
11月24日はオペラ記念日だね!
僕は、レ・ミゼラブルのオペラを見たことがあるよ。

オペラって、映画とはまた違った魅力があるわよね。
今回は、11月24日がオペラ記念日になった由来など紹介するわ!
今日は素敵な話題をお届けしたいと思います。
実は11月24日、とても特別な記念日なんです。
11月24日はオペラ記念日

みなさんは「日本で初めてのオペラ」がいつ上演されたか知っていますか?
なんと1894年(明治27年)のこの日だったんです。
今回は、その感動的な物語についてお話ししたいと思います。
日本初のオペラについて、以下のポイントをご紹介します。
- 上演されたのは有名な『ファウスト』の第1幕
- 場所は東京音楽学校(今の東京芸術大学)の奏楽堂
- 指揮者は『君が代』の編曲で知られるフランツ・エッケルト
- 出演者はオーストリア大使館の職員の方々
- 合唱は音楽学校の生徒さんたち
- 目的は日清戦争での傷病兵のための慈善興業
オペラが公演された目的
130年も前のことを想像してみてください。
明治時代、日本人の多くがまだ西洋音楽に触れる機会も少なかった時代です。
その頃、東京音楽学校の奏楽堂に、たくさんの人が集まりました。
私が特に心を打たれたのは、この公演の目的です。
戦争という厳しい現実の中で、音楽の力で人々を励まし、支援しようとした先人たちの想いが伝わってきます。
指揮者はフランツ・エッケルト
そして、この公演を実現させた人たちの国際色豊かな顔ぶれにも注目です。
オーストリア大使館の職員が出演し、指揮を務めたのはドイツ海軍軍楽隊長のフランツ・エッケルト。
実は彼、私たちがよく知る『君が代』の編曲者なんです。
日本の国歌の大切な部分に関わった人物が、この歴史的な公演の指揮も担当していたなんて、なんだか運命的ですよね。
合唱を担当した音楽学校の生徒さんたちの心境も気になります。
西洋音楽を学び始めたばかりの彼らが、本場ヨーロッパの演奏家たちと共演する。
きっと緊張もしたでしょうが、それ以上にワクワクした気持ちだったのではないでしょうか。
日本初のオペラの演目は?
演目として選ばれたのは、グノー作曲の『ファウスト』第1幕。
ゲーテの名作を原作とする、とても深い物語です。
当時の観客の皆さんは、どんな気持ちでこの物語を観たのでしょうか。
西洋音楽の響きと、異国の物語の世界に、さぞ心を奪われたことでしょう。
オペラ記念日は日本初上演以上の意味があった

この公演は、単なる日本初のオペラ上演という以上の意味があったと思います。
今でこそ日本でもオペラを観る機会は増えましたが、130年前にこうして種が蒔かれ、多くの人々の努力で育てられてきたんですね。
文化の芽というのは、こうして少しずつ、でも確実に育っていくものなのかもしれません。
そういえば、私の父も最近になってクラシック音楽に興味を持ち始めました。
74歳にして新しいことを始める父を見ていると、文化や芸術との出会いに早いも遅いもないのだと実感します。
オペラ記念日にはぜひ近くの劇場に行ってみよう! まとめ
みなさんも、この11月24日を機会に、オペラやクラシック音楽に触れてみませんか?
案外、新しい発見があるかもしれません。
音楽の素晴らしさは、時代を超えて私たちの心に響くものですからね。
そうそう、オペラを楽しむなら、演目の題材となった小説などを先に読んでおくと、より内容が頭に入ってきて、素敵な時間を過ごせますよ?
最後までお読みいただきありがとうございました!


