昔は公立高校でも推薦があったけど、今はないみたいだね。
でも、学校によってはあるみたいだし、わけがわからないよ。
推薦っていう言葉がなくなるだけで、推薦入試と一般入試が合体したものらしいわ。
今回は、公立高校に推薦はないと言われる理由や制度の内容など紹介するわね!
2022年度の「公立高等学校入学者選抜制度」によると、公立高校などの入試から推薦という言葉がなくなり、一般入試と合体しているみたいです。
今回は、公立高等学校入学者選抜制度とはどんな制度なのかや、推薦がないと言われる理由などご紹介します!
公立高校で推薦はないと言われる理由
2022年度の「公立高等学校入学者選抜制度」によって、「推薦入試」と「一般入試」が一つにまとまることで、推薦という言葉は使われなくなり、それが「公立高校には推薦はない」と言われる理由です。
現在では、公立高校で行われる推薦入試は「学校推薦」と呼ばれており、中学校長の推薦があってはじめて出願が可能な制度となっています。
中には、推薦が可能かどうかを判断する「推薦基準」と定めている県などもありますが、基本的には推薦がなくなったわけではありません。
新聞などの報道機関では、見出しに「推薦制度の廃止」と書かれていたことで、推薦がなくなるというニュアンスに受け取る方も多いと思いますが、実際には推薦と一般の入試が合体したことで、推薦と呼ばれなくなっただけなんですね。
ちなみに、変更されるのは2023年度の入試からで、公立高校を受験したいなら、必ず「面接」があり、「自己PR文」も書かなくてはいけないように変更されています。
私の学生時代には、公立校では面接がなかったのですが、今の中学生は面接が必須となった分、昔よりも受験対策は大変ですね。
学校ごとに違う推薦対策
従来の公立高校入試を見てみると、一部の学校で配点に傾斜があったものの「国語・数学・理科・社会・英語」の5教科の受験が必須でした。
その影響もあり、当日の学力検査と内申書の比重が決められており、県全体では「125:130」となっていましたが、変更後は、学校や学科ごとに試験科目が決められるようになります。
ただ、2次募集については「一般試験までで合格者が定員に満たなかった場合」に行うという制度に変わりはありません。
もし、公立高校で推薦入試を受けるのであれば、内申点=9教科の評定が良い生徒が向いているとも言われているので、今まで以上に綿密な受験対策が必要となります。
また、学校の先生が調査書に書けるのは「生徒の名前」「生徒の性別」「学習の記録」だけなので、本人のアピール部分でもある委員会活動や部活動で残した成績などは、自分で「自己PR書」に記入する必要があります。
「特色選抜」や「前期選抜」との違いは?
都道府県によって推薦入試の内容も変わってきますが、よく似た入試に「自己推薦型入試」があります。
「自己推薦型入試」とは、学力検査だけではわからない生徒の個性や活動実績を評価する目的で行われる選抜で、「特色選抜」や「前期選抜」などと呼ばれることも多いです。
自己推薦型入試と推薦入試の違いは、「中学校長の推薦がいらなくなる」「学力検査が必要なケースもある」などがあります。
ただ、一部の県(新潟など)では、特色化選抜と呼ばれていても、学校長の推薦が必要になるケースもあり、学校や地域によっても違いがある点に注意してください。
推薦入試と一般入試が合体? まとめ
それでは、公立校に推薦はないと言われている理由や、公立高等学校入学者選抜制度による変更点などご紹介してみました。
公立校に推薦はないと報道されたことで誤解を生むことになりましたが、実際には推薦という言葉がなくなっただけで、推薦入試は一般入試と合体されて残ることになります。
また、公立高等学校入学者選抜制度の変更により、今まで以上に受験対策が複雑化しているので、受験生は志望校では、受験対策として、今までの学科の勉強に加えて面接対策などもしなくてはいけないみたいです。
学校推薦などは私が学生時代にはなかった項目ですが、本当に今の受験生は大変ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!