ゆかたと言えば夏に着るイメージがあるけど…。
帯の結び方とか着付けとか難しいよね。
浴衣は着物の一種だから、着付けにも伝統があるわ。
今回は、ゆかたの帯の結び方や男女別の着付け方法など紹介するわね!
夏が訪れると、お祭りや花火大会などの楽しいイベントが盛りだくさん。
素敵なデザインやカラーの浴衣も多く登場していますが、浴衣の着付けには難しさを感じる方もいることでしょう。
今回は、初心者でも簡単にできる浴衣の帯の結び方や着付け方を、男性と女性別に紹介します。
ゆかたの帯の結び方
ゆかたの帯の結び方は以下の通りです。
ぜひ、自分でもできるように覚えておきましょう。
- 帯とお腹の中心を揃えて巻く
- 帯とお腹の中心を合わせて帯を巻きます。
- 左手の帯が上に来るようにお腹側でもう1度クロス
- 左手の帯を上にもってきて、再びクロスさせます。左右の手を入れ替えます。
- 右手側が上に来るように結ぶ
- 右手の帯に左手の帯を巻きつけ、右手の帯が上向きになるように結びます。
- 左手側を輪にしてリボン結び
- 下になっている左手の帯を輪状にし、右手の帯を巻きつけてリボン結びをします。
浴衣の着付け方法【男女別】
浴衣の着付け方法を詳しく解説します。
男女別に、浴衣の着付けに必要なものやステップを紹介します。
これをマスターすれば、お祭りや温泉旅館での浴衣姿も自信を持って楽しめます。
女性の浴衣の着付け
女性の浴衣の着付けでは、以下に注意しましょう。
必要なもの
- 腰紐(1~2本)
- コーリンベルト(オプション)
- タオル、補正パッド、着物用の下着(初心者向け)
- 伊達締(オプション)
- 帯板(オプション)
着方のステップ
- ステップ 1: 浴衣を羽織ります。
掛け衿の先を揃え、浴衣の背縫い部分の背中中心と自分の背中の中心を合わせます。 - ステップ 2: 着丈を決める
浴衣の中心を合わせ、着丈を決定します。
上前を左手で、下前を右手で持ち、裾が足に触れる位置に決めます。 - ステップ 3: 腰紐を結ぶ
着丈を決めたら、腰紐を使って浴衣を留めます。
腰紐の中央を前から後ろに回し、後ろで交差させ、ウエスト位置で結びます。 - ステップ 4: おはしょりを整える
おはしょりを整え、両手で袖口を持ち、浴衣の背中中心を自分の背中の中心に合わせます。 - ステップ 5: 胸紐を締める
胸紐を締め、衿を合わせて位置を固定します。
胸紐はバストの下に当て、前から後ろに回して交差させ、右脇の下で結びます。 - ステップ 6: 伊達締を結ぶ(オプション)
伊達締を結び、おはしょりのだぶつきを整えます。 - 伊達締を使う場合、平らな方を前に合わせて結びます。
男性の浴衣の着付け
男性の浴衣の着付けでは、以下に注意しましょう。
必要なもの
- 肌着
- 腰紐
着方のステップ
- ステップ 1: 肌着の上に浴衣を着る
肌着を着用してから浴衣を羽織ります。
掛け衿と衿先を揃え、浴衣の背縫い部分を体に合わせます。 - ステップ 2: 上・下の前服幅を決める
下前を右手、上前を左手で持ち、上前を左脇に、下前を右脇に差し込みます。衿合わせは鎖骨のくぼみの中心にくるようにします。 - ステップ 3: 腰紐を結ぶ
浴衣を合わせたら、腰紐を前から後ろに回して結びます。腰紐をしっかり締め、結び目を右脇の腰骨の上に配置します。
女性の着こなしポイント
喉のくぼみを広げることで襟がキレイに見えます。
後ろの襟は少し引っ張って、襟あしを整えるとよいでしょう。
男性の着こなしポイント
結び目を左向きにし、後ろで少し左右にずらします。
両手の親指を帯の中に入れ、おへその辺りまで帯を下げると、見栄えが良くなります。
ゆかたで気を付けたい所作・装い
しゃがむ際は、腰から下を意識しましょう。
足を大きく出すと足元が見えてしまうので注意が必要です。
手を伸ばす際には、袖口をもう片方の手で軽く押さえましょう。
これにより、たもとが邪魔にならず、袖の中の腕が見えないようになります。
椅子に座る時の所作
イスに座る際は、足元がめくれないように両膝を揃えて座りましょう。
もたれずに浅めに腰をかけ、背筋を伸ばすことできりっとした雰囲気を保つことができます。
階段の上り下り
階段を上り下りする際には、裾を軽く持ち上げてください。
浴衣の上部の衣を持ち上げながら階段を上り下りすることで、裾を踏んだり階段に引っかからないように気を付けましょう。
女性の髪のまとめ方
髪の毛はさりげなくまとめることが大切です。
湯上がりの際に、髪をサッとまとめることで清楚な雰囲気を演出できます。
トイレに行く時には?
トイレに行く際には、裾を帯に挟んでおきましょう。
トイレから出る際には、全身をチェックして裾や帯が乱れていないかを確認しましょう。
ゆかたは帯の結び方や着付けにも作法あり まとめ
以上のステップを実践すれば、浴衣の着付けがスムーズにできます。
ぜひ女性用と男性用の浴衣の着付け方法を覚えて、浴衣姿を楽しんでください。
帯の結び方もやっていくうちにわかると思いますので、ゆかたを着る機会が多いなら、自分で着付けができると素敵ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!