頻繁に下痢をする人は、とにかく止めたくなるよね。
でも、下痢止めで悪化することもあるって聞いたんだけど…。
そうなの!安易に下痢止めを使うのは危険らしいわ。
今回は、止めてはいけない下痢とは何かなど紹介するわね!
頻繁に下痢をすると、体力が奪われたり、集中したい時に思うように集中できなかったりと、日常生活に支障をきたします。
下痢を予防し、腸の健康を保つことで、こうした問題を回避しましょう。
この記事では、下痢の原因とその予防策について詳しくご紹介します。
下痢止めを使ってはいけない場合
感染症が原因で起こる下痢には、安易に下痢止めを使うべきではありません。
感染性胃腸炎の場合、体内のウイルスを排出するために下痢が起こります。
また、食中毒や細菌感染による下痢も同様で、下痢止めは避けるべきです。
これらの状況では、嘔吐や発熱といった症状が見られることが多く、体はウイルスや細菌を排出しようとしているのです。
下痢止めを使用すると、腸内にウイルスや細菌が長く留まり、症状が再発する恐れがあります。
そのため、自己判断せずに消化器内科を受診することが重要です。
整腸剤の使用時の注意点
下痢の改善には、整腸剤で腸内環境を整えることが有効です。
整腸剤を使用する際には、次の3つのポイントに注意が必要です。
- 毎日服用する必要がある
- 効果は便で確認する
- 合う整腸剤を見つける
整腸剤に含まれる乳酸菌は胃酸で死菌となりますが、その効果は生菌とほぼ同じです。
ただし、即効性はないため、毎日継続して服用することが大切です。
また、便の色が鮮やかな黄色でバナナ状になったら、整腸剤の効果が出ていると判断できます。
1か月以上服用しても効果が見られない場合は、その整腸剤が体に合っていない可能性がありますので、他の整腸剤に変えてみると良いでしょう。
下痢のタイプと原因
下痢には急性と慢性の2種類がありますが、それぞれのリスクなどを追っていきましょう。
急性下痢
急性の下痢は突然起こり、1週間以内に自然に治ることが多いです。
原因としては、食べ過ぎやアルコールの飲み過ぎ、冷えなどの生活習慣が挙げられます。
適度な水分補給やお腹に優しい食事を心がけると自然に治ります。
アレルギーや薬の副作用も急性下痢の原因となります。
慢性下痢
1ヶ月以上続く下痢は慢性下痢とされ、過敏性腸症候群などのストレスが原因となることが多いです。
また、腸に慢性的な炎症を起こす炎症性疾患やがんも原因となり得ます。
慢性下痢が続く場合は早めに医師の診断を受けましょう。
早期発見と治療の重要性
がんや大腸炎などは早期発見が鍵となりますが、きっかけとなるのが下痢の症状です。
潰瘍性大腸炎
日本には約17万人の患者がいる難病で、血便や慢性的な下痢が特徴です。
適切な診断と治療が必要で、放置すると重篤化する恐れがあります。
大腸がん
大腸がんは日本で増加している疾患で、早期発見・早期治療が重要です。
内視鏡検査で早期発見し、適切な治療を受けることで完治の可能性が高まります。
下痢止めは安易に使わない! まとめ
下痢は日常的に経験する症状ですが、原因を見極めて適切に対処することが重要です。
急性下痢では脱水症状に注意し、慢性下痢では背後にある疾患を早期に発見することが大切です。
適切な予防と早期治療で健康な生活を送りましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!