夏至の時に太陽の高さが90度になる線ってなんて呼ぶのかな?
南中高度とか計算が難しすぎるよ…
私も地学が苦手だから、気持ちはわかるわー。
今回は、夏至の時に太陽の高さが90度になる線の呼び方や南中高度の計算法など紹介するわね!
私は地学が苦手なので、夏至の時の太陽の高さなどと言われてもちんぷんかんぷんでした。
そこで今回は、地学が苦手と言う方のために、夏至に関する疑問解決法をご紹介します!
夏至の時に太陽の高さが90度になる線の呼び方
まず夏至の時に太陽の高さが90度になる線は、北回帰線や南回帰線と呼ばれます。
地球の表面の緯度23度26分の部分に、赤道と平行に引いた線のことで、北半球を通るのが北回帰線、南半球を通るのが南回帰線と呼ばれるものです。
北回帰線上では夏至の日、南回帰線上では冬至の日に太陽の南中高度が90度となります。
南中高度の意味
夏至では、北回帰線上で南中高度が90度になると書きましたが、そもそも南中高度って何?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
南中高度の「南中」とは、太陽が真南に到達した瞬間を指す言葉です。
日本では太陽などの天体の高さが高くなればなるほど、角度も鋭角になり、逆に天体の高さが低くなるほど角度は鈍角になります。
つまり、太陽が真南に来たときに高さが最大になるので、南中高度も高くなるんですね。
北回帰線を詳しく説明
北回帰線は、北緯23度26分の部分に、赤道と平行に引かれた線を指します。
地球は太陽に対して、一定の傾きを保ちながら自転と公転をしているので、同じ季節でも北半球と南半球では日光の当たり方が違います。
ちなみに、同じ日本内でも、夏至の南中高度は「東京:77.4度」沖縄の「那覇:87.4度」との違いがあり、季節だけでなく地域によっても太陽の位置は違うんですね。
夏至の時に南中高度が90-緯度+23.4になる理由
まず、もし地球が傾いていなかったとしたら、季節を問わず、南中高度は90-緯度の計算になります。
なので、地球が傾いていないと仮定した場合、南極点や北極点で見る太陽は、常に水平方向を地平線すれすれに回ることになります。
もし地球が傾いていなければ、地球の丸さの分しか高度に差は生まれません。
ただ、現実には地球は23.4度傾いているので、夏至の北半球は23.4度分、太陽寄りに傾き、その分の23.4度だけ太陽が高くなって見えます。
それが、「90度-緯度+23.4度」で計算する理由です。
夏至の時の太陽の位置の計算方法
夏至では、太陽が赤道から23.4度だけ北の方に来ると書きましたが、太陽の高度も23.4度高くなります。
なので、日本の夏至の時、太陽高度の計算を求めるなら「90 -35 +23.4 度」が計算式です。
ただ、同じ日本でも地域によって多少差は生まれるので、実際の計算式では、緯度の部分がおよそ北緯20度~46度の間くらいの変動があります。
とはいえ、基本の計算式は「90-緯度+23.4度」で夏至が計算できることを覚えておけば、今の太陽の位置も簡単に計算できます。^^
夏至の時の太陽の高さを計算してみよう! まとめ
それでは、夏至の時の太陽の高さが90度になる線を何と呼ぶのか、また南中高度の計算方法などご紹介してみました。
私は数字に弱いので、地学もさっぱりだったので、なるべくわかりやすく解説してみました。
記事が参考になりましたら、嬉しいです!^^