3月28日はシルクロードの日だね！
シルクロードと言えば、思い浮かぶのが西遊記かな。
シルクロードって思ったよりもずっと長く続いてるのよね。
今回は、3月28日がシルクロードの日になった由来など紹介するわ！
「絹の道」とも称されるシルクロードは、かつて絹の交易が活発に行われた歴史的な商路です。
想像すると、絹を積んだラクダが旅する壮大な風景が目に浮かびますね。
シルクロードには、「シルクロードの日」と呼ばれる記念日が存在します。
この日の背景や、シルクロードが世界遺産としてどのように認識されているかを、ここでご紹介しましょう。
シルクロードの日（3月28日）
1900年の3月28日、スウェーデン出身の著名な地理学者で中央アジアの探検家、スヴェン・ヘディンによって、シルクロード沿いにあった古代都市・楼蘭の遺跡が発見されました。
かつてタリム盆地のタクラマカン砂漠の中にあり、「さまよえる湖」としても知られるロプノール湖の西岸に位置していた楼蘭は、シルクロードの要衝として栄えました。
しかし、4世紀頃に湖が干上がり始め、次第に砂漠に埋もれていきました。
シルクロードという名前は、この商路を通じて西方に運ばれた絹が由来で、スヴェン・ヘディンがこの名を旅行記の書名に使用し、英訳されたことで広まりました。
2014年には、シルクロードの一部が「シルクロード：長安－天山回廊の交易路網」として、世界遺産に登録され、ユーラシア大陸の東西交流の歴史における重要性が再認識されました。
シルクロードの日の由来
シルクロードの日は、その遺跡が発見された日に因んで制定され、かつて繁栄したシルクロードの交易都市・楼蘭が、2000年の時を超えて現代に蘇りました。
この発見は、シルクロードの中継地点であり、ロプノール湖畔のオアシス都市として栄えた楼蘭の歴史を、私たちに再び思い起こさせるロマンあふれる出来事です。
しかし、その繁栄は自然の変化により終わりを迎え、ロプノール湖の消失と共に、楼蘭も歴史の砂漠に吸い込まれていきました。
そもそもシルクロードとは？
シルクロードの物語は、自然の力と人類の歴史が交差する点で、私たちに多くの想像をかき立てます。
シルクロードは、古代から存在するアジアからヨーロッパに至る長大な交易路で、特に中国の絹が主要な取引品として名を馳せ、その名も「絹の路」と呼ばれるようになりました。
この名称は、19世紀後半にドイツの地理学者リヒトホーフェンによって命名されました。
シルクロードを通じて、絹製品だけでなく、文化、宗教、金属製品、果物など多岐にわたる物資が運ばれました。
シルクロードが結ぶ範囲は、中国の長安（現在の西安）から西へ、ローマ帝国まで広がりますが、この範囲には一定の定義はなく、研究者によってさまざまな解釈が存在します。
交易路は一本道ではない
さらに、この歴史的な交易路は一本道ではなく、複数のルートで構成されており、河西回廊、天山北路、天山南路、西域南道などが主なルートです。
これらのルートは、交易だけでなく文化や宗教の伝播にも重要な役割を果たしました。
2014年には、「シルクロード：長安－天山回廊の交易路網」として、その一部がユネスコの世界遺産に登録されました。
これは、シルクロードが古代から中世にかけて世界各地の文明と文化の発展に果たした役割を認めるものです。
シルクロードの世界遺産登録は、この歴史的な交易路が人類史において果たした役割を後世に伝え、保存するための大きな一歩です。
シルクロードの起源はある遺跡から まとめ
ここまでシルクロードに関するお話をしました。
徒歩や馬を使っての旅は、今とは異なる時代の移動手段であり、長距離を移動しながら文化を交換するというのは、ある種のロマンチックな響きがあります。
中央アジアやトルコへの旅行を計画している方は、シルクロードに関連するスポットの訪問を検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました！
