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鉄道の定員が無制限な理由とは?1席に1人でなくなった原因を解説!

鉄道の定員が無制限な理由とは?1席に1人でなくなった原因を解説! 雑学・地域

鉄道はラッシュ時に120%とか定員が無制限なケースも多いよね。

なぜ、定員がないんだろ?

どうやら、サービス定員というシステムが原因みたいよ?

今回は、鉄道の定員が無制限な理由など紹介するわ!

鉄道では、航空機や船舶のように座席の数で定員が決まるのではなく、立ち席定員が含まれています。

これにより、座れない人も含めた「定員」が設定されています。

特に鉄道は定員を超える乗車が認められており、この点で他の交通機関とは大きく異なります。

サービス定員とは?

自家用車や航空機の定員は座席数に基づきますが、鉄道やバスでは座席定員と立席定員の合計が定員となります。

これに対して、鉄道では定員を超える乗車が許されており、この理由を考えてみましょう。

一般的に「定員」とは、これ以上の乗車は危険であることを示す「保安定員」を指します。

保安定員には物理的な制約と安全設備上の制約があります。

例えば、航空機や船舶は人数や総重量を管理しなければ安全運行ができません。

自動車も、多くの人が乗り込むと走行性能が低下し安全性が損なわれることがありますが、座席ベルトなどの安全設備が重要です。

ジェット旅客機は座席やシートベルト、非常口、保安要員の数が安全性を決定します。

旅客船も同様に、救命設備の数で定員が決まります。

一方、鉄道の定員は「サービス定員」と呼ばれ、乗客が快適に利用できるスペースを基準にしています。

鉄道車両は過剰な乗車人数でも安全性に問題がないため、定員を超えた乗車が認められています。

ただし、ケーブルカーのように重量超過で鋼索が切断する可能性がある場合は法令で保安定員が設定されています。

自動車の定員設定

自動車の定員は、かつては車両の検査時に申告する必要がありました。

少数生産の自動車が多かった時代、定員を決める客観的な基準がなかったため、安全基準を満たす限り自由に定員を設定できました。

現在の制度は、1951年に制定された「道路運送車両法」で確立され、保安基準が定められています。

路線バスの臨時定員

1961年に「路線バスに限って臨時乗車定員を認める」という規定が追加されました。

これは、輸送需要の増加に対応するための措置であり、吊り手や手すり、換気などの安全対策を講じた上で臨時定員が設定されました。

鉄道の定員計算

鉄道では1900年に制定された鉄道建設規程により、「客車内の面積は旅客定員1人あたり約0.27平方メートル以上」と定められています。

これにより車両1両あたりの最大定員を計算することができますが、具体的な定員算出方法は指定されていません。

鉄道の定員基準について

JIS規格のE7103「鉄道車両-旅客車-車体設計通則」によると、鉄道車両の定員は座席定員と立席定員で決まります。

座席定員は「1人当たりの占有長さを基準にした腰掛幅」、立席定員は「1人当たりの床面積0.3平方メートル」とされています。

定員はこのように座席数と床面積から計算されます。

鉄道の安全性と乗客の重さ

鉄道では定員を超えて乗車することが許されていますが、乗客が増えると列車は重くなります。

この「重さ」はどのように管理されているのでしょうか。

電車の運転台には車両の状況を示す画面があり、乗車人数なども表示されています。

エレベーターのように総重量を管理し、一定の重さを超えると警報が鳴る仕組みです。

鉄道車両では、荷重を検知し、1人当たりの重さを55kgとして乗車人数を計算しています。

この基準はJIS E7103に基づいています。

体重の違いと影響

体重は人それぞれ異なります。2017年の「国民健康・栄養調査」では、男性の平均体重は61.9kg、女性は50.6kgでした。

しかし、鉄道では1人当たりの重さを55kgと定めて設計しています。

この基準は平均体重よりも軽めに設定されているため、重い人が乗る場合や冬に厚着をする場合など、実際の乗車人数は多めに算出されることがあります。

定員160人の車両では、1人当たり55kgで計算すると乗車率100%で8.8トン、200%で17.6トンとなります。

これらの重量変動に対応できるように、鉄道車両は設計されています。

運転への影響

乗車人数が多いと列車の加速・減速に影響します。

JR東日本によると、運転士はこれらの影響を考慮して運転しています。

また、乗客が多い路線ではレールの摩耗が早くなることもあります。

新幹線の定員

新幹線などの長距離列車は座席数を基にした「座席定員」が定員となります。

例えば、東海道新幹線の16両編成では座席定員が1323席です。

自由席に立ち乗りする場合もありますが、座席定員を超える人数を運ぶことは可能です。

新幹線は1人当たりの重量規定は特にありませんが、安全・安定走行を確保するために設計されています。

サービス定員で列車は制限がある まとめ

鉄道の定員は座席数と床面積から決まりますが、実際には1人当たりの体重を55kgと想定しています。

これは鉄道の安全性と運行効率を考慮した結果です。

鉄道車両はこのような前提条件に基づいて設計されており、日々の運行を支えています。

最後までお読みいただきありがとうございました!