
チャイルドシートってつけるの難しいよね?
何でも、3人に1人が間違って付けてるらしいよ?

私みたいに説明書を見てもわからない方って多いんじゃないかしら?
今回は、チャイルドシートの正しいつけ方を紹介するわ!
初めてチャイルドシートを車に設置する際、「これで正しいのだろうか?」「少しぐらついている?」と心配になる方が多いのではないでしょうか。
取り付け方を誤ると、万が一の事故の際にチャイルドシートの本来の機能が発揮されず、お子様を危険にさらしてしまいます。
今回は、チャイルドシートの正しい取り付け方法をタイプ別に解説します。
腰ベルトの締め付け不足が最多!

日本自動車連盟(JAF)は2024年6月20日、チャイルドシートの取り付けが3人に1人正しく行われていないとのデータを公表しました。
取り付けミスの中で最も多かったのは、乳児用・幼児用ともに腰ベルトの締め付け不足で、乳児用は56.4%、幼児用は62.8%と半数以上を占めました。
2位は乳児用がサポートレッグの調整不良、幼児用が座席ベルトの通し間違いでした。
JAFは、チャイルドシートの取り付けミスが交通事故や急ブレーキの際に思わぬ怪我を引き起こす危険性があると警告しています。
チャイルドシートの取り付けミスによるリスク
チャイルドシートは、正しく取り付けてこそその機能が発揮されます。
誤った取り付け方では、急ブレーキや予期せぬ衝撃時にお子様が怪我をする恐れがあります。
事前に正しい取り付け方法を理解しておきましょう。
チャイルドシートの使用義務
道路交通法では、6歳未満の子どもにはチャイルドシートの使用が義務付けられています。
授乳やおむつ交換時など特定の状況では免除されることもありますが、正当な理由なく使用しない場合、ドライバーには1点の減点が課されます。
チャイルドシート設置前の確認事項
チャイルドシートを設置する前に確認しておくべきポイントがあります。
事前確認を怠ると、取り付けミスややり直しが発生することがあります。
説明書をしっかり読む
購入したチャイルドシートに付属する説明書をよく読みましょう。
インターネットの情報だけに頼ると取り付けミスにつながる恐れがあるため、まずは説明書をしっかり確認してください。
また、説明書は必要なときにいつでも参照できるよう、チャイルドシート本体と一緒に保管しておきましょう。
必要なパーツが揃っているか確認
チャイルドシートを設置する前に、必要なパーツがすべて揃っているか確認しましょう。
パーツが不足している場合、正しく設置できません。
欠損や破損があれば、購入店やメーカーに問い合わせましょう。
車内の設置場所を確認
チャイルドシートをどの座席に設置するか事前に確認しましょう。
助手席は衝突時の衝撃が強く、エアバッグで圧迫される危険があります。
ISOFIXを使用したチャイルドシートの取り付け方

ここからは、ISOFIXを使用したチャイルドシートの取り付け方を説明します。
今回紹介するのは「joie チャイルドシート Arc360°」の取り付け方法ですが、ISOFIX対応のチャイルドシートであれば基本的な部分は共通しますので参考にしてください。
ISOFIXとは
ISOFIXは、チャイルドシートを車の座席に固定するための方式です。
2012年7月以降に販売された新車は基本的にISOFIXに対応しています。
自分の車がISOFIX対応かどうかは、車の取扱説明書を確認しましょう。
【STEP1】ISOFIXガイドを座席の固定バーに差し込む
まず、ISOFIXガイドを座席の左右にあるISOFIX固定バーに取り付けます。
固定バーは座席の奥に隠れていますが、座面を押し上げたり背もたれを持ち上げたりすると見つかります。
【STEP2】サポートレッグを開く
チャイルドシート本体に付いているサポートレッグを開きます。
サポートレッグはチャイルドシートを下から支える役割があります。
【STEP3】シートを座面に乗せてコネクタを引き出す
サポートレッグを開いたら、座面にチャイルドシートを乗せます。
チャイルドシートのベース部分にあるアジャストボタンを押しながら、ISOFIXコネクタを引き出してください。
【STEP4】コネクタを固定バーに差し込む
両側のISOFIXコネクタを引き出したら、固定バーに差し込みます。
カチッと音がするまでしっかり差し込みましょう。
シートベルトで固定するチャイルドシートの取り付け方
ここからは、3点式シートベルトで固定するタイプの取り付け方法を紹介します。
前向きと後ろ向きで取り付け方が異なるため、それぞれの方法を確認してください。
後ろ向きに乗せる場合
まず、キャリーハンドルの位置を切り替え、チャイルドシートを後ろ向きにして座席に置きます。
シートベルトを固定し、ベルトガイドに通してから肩ベルトを調整してください。
シートが水平になっていることを確認したら、肩ベルトを強く引いて固定します。
前向きに乗せる場合
シートベルトをバックスロットに通し、バックルで留めます。
ロックデバイスを開いて肩ベルトを挟み、チャイルドシートを押さえながら肩ベルトを引っ張ります。
サポートレッグの先端を床に設置し、高さを調整してください。
取り付け後、インジケーターが緑色になっていることを確認しましょう。
チャイルドシートは正しく設置しよう! まとめ
チャイルドシートの正しい取り付け方を理解することは、お子様の安全を守るために非常に重要です。
今回ご紹介した方法を参考に、正しくチャイルドシートを設置しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!