押しボタン式信号って、すぐに青にならないことがあるよね。
これって理由があるのかな?
もちろん理由はあるわ!
今回は、押しボタン式信号ですぐに青にならない理由を紹介するわね!
交差点には「押しボタン式」の歩行者用信号があります。
しかし、この信号にはすぐに青に変わるものと、押してもなかなか変わらないものがあります。
これにはどんな理由があるのでしょうか。
信号の制御システムがカギ
押しボタン信号がすぐに変わるかどうかは、その信号が「系統制御」に組み込まれているかどうかに関係しています。
例えば、主要道路では信号のタイミングを合わせ、一度青信号になるとそのまま連続して青信号が続くように調整されています。
これにより、混雑や渋滞を防ぎます。
押しボタン信号のタイミング
系統制御エリア内の押しボタン信号は、そのエリア全体の信号タイミングに合わせて動作するため、押してもすぐに変わらない場合があります。
これに対して、単独で設置されている信号は、押してからおよそ8秒で青に変わることが多いです。
信号機の役割
信号機には以下のような役割があります。
- 交通事故の防止
- 車両の流れの円滑化
- 交通環境の改善
信号機の変わり目にスピードを上げたり駆け込んで渡るのは危険ですのでやめましょう。
信号機の制御方法
信号機のタイミングは《サイクル》《スプリット》《オフセット》で表されます。
- サイクル:信号が青→黄→赤と一巡する時間
- スプリット:1サイクルにおける時間配分
- オフセット:各交差点の青信号開始時間をずらすことでスムーズな通過を可能にする
信号機の制御方式
- 地点制御:交差点ごとに単独で信号を制御
- 系統制御:連続した信号機を連携させて制御
- 地域制御:広範囲の道路状況を収集・分析し、信号タイミングを指令
歩行者にやさしい信号機
歩行者用信号には、音が鳴る信号機や歩行者待ち時間表示装置、歩車分離式信号機などがあります。
- 音が鳴る信号機:視覚障害者用に擬音や音声で信号の動作を知らせます
- 歩行者待ち時間表示装置:信号が青に変わるまでの待ち時間を表示します
- 歩車分離式信号機:歩行者と車両の通行時間を分けて安全を確保します
押しボタン式信号機の疑問
押しボタン式信号機のおさらい
歩行者が道路を渡る際に、ボタンを押すことで車両用信号を赤にし、歩行者用信号を青にする仕組みの信号機です。
押しボタン箱の説明
横断歩道の手前に設置された黄色い箱が押しボタン箱です。
歩行者用信号が赤の時、この箱の表示窓には「おしてください」と表示されます。
信号が変わるまでの時間
場所によって異なりますが、通常はボタンを押してから6秒から10秒程度で信号が青に変わります。
幹線道路など、他の信号と同期を取る必要がある場所では、すぐに信号が変わらないこともあります。
横断の方法
- 押しボタン式信号機であることを確認します。黄色い押しボタン箱が柱に設置されているか、信号機に「押しボタン式」という表示があるかを確認しましょう。
- 押しボタン箱の表示窓に「おしてください」と表示されていれば、中央の赤いボタンを押します。
- ボタンを押すと表示窓の文字が消え、「おまちください」と表示されます。
- 少し待つと、横断するための信号が青に変わります。
信号が青に変わった後も、左右の車や路面電車が止まっていることを確認してから横断しましょう。
押しボタン式信号は制御方法によって違う まとめ
通常の押しボタン式信号機は、ボタンを押すとすぐに信号が変わるようになっています。
しかし、交通量の多い道路では、全体の交通の流れをスムーズにするため、すぐに信号が変わらないことがあります。
最後までお読みいただきありがとうございました!