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「赤・赤」だけの珍信号機の意味は?一灯式の信号機についても解説!

赤の2灯だけの珍信号機の意味は? 雑学・地域

普通の信号機は赤・青・黄の3色だけど…

赤の2灯だけの珍信号機があるらしいね。

赤だけだと進んで良いのかが迷うわよね。

今回は、赤・赤だけの珍信号機と一灯式の信号機について紹介するわ!

通常、「青・黄・赤」の三色信号が一般的ですが、兵庫県神戸市には、異例の「赤・赤」二色の信号機が存在します。

この珍しい信号機を初めて目にした人は、通行のタイミングに困惑するかもしれません。

この信号機は、どのように機能するのでしょうか?

赤・赤の2灯だけの珍信号機の意味は?

画像引用元:まいにちニュース

問題の信号は、右側は常に赤灯が点灯し、左側の赤灯は時折点滅します。

神戸市に位置するこの特殊な「赤・赤」信号機は、一般的な信号機と異なり、ほぼ全時間帯で右側の灯が点灯し続け、稀に左側が点滅するパターンを繰り返します。

信号の意味を解釈すると、恒常的に点灯する赤灯は「停止線を越えてはならない」ことを示し、点滅する赤灯は「一時停止後、安全が確認できれば進行してもよい」という指示です。

この二つの指示を合わせた信号機は、左側の灯が点滅するときに一時停止後、進行可能となります。

この特殊な信号機が設置されている交差点は、上下線が分離した2つの主要道路と、有料道路の出口が接続する複雑な構造を持っています。

ただし、この「赤・赤」信号はその交差点において唯一の存在で、他は通常の三色信号が使用されています。

一灯式信号機の意味とルール

交通量が少ない地域や農道の交差点でよく見られるのは、常時点滅する一灯式信号機です。

これは事故防止のために設置され、ドライバーに注意喚起を促します。

一般的な形式では、二方向が黄色で点滅し、残り二方向が赤で点滅します。

黄色の点滅は優先道路を示し、赤の点滅は一時停止が必要であることを意味します。

この一灯式信号機は福岡県で初めて導入され、その後、全国に広がりました。

一灯式の信号機の設置台数は減っている?

単灯式点滅信号機には、各方向に一つずつ設置されたライトがあり、道路交通法では赤色の点滅は一時停止を、黄色の点滅は注意深く進行することを求めています。

県警の情報によると、このタイプの信号機は主に道幅が狭く、特に注意が必要な住宅地の交差点に設置されており、2000年の春には最多で73台設置されていました。

設置台数には地域差があり、一部のドライバーは通行ルールを知らない、または忘れがちで、これが原因で事故やトラブルが発生することもあります。

一時停止標識などで置き換えが可能な場合も多く、警察庁は2015年12月に、不要と考えられる単灯式点滅信号機の撤去を検討するように都道府県警に指示しました。

2016年春時点で全国に5904台存在していましたが、2020年春までに20%以上が撤去され、引き続き撤去が進行中です。

姫路市ではすでに撤去

例えば、姫路市西八代町の住宅地にある市道交差点では、2020年7月に一灯式点滅信号機が撤去されました。

この交差点は、道幅が狭く対向車がかろうじて通過できる状況であり、通行量が多く、小学生の通学路としても利用されていました。

撤去されるまでの3年間で人身事故が3件発生し、3人が負傷しました。

県警は撤去後、一時停止の標識を新設し、交差点の中央部分を赤色に塗装してドライバーへの注意喚起を行いました。

その結果、撤去後2年間で事故は発生していません。

地元の中学3年生の女子生徒は、「単灯信号は見にくく、以前は事故に遭った車をよく見かけましたが、カラー舗装により、車が停止しやすくなったように感じます」と述べています。

一灯式点滅信号機が残っている地域も

神戸市中央区と兵庫区にはそれぞれ1台ずつ一灯式点滅信号機が残っており、地域住民からの撤去反対の声がありますが、設置から28年と25年が経過し、老朽化による落下の危険性が高まっています。

県警は住民との協議を経て、将来的にこれらの信号機を撤去する計画です。

警察庁は、一灯式以外にも交通の流れを妨げる信号機の撤去を進めており、標識などの方が事故抑制に効果的な場合があるとしています。

一灯式点滅信号機の減少は信号機愛好家には残念かもしれませんが、事故減少の報告があるなど、安全性向上のためには撤去が避けられない状況です。

赤の2灯だけの信号機は非常にレアな信号機 まとめ

以上が赤の2灯だけの信号機と一灯式信号機の意味と役割でした。

日本には、赤色の常時点灯と点滅を同一の灯体で示す「一灯式信号機」が存在しますが、その数は年々減少している傾向にあります。

最後までお読みいただきありがとうございました!