雨に濡れた洗濯物は汚い？雨に濡れたら洗い直しが必要な理由など解説

雨に濡れた洗濯物は、せっかく干したのにと残念な気持ちになりますが、そもそも雨自体は汚いものではありません。

今回は、雨に濡れた洗濯物が汚いと言われる理由や洗い直しの必要性などご紹介します！

雨に濡れた洗濯物は汚い？汚くない？

洗濯物が雨に濡れた場合、洗い直す人よりもそのまま干す方が多いようですが、雨そのものは汚いとはいえません。

雨自体が汚いのであれば、それを飲み水にすることはできないですし、雨に濡れただけでも不潔ということになりますよね。

そもそも雨は空気中の水蒸気から出来上がるため、その水蒸気自体が汚染されている場合を除けば、雨は汚くはないんです。

とはいえ、雨が降り始めた時には注意が必要で、とくに都会で雨が降った場合は危険だと思いましょう。

降り始めの雨は汚い？

雨自体は汚いとは言えませんが、例外もあり、それが都会などで降る、いわゆる降り始めの雨です。

空気中には窒素や酸素、水素などが存在していますが、それだけではなく、ホコリや花粉、工場の近くなら化学物質が含まれている可能性もあります。

もしこれらの汚い雨が洗濯物に付いた場合、赤ちゃんや肌のデリケートな人には影響が出る可能性もあります。

なので、洗濯物が雨に濡れた場合、汚い可能性も考えれば、やはり洗い直すのがベストです。

雨で濡れた洗濯物を洗い直す理由

上記でもご紹介したように、降り始めの雨は汚い可能性が高いので、できれば洗い直した方が良いでしょう。

とくに、以下に該当する場合は洗い直すべきなので、基本的には汚い雨で濡れた洗濯物は、面倒でもそのまま干して置くなどは避けるべきです。

①花粉症やアレルギー体質の人

化学物質へのアレルギーがある人や花粉症などの症状が現れている人は、降り始めの雨かどうかに関わらず、雨に濡れた洗濯物は洗い直した方がよいでしょう。

雨に化学物質や花粉が付いたまま放置すると、アレルギー反応が起こり、ますます症状が悪化する可能性があります。

雨に濡れたら、花粉症なども一緒に落ちそうなイメージもありますが、実際にはその逆で雨に含まれた物質は洗い直さない限り、ついたままとなります。

②黄砂の時期には注意

中国を中心として、東アジアの内陸部の砂漠の砂が風に巻き上げられて飛散してくる現象を黄砂と呼びますが、この黄砂が現れる時期も、雨に黄砂が混じる可能性が高いです。

黄砂はただの砂ではなく、さまざまな大気汚染物質を含んでいますし、黄砂の時期の雨は通常よりもかなり汚れています。

なので、黄砂の時期には少し雨に濡れた程度の雨であっても、見た目やアレルギーのことを考えれば洗い直しは必須です。

③赤ちゃんがいる場合も注意

赤ちゃんの肌は非常にデリケートなので、ちょっとした化学物質などにも過敏に反応してしまいます。

もし雨に濡れたまま放置していた洗濯物を赤ちゃんに着せれば、それだけでアレルギー反応が起こってしまうかもしれません。

なので、赤ちゃんがいる場合は、少しでも雨に濡れた洗濯物は洗い直して、赤ちゃんの肌荒れを防止するようにしてください。

④都会や工場が近くにある場合

都会にお住いの方や近くに工場がある場所にお住いの方は、雨は大気の汚れでかなり汚くなっています。

最近では排気ガスなどが規制されているので、昔ほどは心配はなくなりましたが絶対ではありません。

なので、都会や工場の近くに住んでいる場合は、雨に濡れた洗濯物は洗い直す必要があります。

窒素酸化物、硫黄酸化物などの怖い物質が含まれているとしたら、たかが雨と馬鹿にするわけにはいきませんし、新たなアレルギーを生み出す可能性もあるので、そのまま干し続けるのはNGです。

雨で濡れた洗濯物は洗い直すのが吉 まとめ

それでは、雨に濡れた洗濯物が汚いと言われる理由や洗い直しが必要な理由などご紹介してみました。

雨自体は汚いわけではなくても、空気中には汚れた物質や危険な物質も含まれているので、それが雨に付着するとそのまま干すのは危険です。

洗い直すのは面倒と言う方もいますが、もしご家庭に赤ちゃんがいる場合や花粉症の方がいる場合は、そのまま干すのではなく、必ず洗い直してアレルギー物質などをできるだけ減らすようにしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました！