冷凍肉の正しい解凍方法は?とんかつの衣が剥がれないためにも正しく解凍して失敗知らず! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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冷凍肉の正しい解凍方法は?とんかつの衣が剥がれないためにも正しく解凍して失敗知らず!

冷凍肉の正しい解凍方法と確認方法 料理・スイーツ

大分昔にトンカツの衣が剥がれる原因は未解凍にあった!って記事を書いたんだけど…

妹から、解凍ってどの段階で判断するの?って聞かれたんだ。

確かに、解凍されたかどうか判断するのはマストよね!

今回は、冷凍肉の正しい解凍方法と解凍されたかどうかの確認方法など紹介するわね!

こんにちは。トレトレです。

冷凍肉って非常に便利ですが、正しく解凍しないと、前回ご紹介したみたいにトンカツの衣が剥がれる原因にもなります。

なので、今回は冷凍肉の正しい解凍方法と確認方法などご紹介します!^^

冷凍肉が解凍されたかどうかの確認方法

冷凍肉が解凍されたかどうかを判断するためには、指で押してみて、表面が溶けていて、中が少し凍る程度の半解凍状態であるかを確認しましょう。

ただ、トンカツ用の肉は、とくにIH調理器を使うと、肉を入れた途端に脂の温度が下がってしまい、衣が剥がれる原因にもなりました。

ガスなら心配ないかもしれませんが、IH調理だと油の温度が下がる可能性も考えると、半解凍は個人的にはおすすめしません。

解凍方法は以下に詳しくご紹介しますが、少量のドリップがでる段階が解凍の判断基準です。

重ねて言いますが、IH調理器だと冷たい肉は急激に温度が下がり、トンカツの衣が剥がれる原因となります。

なので、半解凍よりも少しだけ多めに解凍し、溶けきる直前までがベストです。

そのためにも、解凍方法は室温ではなく冷蔵庫などで自然解凍をしましょう。

以前に書いたトンカツの衣が剝がれる原因の記事はこちらから。

切って調理するなら半解凍で

揚げるなどの調理は解凍した方がいいですが、まず切って調理するなら、半解凍の状態の方が切りやすいです。

ここでも指で肉を押したときに、表面が溶けて、中身が少し冷たいくらいが解凍されたかどうかの判断基準になります。

半解凍の状態で料理をすると、ドリップが少なくなりますし、調理もしやすいことが多いんです。

とんかつなどを作るときには、半解凍よりも一歩先で、溶けきる前の調理がおすすめで、表面が冷凍のままだと衣がうまく付かず、剥がれる原因にもなります。

冷凍肉のおすすめの解凍方法は?

冷凍肉のおすすめの解凍方法は、自然解凍です。

ただし、自然解凍は室温で解凍することではなく、冷蔵庫で解凍する方法を指します。

室温で解凍すると、細菌が発生するなど衛生面でもよくないので避けてください。

冷蔵庫で自然解凍が一番美味しい?

急いで解凍する場合はほかの方法もありますが、一番美味しく解凍したいなら、冷蔵庫でゆっくりと自然解凍が一番おすすめです。

もし冷蔵庫にチルド室があるなら、そちらに入れて解凍した方がドリップ(肉汁のようなもの)も少量しか出なくてすみます。

肉は解凍する際に水分が分離して、ドリップと呼ばれる水分が染み出てきます。

これは解凍時に肉の組織が変性するせいで、チルド室などで低温でゆっくりと解凍すると、組織の変性を最低限まで防げます。

ただ、すぐに調理したい場合には自然解凍はおすすめできないので、以下の方法もぜひ参考にしてみてください。

すぐに解凍したいならレンジもOK?

もし冷凍肉をすぐに解凍したいなら、電子レンジでも可能です。

ただ、レンジは便利な反面、デメリットが大きくなるため、どうしても必要なときにだけやってみてください。

電子レンジで解凍したいなら、まず耐熱皿にペーパータオルを乗せ、その上に冷凍した肉を置くようにします。

ペーパータオルを乗せておけば、肉からでるドリップを吸ってくれるので水っぽくなるのもある程度防げるようになります。

解凍時間はレンジの機種にもよりますが、解凍モードがあればそちらを使うのが便利です。

解凍後にさらにペーパータオルで水分を拭き取れば、調理したときの肉の臭みなども軽減できます。

レンジで解凍する一番のデメリットは、肉の組織の変性が起きやすいことで、急速に解凍することでうま味の汁と一緒にドリップとして流れ出てしまうことです。

また解凍のムラができるのもデメリットなので、急ぎの用がないのであれば、上記の冷蔵庫で自然解凍を使ってください。

流水での解凍はおすすめ?

冷凍肉を流水にさらして解凍するのもおすすめの方法です。

急激な温度変化がないので、ドリップなども減りやすいからです。

もし流水で解凍するのであれば、冷凍肉をZIPロックなどの保存袋に入れ、水を入れたペットボトルを重し代わりに使い、水を流しながら解凍しましょう。

肉を冷水に沈めて解凍すれば、100gの肉なら5~7分とスピーディに解凍できます。

ただ、シーズンによっては水の温度が違うので、解凍の状態を都度確認してください。

これは避けた方がいいという解凍方法

冷凍肉を解凍するなら、避けた方がいい解凍方法もあるので、以下に詳しく解説しますね。

室温での解凍はNG

常温で解凍すると冷蔵庫で解凍するよりも早く溶けるので良いように見えますが、NG行為なので避けるようにしましょう。

なぜなら、まず温度差が大きくなることでドリップが流れ出すこと、食中毒の危険性があるからです。

とくに夏場は、食品が傷みやすいので、室温などの常温解凍はNGとされます。

冷蔵庫の解凍よりも早くすみますが、食中毒の可能性があるので避けたい方法です。

氷水での解凍はNG

氷水を使えば温度差がないので、一見解凍に向いているように見えます。

ただ、氷水の場合、氷水の入ったボールなどに冷凍肉を入れて、シンクに置く可能性が高いです。

この方法だと、解凍された肉のドリップがシンクにたまるので、シンクが汚れてしまい不衛生な環境になってしまいます。

また、氷水だからと安心していると、氷は溶けやすいので、室温が高い状態ではすぐに常温保存と同じ結果になってしまいます。

衛生面から考えても、氷水での解凍は避けた方がいいでしょう。

肉の再冷凍もNG

肉だけに限ったことではないですが、一旦解凍した肉を再冷凍するのは避けてください。

ドリップが多く出る可能性があり、同時に菌の繁殖を促してしまうからです。

冷凍すると水分が失われますが、再冷凍するごとに水分と一緒にうま味が逃げてしまいます。

もしどうしても再冷凍したいなら、肉をそのまま冷凍するのではなく、調理してから再冷凍するようにします。

生肉だと再冷凍時に雑菌が繁殖しやすいですが、一旦加熱した後なら衛生面でも安心です。

肉の冷凍は冷蔵庫で自然解凍が一番!

それでは、肉の解凍状態の確認方法と、おすすめの解凍方法などご紹介してみました。

肉は冷凍した後、解凍がうまくいかないとうま味が逃げてしまい、美味しくなくなります。

急いで解凍したい場合以外では、冷蔵庫で自然解凍がベストです。

解凍方法もいろいろありますが、ぜひそれぞれの解凍方法のメリットやデメリットも確認して、美味しさを逃がさないようにしてくださいね。

記事が参考になりましたら、嬉しいです!^^