段ボールの語源は?実は和製英語だった?名前の由来なども解説! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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段ボールの語源は?実は和製英語だった?名前の由来なども解説!

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ふと思ったんだけどさ。

段ボールの語源ってなんだろ?いつからダンボールなのかな?

確かに、段ボールってなぜそう呼ぶのか気になるわよね。

今回は、段ボールと呼ばれるようになった語源など紹介するわね!

段ボールって普段何気なく使っている言葉ですが、語源はどこにあるんでしょうか?

今回は、段ボールの語源や由来などご紹介します!

ダンボールの語源は?

普段何気なく段ボールと呼んでいますが、そもそもいつからそう呼ばれるようになったのか語源が気になりませんか?

実は、段ボールは和製英語の1つで、英語と日本語が混じってできた言葉なんです。

段ボールは表面が波のようにデコボコになっていますが、段々になってる=日本語と、英語のボール「board」が組み合わさり、段ボールと呼ばれるようになりました。

つまり、段になった英語のボール紙が段ボールの語源なんですね。

「ボール紙」とは、パルプで作った板紙を指し、英語で「板」を表す「board」が訛って「ボール」と呼ばれるようになります。

現在の段ボール

、現在では、木材パルプで作られたボール紙もあるので、区別するときは、藁パルプのものを「黄ボール」、木材パルプのものを「白ボール」と呼ぶとの違いもあります。

現在の段ボールは古紙を主原料とした原紙で作られています。

ただ、昔はボール紙で作られていたことが多く、段状に組み合わせられたボール紙、という事で、「段ボール」と名前がついたみたいですね。

段ボールの断面を見ると、波状に加工された紙を板状の紙で両側から挟んで接着しており、かつ強度を増した構造になっているのがわかります。

この構造自体が「段ボール」の「段」の語源とされます。

日本語の「段ボール」の名付け親は、井上貞治郎という日本の実業家で、語源は日本語由来と言うことですね。

段ボールの由来

段ボールは、強い強度を持つ包装資材として世界中で活躍中ですが、当初は目的が違いました。

具体的には、19世紀のイギリスで、当時流行していたシルクハットの内側に貼りつけ、汗を吸い取るための道具として使われていたんですね。

後に、アメリカでガラス製品の梱包に使われたことをきっかけとして、今のように包装資材として使われるようになります。

さらに時代が進んでいくと、上記でもご紹介した井上貞治郎さんが、日本での包装資材の名前を「段ボール」と名前をつけ、強固で大量生産ができる段ボール箱の開発に成功しました。

段ボールの実用新案を取得したと同時に、聨合紙器(現社名レンゴー)という会社を設立したため、井上貞治郎さんは「日本の段ボールの父」とも呼ばれています。

段ボールの構造

段ボールの本来の意味では、段ボールシートのことを指します。

段ボールシートとは、ライナーに波型に加工したフルーテッドの中芯を貼り付け、さらに裏側にライナーで補強した板状のシートです。

ちなみに、段ボールを英語で書くと「corrugated cardboard」となります。

段ボールは、中芯が波状の形をしていることから非常に丈夫で、真横から見ると三角形が連続しているのがわかります。

三角形の連なりは「トラス構造」と呼ばれていますが、四角形よりも三角形の方が丈夫であることから、段ボールにはトラス構造が使われているんですね。

トラス構造が使われている東京タワーや東京スカイツリー、陸橋などを見れば、その頑丈さも納得がいくところです。

明治には「なまこ紙」と呼ばれていた?

明治時代には、段ボールは「なまこ紙」と呼ばれていましたが、波型のボール紙の形状が「なまこ」に似ていることが由来とされます。

また、段ボールの段は波型のボール紙が「段々」に見えることに由来しています。

井上貞治郎さんが段ボールと名付けるまでは「なまこ紙」という呼び方が一般的で、当時はまだ段ボールは梱包材として使われたいたわけではなかったんですね。

段ボールの語源は日本にあった まとめ

それでは、段ボールの語源や段ボールが丈夫な理由、由来などご紹介してみました。

段ボールは名付け親が日本人で、明治まではなまこ紙と呼ばれていたようです。

トラス構造のお陰で頑丈な作りになった段ボールは、現在では世界各地で梱包資材として使われています。

語源は日本にありますが、発祥はイギリスで、当初は梱包材ではなく、汗取りだったというのも面白いですね。

もし段ボールの語源が気になったときに、記事が参考になりましたら、嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!