
仙台の七夕と言えば、7つ飾りが有名だよね!
でも、7つ飾りってどんな意味があって飾ってるのかな?

私も知らないから、気になるわー。
今回は、仙台の七夕で有名な7つ飾りの意味や種類、どんな願い事が込められてるのかなど紹介するわね!
仙台の七夕では7つ飾りが有名ですが、綺麗なだけでなく、ちゃんと意味もあるそうです。
今回は、7つ飾りの意味や種類、どんな願い事が込められているのかなどご紹介します!
仙台の七夕の7つ飾りとは?

仙台の七夕祭りでは、必ず7つ飾りとも言われるくす玉を吊るしたものが使われます。
実は、この7つ飾りは一つ一つ和紙から手作りされていて、風が吹くと独特の音が響くと人気の飾りでもあります。
彩りもキレイですが、この7つ飾りにはそれぞれに違う意味や願い事がかけられているので、以下に7つの意味などご紹介しますね。
意味①短冊(たんざく)
7つ飾りの短冊には、学問や書道の上達の意味があります。
昔は、早朝に、書道で使う硯(すずり)にカラトリの葉にたまった夜露を集めて墨をすっていたそうで、詩歌を書くことで、短冊に学問や書の上達を願っていたんですね。
意味②紙衣(かみごろも)
7つ飾りの紙衣には、裁縫の上達や病気や災難からの厄除けの意味があります。
病や災いの身代わりに捧げていたとされる衣ですが、昔は、母や師匠に教えてもらいながら、裁縫の腕が上がるようと願いながら縫われたとの逸話も残っているそうです。
意味③折り鶴(おりづる)
7つ飾りの折り鶴には、家内安全や健康長寿の意味があります。
昔は、家の長老の年の数だけ折り鶴を作り、延命長寿を願っていたそうです。
また、折り方を習う娘達は、折り紙を通じて、教わる心や人に教える心を学んだとされています。
意味④巾着(きんちゃく)
7つ飾りの巾着には、商売繁盛の意味があります。
巾着には富貴の願いが込められており、節約や貯蓄の心を養う目的もあります。
しっかりと紐で結ばれた巾着が、無駄遣いを戒めてくれている気がするので、普段無駄遣いが多い方は、ぜひ7つ飾りで巾着も手作りしてみてください。
意味⑤投網(とあみ)
7つ飾りの投網には、豊漁や豊作といった意味があります。
また、投網には、幸運を寄せ集めるという意味もあるので、仙台近海の豊漁を祈願する形で毎年飾られているそうです。
意味⑥屑篭(くずかご)
7つ飾りの屑籠には、清潔や倹約などの意味があります。
七つの飾り物を作り終わった後の、裁ちくずや紙くずを拾い集め、屑籠の中に入れて飾るそうです。
だからこそ、物を粗末にしないようにと倹約の願いも込められているんですね。
意味⑦吹き流し(ふきながし)
7つ飾りの吹き流しが意味しているのは、織姫の織り糸です。
機織りや技芸が上達するようにとの願いが込められており、昔の織り糸をたらした形が織姫の織り糸を象徴しています。
仙台の七夕祭りの飾りつけはいつから?

仙台の七夕祭りでは、7つ飾りが飾られると書きましたが、いつからいつまで飾るものなんでしょう?
巨大な飾りなので、作るのも大変な分、長く飾るイメージもありますが、実は7つ飾りは「仙台七夕まつり」の期間内だけしか飾られないそうです。
仙台七夕まつりは、毎年8月6日から8日の間に開催されますが、2022年も開催されるみたいなので、ぜひ7つ飾りを見たい方は、仙台に行ってみてください。
ちなみに、仙台七夕まつりの概要は、公式ページから確認できます。
3日間しかない飾り付け
つまり、7つ飾りは5日の夜までに作られて、竹の準備がされ、6日の早朝に飾られたら、8日の夜までには片付けられてしまうんですね。
織姫と彦星を思わせるような儚い期間ですが、ぜひ一度は見てみたいですね。
お祭りで羽目を外したくなる気持ちはわからないでもないですが、運営が大変になれば七夕祭り自体が消える可能性もあります。
もしお祭りを楽しみたいなら、マナーを守って訪れるようにしてみてください。
仙台七夕まつりは3日間だけのはかない祭り? まとめ
それでは、仙台の七夕祭りで飾られる7つ飾りの意味や種類、いつからいつまで飾られるのかなどご紹介してみました。
7つ飾りは一つ一つ和紙で手作りされていますが、飾るのはまつりの3日間だけというのには、織姫と彦星の逢瀬のような儚さを感じます。
2022年も仙台の七夕祭りは開催されるみたいなので、気になった方はぜひ一度行ってみてください。
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