バイクのカウルが割れちゃったよー。
補強材とかどれを使って、修理すればいいんだろ?
もし自信がなければ、業者にお願いするのも1つの方法よ?
今回は、バイクのカウルが割れた時の補強材など紹介するわ!
バイクを運転中に飛び石や転倒によりカウルに傷や割れが生じたことはありませんか?
傷ついたカウルは、見た目だけでなく安全性にも影響を及ぼすため、修理が必要です。
この記事では、バイクのカウルに生じた割れや傷を修理する方法について分かりやすく説明します。
割れたカウルの修理方法
割れたカウルの修理には「プラリペア」という補修剤を使用します。
プラリペアを用いた修理の手順は以下の通りです。
- 割れ目をV字型に削り、接着面を増やします。
- テープで固定して、プラリペアが流れ出ないようにします。
- パウダーをまず塗り、次に液剤をかけて固めます。
- 固化後、リューターやサンドペーパーで表面をなめらかにします。
- 下地塗装、本塗装、クリアコートの順に塗装し、最後に耐水ペーパーとコンパウンドで仕上げます。
カウルの役割と素材
カウルは、バイクの車体を覆い、空気抵抗を減少させるパーツです。
主に「カウリング」「フェアリング」とも呼ばれ、流線型の形状が特徴です。
これにより、スピードの向上やライダーの疲労軽減が期待できます。
カウルの主な素材には、ABS、カーボン、FRPがあります。
- ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン): 衝撃に強く、軽量で加工しやすい樹脂プラスチック素材です。
- カーボン: プラスチック樹脂に炭素繊維を配合したもので、軽量かつ非常に強靭です。
- FRP(ファイバーレインフォースドプラスチック): ガラス繊維強化プラスチックで、低コストで形状の自由度が高いです。
カウルの種類
カウルには、フルカウル、ハーフカウル、ビキニカウルといった種類があります。
- フルカウル: 車体全体を覆うタイプで、最大の空気抵抗低減が可能です。
- ハーフカウル: 車体の下部を覆わないタイプで、一部の保護に特化しています。
- ビキニカウル: 主にメーターやヘッドライト周辺を覆う小型のカウルです。
各タイプは、使用するバイクの種類や目的によって選ばれます。
デザイン性や機能性を考慮して、最適なカウルを選びましょう。
バイクのカウルに傷がついた場合の補修方法
バイクのカウルに傷がついた場合の補修方法には、傷の深さに応じて異なる対処が必要です。
以下では、傷の種類ごとの対応方法を解説します。
細かな傷の対処法
表面のみに傷がある場合、磨き作業だけで対応可能です。
初めに2000番の耐水サンドペーパーで磨き、その後コンパウンドを使用して仕上げ磨きを行います。
非常に浅い傷の場合はコンパウンドだけで綺麗になることもあります。
塗装の下地が見える深い傷
塗装の下地が露出しているような深い傷がある場合は、タッチアップペンを使った塗装補修が必要です。
補修の手順は以下の通りです。
- 耐水ペーパーで傷の部分の凹凸を平滑にします。
- シリコンオフで脱脂処理を行い、塗装の密着を良くします。
- タッチアップペンで丁寧に塗装し、乾燥させます。
- 再び耐水ペーパーとコンパウンドを使い、表面を仕上げます。
広範囲の傷の場合
広範囲にわたる傷がある場合は、タッチアップペンではなくスプレーガンを使用した塗装が望ましいです。
広い面積を均一に塗装するためには、以下の手順を踏むと良いでしょう。
- 修理する部分の周囲をマスキングテープで保護します。
- 傷んだ部分のバリやささくれを耐水ペーパーで取り除きます。
- 再びシリコンオフで脱脂し、塗料の密着を向上させます。
- ポリエステルパテで凹みを埋め、硬化後に磨きます。
- 下地作りのためにプラサフを塗り、表面を再度サンディングします。
- 本塗装とクリアコートを施し、最後に耐水ペーパーとコンパウンドで仕上げを行います。
プロに依頼する場合
自分で修理する自信がない場合や、傷の範囲が広い場合はプロの業者に依頼するのが無難です。
特に高価なバイクや複雑な塗装が施されている場合、専門的な技術と設備が必要となることもあります。
修理費用は傷の大きさや深さによって変わりますが、軽い傷であれば数千円から、広範囲のダメージがある場合は数万円程度が目安です。
バイクのカウルが割れたらすぐに修理しよう! まとめ
カウルの割れや傷の修理は、細かい手作業を要しますが、自分で行うことでメンテナンスコストを大幅に削減できます。
カウルの修理自体は特別な技術を必要としない作業ですが、パーツを取り外す際には専用の工具やある程度の専門知識が求められることもあります。
修理に自信がない場合は、無理をせずバイクショップに依頼することをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました!