この前違うブログで記事を書いたんだけど…
威力業務妨害メールが届いたから、びっくりしたよ。
蓮根にムチンが含まれていないって私も知らなかったわ。
今回は、ムチンが蓮根に含まれていない理由など紹介するわね!
一昔前までは、蓮根に含まれるネバネバ成分はムチンとされてきましたが、今の新しい情報ではムチンは動物性のものを指す言葉だそうです。
今回は、蓮根にムチンが含まれていない理由などご紹介します!
蓮根にムチンが含まれているは間違い!
こちらが先日私の元に届いたメールです。
威力業務妨害となっていて、大変びっくりしましたが、間違いを指摘してくださったメールで一安心。
このメールによると、ムチンで検索する方法を紹介してくださり、蓮根にはムチンは含まれていないことがわかりました。
是正のために各ページをパトロールしてくださってるんですね。
すぐに修正して記事を挙げましたが、まだまだ他のブログでは間違った内容があるので、記事を書く時には信頼性とか気にしないといけないかもしれません。
蓮根の粘り成分
レンコンの粘り成分について調べてみると、レンコンの粘り成分だと思っていた「ムチン」に関する驚きの論文が発表されていました。
胃液のような動物粘液の主成分が糖タンパク質で,それをムチン1)と呼ぶことは科学的に正当であるが,唯一わが国だけでは,野菜や根菜類全般の「ねばねば成分」をムチンと呼ぶ誤った用法が蔓延しており,消化器官の健康解説,調理レシピ,食材や健康食品の効能紹介,地方特産野菜広告など,媒体を問わず,多数の掲載例がある2).
この発表によると、今まで蓮根のネバネバ成分の元だと思っていたムチンが、実は動物性のたんぱく質で、日本だけに誤った用法が広がっているんだそうです。
確かに、昔の記事を参考にして自分の記事を書いていると、更新頻度が高めのブログなどでは、ムチンは蓮根に含まれていないと書かれて、訂正もされています。
蓮根のネバネバ成分はムチンであるとの情報は古いデータなので、間違わないようにご注意ください。
ネットでも修正されるケースが多い
ネットでも今修正されるケースが多くなっていますが、中には野菜検定公式テキストのように、まだ古い情報が出回っているケースもあります。
ネバネバ成分のムチンと皮や節に含まれるタンニンが胃腸のはたらきを整える
引用:野菜検定公式テキスト
ただ、公式で訂正している記事もあるので、記事を参考にする時には十分に注意が必要だと改めて感じました。
当学会の前身である日本食品工業学会編の食品工業辞典の「むちん[ムチン]」の解説について、現在の科学的知見から以下のように訂正させて頂きます。
(訂正前)動植物より分泌される粘質物一般をいう。
(訂正後)動物より分泌される粘質物一般をいう。
引用:公益社団法人 日本食品科学工学会公式HP
このように訂正記事が載っているようです。
ちなみに、トマトケチャップで有名なKAGOMEなどでは、「山芋と長芋、栄養や違いを知っておいしく食す」という記事で、2019年の時点で情報が更新されているのは、さすがに大手のサイトですね。
ムチンは動物性のもので蓮根には含まれていない まとめ
それでは、蓮根にムチンが含まれていないとされる理由や正しい情報などご紹介してみました。
ネットで検索しながら記事を書いていると、どうしても上位の10記事に絞って記事を参考にしてしまいますが、今回のようにトップページだからと安心はできないことがわかります。
今回、ムチンが蓮根に含まれていない情報を示してくださった方には大感謝です。
最後までお読みいただきありがとうございました!