花粉症で目がかゆい時に、こするのはNGだって知ってるけど…
水洗いもNGなのかな?
水道水は目を傷つけてしまうそうよ?
今回は、花粉症で目がかゆい時の対処法など紹介するわ!
スギ花粉の季節は、花粉症で苦しむ人が多く、目のかゆみや鼻の不快感は日常生活に大きな影響を及ぼします。
そんなとき、目を水道水で洗いたくなる気持ちもわかりますが、実際にはどうなのでしょうか。
最初に試したいのは点眼薬
花粉症で目がかゆくなった際、水道水で目を洗うのはどうかという疑問に対して、専門家は次のように説明します。
目に花粉が付着すると不快な症状が起こります。
そうした場合、花粉を洗い流す必要があるものの、普段から水道水を使用して目を洗うのは避けるべきで、その理由は以下の通りです。
- 水道水の塩素成分: 水道水には殺菌目的で塩素が含まれていますが、目には刺激が強く、傷つける恐れがあります。さらに、微細な傷から感染症を引き起こすリスクがあります。
- ドライアイの悪化: 花粉症により目が敏感になっている時期に、水道水で頻繁に洗うと、目の自然な保護膜が洗い流され、乾燥が進んでしまいます。
- 水道水中の原虫: 稀に水道水に含まれるアカントアメーバなどの原虫が、目の病気を引き起こすことがあります。特にコンタクトレンズ使用者は注意が必要です。
ただし、まぶたについては、水道水を使用しても問題ありません。
まぶたの清潔は、目の健康を守る上で重要です。
特に、マイボーム腺の機能を正常に保つことは、ドライアイの予防にも繋がります。
花粉症による目のかゆみへの対応
目に花粉がついた際は、治療用の点眼薬の利用をおすすめします。
市販されている点眼薬の中には、花粉症の症状を緩和するものもありますが、成分を確認し、可能であれば薬剤師に相談して選ぶことが重要です。
かゆみが強い場合は、特に小さな子供でも使用しやすい、効果の高い点眼薬を処方してもらうために、眼科を受診しましょう。
また、目に付着した花粉を安全に洗い流すためには、防腐剤が含まれていない洗眼用の溶液が最適です。
これらの溶液は、目の炎症や感染を引き起こすリスクを減らしつつ、花粉を効果的に洗い流すことができます。
目のかゆみが改善しない場合や、点眼薬を使用しても症状が続く場合は、専門の医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
花粉症の予防法
花粉症の予防には、直接花粉に触れることを避けることが最も効果的です。
理想的には、花粉の少ない地域への一時的な移住が効果的であり、実際に症状が軽減されることが多いですが、現実的な選択肢とは言えないでしょう。
ここでは、日常生活で花粉症の症状を軽減するための対策をいくつか紹介します。
早期の治療開始
花粉のシーズンが始まる前、約2週間前から治療を開始することで、シーズン中の症状が軽減されることが知られています。
点眼薬や内服薬、点鼻薬の事前使用が推奨されます。
花粉の侵入防止
花粉の侵入を防ぐためには、ゴーグルやメガネ、マスクの使用が効果的です。
周囲を完全に覆うタイプが最も効果的ですが、普通のメガネや伊達メガネ、サングラスでも一定の防御効果があります。
また、マスクは鼻の部分が曇らないタイプが便利です。
目の洗浄方法
外出先では防腐剤の含まれていない人工涙液で目を洗い、帰宅後はシャワーを利用して顔と目を優しく洗い流すことが推奨されます。
水道水の塩素に関する懸念があるものの、優しい水流であれば目の洗浄に適しています。
家庭での対策
花粉の季節には、帰宅時に外で花粉を払い落とし、室内への花粉の持ち込みを最小限に抑えることが重要です。
布団よりもベッドの使用や、定期的な掃除機の使用、窓を閉めての生活が推奨されます。
かゆみ対策
かゆみを感じた時は、こすらずに冷たいタオルや冷却材で冷やすことが効果的です。
こすることで症状が悪化するため、耐え忍ぶことが大切です。
これらの対策を組み合わせることで、花粉症の症状をできるだけ軽減し、快適な生活を送ることが可能です。
花粉症でも目を洗うのはNG? まとめ
花粉の季節では、コンタクトレンズの使用中は、適切に洗浄するのが難しく、結果として花粉が目に蓄積して症状を悪化させる可能性があります。
そのため、花粉の季節には、目を花粉から守るためにもメガネの利用をおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました!