3月9日は記念切手記念日なんだね！
僕は昔の切手を集めてたんだけど、引っ越しの時に失くしちゃって…
価値のある切手は決まってるから、失くしてもショックは少ないと思うわ。
今回は、3月9日が記念切手記念日になった意味など紹介するわね！
記念切手の日は3月9日に設定されています。
これは、1894年（明治27年）に日本で最初の記念切手が発行された日を記念しています。
この記念切手は、明治天皇と皇后の銀婚式を祝して作られたもので、菊の紋章と雌雄の鶴が描かれたデザインが特徴で、紅色の内地用（2銭）と青色の外地用（5銭）の2種類がありました。
3月9日は記念切手記念日
記念切手は、その名の通り特定のイベントや節目を記念して発行される切手です。
これに対し普通切手は、特定の販売期限や数量制限がなく使われます。
記念切手の発行は、通常国家的な行事や文化財の紹介、あるいは国の宣伝目的で行われ、販売期間や数量に制限が設けられることが多いです。
明治時代に発行された最初の記念切手
明治時代に発行された最初の記念切手は、外国人の提案により政府が急遽発行を決定。
逓信大臣・黒田清隆の指示のもと、記念切手の制作がスタートしました。
制作期間は通常1～2ヵ月かかるところを、わずか5日間で完成させました。
この切手は当時の普通切手の約2倍の大きさで、「IMPERIAL WEDDING 25 ANNIVERSARY」と記されていました。
最初は「紀念切手」だった？
記念切手は初め「紀念切手」と呼ばれていましたが、大正から昭和にかけて現在の「記念切手」という表記が一般化しました。
昭和初期までは記念切手の発行は稀で、主に皇室関連や国家神道に関するイベントを記念したものが中心でしたが、戦後は頻繁に発行されるようになりました。
これには、ふるさと振興を目的とした「ふるさと切手」や年賀郵便用の「年賀切手」などが含まれます。
記念切手同様、特殊切手もコレクションの対象となることが多く、希少価値があるものも少なくありません。
記念切手の価値は保存状態も影響
記念切手はその発行時期やデザイン、保存状態により価値が大きく異なりますが、全ての記念切手が価値を持つわけではありません。
特に昭和30年以降に発行された記念切手は、発行量が多いため、希少性に乏しく価値が低い傾向にあります。
それでは、記念切手の価値がどのように変動するか見てみましょう。
戦後発行の記念切手
昭和30年以降に発行された記念切手は、大量に発行されたため、特別な価値を見出すのが難しい場合が多いです。
オリンピック記念切手
日本で開催されたオリンピック記念切手は、発行された当時の切手収集ブームの影響で大量に発行されたため、希少性が低く価値もそれほど高くありません。
お年玉記念切手
お年玉記念切手は、年賀はがきの抽選で当たる非売品の切手シートですが、直近で発行されたものは買取価格が額面を超えることが稀です。
古いものであれば、高価買取の可能性もあります。
戦前の記念切手
戦前に発行された記念切手は、実用目的で発行されたものが多く、発行量が少ないため希少価値が高く、高価買取される可能性があります。
価値を左右する要素
記念切手の価値を決める主な要素は以下の通りです。
- 発行枚数・現存枚数：発行枚数が少なく、現存枚数も少ない切手は価値が高くなります。
- デザインの美しさ：美しいデザインやデザイン性の高い切手は、コレクターからの需要が高いです。
- 中国切手：特に文化大革命時に発行された中国切手は、希少性が高く価値があります。
特に戦前に発行された切手や、美しいデザインの切手、中国の切手などは、コレクターの間で高い人気を誇ります。
また、オリンピック記念切手やお年玉記念切手など、一見すると価値がありそうな切手でも、発行枚数が多いと希少性が低下し価値も下がります。
記念切手記念日には切手を買うと良いかも？！ まとめ
記念切手の伝統は1894年（明治27年）3月9日に始まり、その日は明治天皇と皇后の銀婚式、つまり結婚25周年を祝うための記念切手が初めて発行されました。
この記念切手には菊の紋章と共に雌雄の鶴が2羽描かれており、2銭の紅色切手が内地用、5銭の青色切手が外地用として用意されました。
こうして、日本における記念切手記念日が設定されたわけです。
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