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確定申告を青色申告にすることのメリットは?デメリットなども解説!

青色申告のメリットとデメリット 2月

確定申告で青色申告をすると事業主にはメリットが多いみたいだね。

でも、やっぱりデメリットもあるのかな?

メリットだけなら嬉しいのにね…!

今回は、確定申告を青色申告にするときのメリットやデメリットなど紹介するわね!

こんにちは。トレトレです。

個人事業主などの事業所得がある方におすすめなのが青色申告ですが、実はメリットだけではなく、デメリットもあるんです!

今回は、確定申告を青色申告にするときのメリットとデメリットなどご紹介します!

青色申告にするメリットは?

確定申告を青色申告にすると、白色申告にはないメリットが多数あります。

以下に、メリットを7選してご紹介しますね。

メリット①青色申告特別控除が受けられる

青色申告で一番大きなメリットといえば、特別控除が受けられる点です。

青色申告をするだけで、最大で65万円の控除を受けられる可能性があるとしたら、該当する方はぜひやってみたいですよね。

ただ、65万円の控除を受けるためには一定の条件があります。

特別控除の条件については、こちらの記事も参考にしてみてください。

また、65万円の控除が受けられない場合でも、55万円もしくは10万円の控除が受けられる可能性があります。

特別控除の条件を満たすかどうかを確認し、もし該当するなら、青色申告で最大65万円という高額の控除を受けてみてください。

メリット②赤字を繰り越せる

青色申告の場合、万が一事業所得や不動産で赤字が発生すると、赤字を翌年度以降に3年間繰り越すことも可能です。

繰り越された赤字は、翌年以降の黒字によって相殺できるのでこちらも大きなメリットと言えます。

また、逆に前年度が黒字で今年度が赤字だった場合は、今年度の純損失額赤字として前年度の黒字から繰り戻すこともできます。

繰り戻し還付を利用できれば、前年度分の税金の還付も受けられるのもメリットです。

メリット③家事関連費を経費に計上できる

家事関連費は、家事に関する経費を指しますが、青色申告では水道光熱費なども必要経費として計上できます。

ただし、家事に関連する経費が実際に事業に使われているかどうかで経費にできるかが決まるので、どこが事業に必要とされるのかをはっきりさせないといけません。

白色申告でも家事関連費を経費にできますが、業務のメインに使われていないと経費として認められないので、家事に使った場合は経費にできないという違いがあります。

メリット④青色事業専従者給与も経費にできる

個人事業主が確定申告をする場合、原則では家族などの親族に対する給料の支払いは経費にできません。

ただ、青色申告では、青色事業専従者給与という制度を使えば経費として計上できるんですね。

白色申告では、事業専従者控除として一定額の控除が受けられますが、経費として計上できないのも違いのひとつです。

メリット⑤減価償却の特例が受けられる

10万円以上の固定資産などを取得した場合、一括では経費にできないため、毎年少しずつ経費に(減価償却)する必要があります。

減価償却は必須ですが、青色申告の場合、取得額が30万円未満であれば、取得年度に一括で経費にできる特例が受けられます。

ただし、年間300万円と限定されている点には注意してください。

メリット⑥貸倒引当金が設定できる

貸倒引当金は、代金の回収ができなくなった場合の保険のようなものです。

未回収になりそうな債権の金額を計算することで、その分を本年度の所得から減らせます。

もし無事に代金を回収できたときには、次年度の決算で貸倒引当金の戻入処理が行えるため、所得として計算できるようになるんですね。

実は、白色申告でも貸倒引当金の設定は可能ですが、貸し倒れることが確実な場合との条件がつきます。

メリット⑦低価法で棚卸の計算ができる

販売商品などが残っている場合、棚卸をして期末時点での価格を計算しなければなりません。

ただ、通常であれば、原価(最終仕入原価法など)計算で期末商品の価格を割り出します。

その点青色申告であれば、事前に税務署に手続きを行えば、低価法で期末商品の残高を計算できます。

低価法は、原価と時価を比べて低い価格で期末商品の価格を計算する方法で、こちらの計算式を使えば、売上原価が高くなる=利益が増えるなどのメリットもあります。

青色申告にするデメリットは?

青色申告はメリットも多いですが、少ないとはいえ、デメリットもあるので以下に見ていきましょう。

デメリット①手間がかかる

青色申告では、一番のデメリットとして白色申告よりも手間がかかることが挙げられます。

たとえば、事前に開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出する必要があり、手続きは手間がかかりがちです。

白色申告と比べてみても、手続きは煩雑(複式簿記での記入など)なので、時間と手間がかかるのはデメリットでしょう。

デメリット②複式簿記がわかりづらい

青色申告では最大65万円の控除が受けられるのはメリットですが、条件のひとつとして複式簿記で記入することとあります。

白色申告は単式簿記なので、ある程度知識があれば書けますが、複式簿記の記入は素人には難しいです。

専門的な知識が必要な複式簿記は帳簿が作りにくく、手続きの煩雑さは簿記の書き方にもあります。

控除を受けるためにはそれなりの知識や技術が必要なので、その点もデメリットといえます。

青色申告はメリットがたくさん!

それでは、確定申告で青色申告にした場合のメリットやデメリットなどご紹介してみました。

メリットが多くある青色申告ですが、手続きの煩雑さなどはデメリットになるので、気軽に挑戦するのは少し敷居が高い印象です。

もし複式簿記などが自分で難しければ、税理士に頼むなどがありますが、当然費用がかかりますし、所得が大きい方でないと、それも負担になります。

メリットを受けるにはそれなりの条件があるため、デメリットも合わせて確認してみてください。