われています。
和食マナーでは持ってはいけない皿がある?
日本には皿を持つという食事マナーがありますが、だからといって、全ての皿を持って良いわけではありません。
以下に、持ってはいけない皿と、持つべき皿の違いなど見ていきましょう。
持ってはいけないのはこんな皿
持ってはいけない皿の多くは、大皿なので、手のひらより大きい皿は持ってはいけないと言うのが食事マナーです。
- 魚や焼き物が乗った大皿
- 天ぷらの盛り合わせなどが乗った皿
- 大きな椀や鉢
- 数人盛りに使われる大きな皿
- ラーメンなど大きくて熱い麺類が入った器
上記のような皿は持ち上げてはいけないとされますが、例外もあり、大きめの器でも、丼ものやご飯が入っている場合は持つのもOKとされています。
持ち上げてもいいのはこんな皿
先程とは逆に、手のひらよりも小さい皿は、和食の食事マナーではもって食べるのが正しいとされます。
- 茶碗や汁椀
- 一人用のお重
- 丼(ご飯や汁ものの入ったお皿は必ず持つ)
- 寿司などの醤油皿
- 副菜が入った小鉢や小皿
寿司などに出てくる醤油皿を持ち上げて良いと言うのは、意外に感じた方も多いかもしれません。
ただ、寿司や刺身についてくる醤油皿を持ち上げないと、醤油をこぼしてしまう可能性があるため、醤油皿は持ち上げるのが本来は正しいマナーです。
日本人が勘違いしている食事マナー
皿を持つなど独自の食事マナーがある日本ですが、その日本人でも勘違いして覚えているマナーを以下に見ていきましょう。
意外と知らない間にやりがちなマナー違反なので、これを機会にぜひ覚えてみてください。
代表的なNG食事マナーをご紹介してみましたが、ほかにも「わさびを醤油で溶く」「酢の物や蒸し物をかき混ぜる」などもNGとされています。
知らない人も意外と多いですが、マナーに詳しい人の前で粗相をしないように、簡単なマナーは覚えておくのがおすすめです。
皿を持つマナーは日本の文化が影響 まとめ
それでは、日本の食事マナーでなぜ皿を持つようになったのかや、持ってはいけない皿とはどれか、また日本人が勘違いしているマナーなどご紹介してみました。
日本は海外とは違い、テーブルを置く習慣がなかったため、畳みを傷つけない意味でも、こぼさない意味でも皿を持つマナーが生まれたみたいですね。
また、意外とやりがちなマナー違反などもあるので、ぜひ、皿を持つマナー以外にもどんなNGマナーがあるのかも確認してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!