踏切って実は種類があるんだってね。
第1種とか第2種とか第3種の違いは何だろ?
遮断機のあるなしなども違うけど、第2種は今日本にないそうよ?
今回は、踏切の種類を解説するわね!
踏切はその構造と機能によって、第1種から第4種までのカテゴリに分類されます。
第1種踏切は、警報機と遮断機の両方が設置されており、すべての列車が通過する際に機能します。
これは、よく見るタイプで、全国の踏切の大部分を占めています。
踏切の種類
第2種踏切については、現在日本では存在しません。
次に、第3種踏切は警報機は装備されていますが、遮断機はありません。
これは比較的珍しく、全国で約760箇所しか存在しないため、主に地方の鉄道で見られます。
警報機が設置されているものの、狭い地元の道を横断する場所に多く見られます。
第4種踏切は最もシンプル
最後に、第4種踏切は最もシンプルで、警報機も遮断機もないタイプです。
これらは主に人通りの少ない地域や小規模な踏切で見られ、特定のマークで踏切であることを示します。
全国にはこれらの踏切が約3千箇所存在し、数は年々減少しています。
構内踏切とは
また、駅構内に設置されている「構内踏切」は、駅利用者がプラットフォーム間を移動するために設けられており、通常の踏切とは異なる役割を持っています。
これらは特にローカル鉄道の主要な駅に残っていることが多いです。
手動操作も第1種になることがある?
踏切はその特徴によって、第1種から第4種までの区分があります。
これに対して、手動操作の踏切も第1種に含まれることがあります。
第4種踏切は安全設備がない!
2024年4月6日、群馬県高崎市にある上信電鉄の踏切で、警報器も遮断機もない「第4種踏切」で9歳の女の子が列車にはねられて死亡する悲劇が起こりました。
第4種踏切は、安全設備がないため極めてシンプルで、道路法では新設が原則として禁止されており、既存のものも減少しています。
一方で第2種踏切は、かつては存在しましたが、現在は全廃されています。
第3種踏切には遮断機がない
第3種踏切は、警報器はあるものの遮断機がないという特徴があります。
これは都電荒川線の荒川七丁目電停の近くにも存在し、主に個人宅に通じる道に設置されています。
こうした踏切は、多くの通行がないものの、遮断機を設置するスペースの制約から第3種踏切として設定されることが一般的です。
踏切の安全性について
踏切の安全性への関心は、特に高度経済成長期に社会的な問題として高まりました。
それ以降、踏切にはさまざまな保安設備が導入されていますが、新しい踏切の設置は原則として道路または鉄道を高架にすることによって、平面交差を避けるようにされています。
これにより、交通安全が大きく向上しています。
踏切保安装置の特徴
踏切保安装置は、踏切での安全通行を確保するための設備の総称です。
これには踏切警報機と踏切遮断機が含まれ、現代ではこれらの装置は自動化されています。
踏切警報機は、列車の接近を通行者に警告する装置で、通常、音声や「カンカン」という音で警告し、赤色の交互に点滅する灯火で視覚的にも知らせます。
一方、踏切遮断機は列車接近時に通行者が踏切内に入るのを阻止するために使用され、通常は色で目立たされた遮断棒を上下させる方法が一般的です。
これらの装置によって踏切は大きく四つのカテゴリー、具体的には第1種、第2種、第3種、そして第4種に分かれます。
踏切は安全装置の有無で種類が分かれる まとめ
法改正などにより、かつて日本に存在した約66,000の第4種踏切は、2021年には2,408にまで減少しました。
上信電鉄の路線では、踏切が134か所あり、そのうち第4種が45か所を占めています。
これは、特に地方の鉄道路線で見られる問題です。
最後までお読みいただきありがとうございました!