2月21日は国際母語デーだね!
日本は母語と言えば、日本語だけかな?
公用語とか分かれてないから、日本の母語は間違いなく日本語ね。
今回は、2月21日が国際母語デーになった由来など紹介するわ!
英語、スペイン語、中国語、フランス語、韓国語など、どれくらい挙げられますか?
2021年、非営利のキリスト教系少数言語研究団体、国際SILによると、現在確認されている言語の数は7,139にも上ると発表されました。
これほど多くの言語がある事実に、多くの人が驚かされることでしょう。
2月21日は国際母語デー
国際連合教育科学文化機関(UNESCO)は、1999年に「国際母語デー」を制定しました。
これは、毎年2月21日に、言語と文化の多様性の促進、多言語使用、母語尊重の推進を目的としています。
この事件は、バングラデシュの独立運動の中で重要な出来事とされています。
当時のパキスタン政府は、ウルドゥー語を国全体の公用語として強制しようとしましたが、ベンガル語を話す東パキスタンの人々は、自分たちの母語であるベンガル語の使用を求めました。
この抗議運動は、最終的に1956年の憲法でベンガル語も公用語として認められるきっかけとなりました。
バングラデシュの独立運動の背景
この背景には、パキスタンが1947年にインドから分離独立した際、地理的に離れた西パキスタン(現在のパキスタン)と東パキスタン(現在のバングラデシュ)の間で、文化・宗教・言語などの違いが大きな問題となっていたことがあります。
バングラデシュでは、2月21日を「言語運動記念日」として祝い、言語・教育・文化に関する様々なイベントが開催されています。
このように、国際母語デーは、言語の多様性とそれを通じた文化の豊かさを称え、言語の権利を守るための重要な日として、世界中で覚えられています。
言語や文化の押し付けは世界各国にある
言語や文化の押し付けは世界各国で見られる現象です。
強い立場にある集団が、弱い立場の集団に対して自らの言語や文化を強要する「同化政策」は、宗教や言語だけでなく、名前といった個人のアイデンティティにまで影響を及ぼすことがあります。
これらの政策は、国際的な緊張や文化・言語の消滅の危機に直面している集団を残し、過去の行為の負の影響が今日にも及んでいます。
自分に置き換えて想像することが大切
想像してみてください。
もし自分たちが「これからは全て異なる言語を使わなければならない」と突然強制されたら、どのように感じるでしょうか。
名前の変更を求められたら、どれほどの喪失感を覚えるでしょうか。
母語の保護は、単に言葉を守るだけでなく、その言語を話す人々の文化、習慣、思考、感情など、人間の多面的な側面を尊重し、育むことを意味します。
国際母語デーは母語を守るための日 まとめ
母語とは、人が幼い頃に自然と身につける言語のことです。
同じ国で育ったとしても、実際には母語が微妙に異なることがあります。
世界には多様な言語が存在し、それぞれが独自の文化を形成しています。
自分の母語だけでなく、他の言語にも目を向けることで、異なる文化の理解を深めることができるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!