塩味って「しおあじ」だと思ってたんだけど。
「えんみ」って呼ぶ人が増えてるみたいだね。
確かに増えてるけど、しおあじとえんみは違うものらしいわ。
今回は、塩味を「えんみ」と呼ぶ理由と「しおあじ」の違いなど紹介するわね!
塩味を「しおあじ」と呼ぶ人と「えんみ」と呼ぶ人がいますが、実はどちらも正しくて、単に使い方が違っているだけなんです。
今回は「しおあじ」と「えんみ」の呼び方の違いなどご紹介します!
なぜ「えんみ」と呼ぶ人が増えているの?
結論から言いますと「塩味」を「しおあじ」と呼ぶのも「えんみ」と呼ぶのには間違いがありません。
また、近年になって、味覚センサーというものが開発と実用化されたことで、さまざまな食品の味を、5要素で数値化することができるようになり、測定データが料理の分野でも利用されるようになり、塩味を「えんみ」と表現する人も増えています。
ちなみに「えんみ」という言葉は、詳しくは後述しますが、塩加減を意味する言葉なので「しおあじ」とは別物です。
「えんみ」と呼ぶ人が増えた理由は?
塩味を「えんみ」と呼ぶ人が増えた理由ははっきりしませんが、おそらく料理評論家などの影響力のある方が使ったことで、その呼び方に「知的に聞こえる」や「便利」と感じる人が増えたからだと思います。
ちなみに、塩味は「しおみ」と呼ばれることもあります。
たとえば、似たような例に、音色は普通「ねいろ」と呼びますが、楽器では「おんしょく」と呼ぶのでそんな感じの違いだと思います。
「しおあじ」と「えんみ」の違いは?
「塩味」は「しおあじ」や「えんみ」などと呼ばれますが、呼び方が違うのにはちゃんと理由があります。
まず「えんみ」は塩加減を意味する言葉なので、「えんみが効いていて」などの使い方は間違いです。
一方、「しおあじ」と呼ぶときには、味付けの仕方を意味する言葉なので、「よいしおあじですね。」という使い方は間違っています。
なので、「しおあじ」と呼ぶときには「このポテトチップスはしおあじですね。」と使い、「えんみ」と呼ぶときには「このポテトチップスは良いえんみですね。」などのように使い分けます。
塩味を「しおみ」と呼ぶこともある?
塩味を「しおあじ」や「えんみ」と呼ぶと書きましたが、もう一つ呼び方があり「しおみ」と呼ぶこともあります。
「しおみ」は、食材や料理が最初から持っている塩分のことを指す言葉で、例えば、海藻を料理に使う時、別に塩味を足したわけでもないのに、軽く塩味を感じる場合などに「ほんのりしおみがする」などのように使うようです。
つまり「しおみ」は最初から素材そのものについている塩分を指すので「しおあじ」や「えんみ」とは別のものを指す言葉なんですね。
「しおあじ」と「えんみ」と「しおみ」のまとめ
上記でご紹介したように、塩味は3種の呼び方がありますが、以下にわかりやすくまとめてみましたので、参考にしてみてください。
などのような違いがあります。
最近は「えんみ」という呼び方が多くなりましたが、どれも意味自体が間違っているのではなく、使いどころが間違っているだけです。
ぜひ、三つの違いを参考にして、正しく使い分けてみてください!
「えんみ」に違和感を感じる方も多い? まとめ
それでは、最近塩味を「えんみ」と呼ぶ人が増えている理由や、「しおあじ」「えんみ」「しおみ」の意味や使い分け方などご紹介してみました。
えんみと呼ぶことを知ってる方は意外と少ないですが、別に間違った意味ではなく、使い分けするための言葉の一種です。
3種類の呼び方があるので迷いそうになりますが、意味が違うので、間違った使い方をしないように気をつけてみてくださいね。^^
最後までお読みいただきありがとうございました!