車のAT限定解除をしたんだけど…。
なぜか限定解除ではなく、審査と教習所で呼ばれたんだよね。
日本語の言い回しは難しいけど、意味的には審査も同じだと思うわ。
今回は、車の限定解除の方法など紹介するわね!
AT限定免許しか持っていない方で「MT車に興味を持ち始めた」や「仕事の都合でMT車を運転する必要が出てきた」という方が、MT車の運転免許が必要になることがあるかもしれません。
この場合、AT車限定免許からMT車の運転が可能になる手続きをAT限定解除と呼びます。
車の限定解除を審査と呼ぶのはなぜ?
小型ATから普通二輪MTの免許を取得する際、教習所ではよく「限定解除」ではなく「審査」と言われているそうです。
なぜ「審査」と呼ばれるのでしょうか?
理由は、まず、法的な用語として「検査」「捜査」「審査」「検定」「検証」などの表現があります。
それぞれに定義があり、状況によって使い分けられます。
例えば、自動車や大型バイクの「自動車検査登録」、交通事故などに関する「捜査」、そしてあなたが受けられた「技能審査」などです。
これらの言葉の使い分けは、法令作成時に適切な表現を選択することで決まっています。
小型ATから小型MT、または400ccのMTバイクの限定解除なども、「技能審査合格証明書」とあるように、限定解除をするための審査という意味合いで使うようです。
運転免許証における制限解除とは?
制限解除とは、運転免許証に設定された制限を解除して、他の車種も運転できるようにすることを指します。
例えば、「普通車はAT車に限る」や「中型車は8トン限定」といった記載がある場合は制限が設定されており、制限解除の対象となります。
自動車運転免許の制限解除の種類
運転免許証における制限解除には、主に以下のような種類があります。
- 準中型免許 「5トン限定」または「5トン限定・AT車限定」と記載がある場合、制限解除することで「7.5トン未満のMT車」が運転可能になります。
- 中型免許 「8トン限定」または「8トン限定・AT車限定」と記載がある場合、制限解除により「11トン未満のMT車」が運転できます。
- 大型特殊免許 「カタピラ車限定」や「農耕車限定」の制限を解除すれば、「全長12m以下、全幅2.5m以下、全高3.8m以下、排気量・最高時速に制限なし(ただし49km/h以下)」の特殊車両を運転できます。
- 大型免許 「自衛隊車両限定」の制限解除により、「車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上、または乗車定員30人以上の車両」が運転できるようになります。
AT限定解除の方法と流れ
制限解除には、「教習所に通う」か「一発試験を受ける」方法があります。
以下では、普通車のAT限定解除における「教習所に通うパターン」と「一発試験のパターン」の流れを解説します。
教習所で取得する場合の流れ
- 教習所で講習を受け、卒業証明書を取得します。技能講習の内容は以下の通りです:
- クラッチペダルとチェンジレバーの操作
- 発進・停止、変速操作とブレーキ
- 坂道発進、狭路・踏切の通過
- 方向転換と縦列駐車
- 卒業証明書とAT限定免許証を持参し、運転免許試験場で制限解除の申請をします。手数料1,400円も忘れずに持参してください。
- 提出物に問題がなければ、運転免許証が交付されます。
一発試験で取得する場合の流れ
- 運転免許試験場で必要な書類を記入し、提出します。提出書類は以下の通りです:
- 普通自動車AT免許証
- 眼鏡またはコンタクト(視力検査用)
- 技能試験の内容は、踏切での停車と発進、坂道発進、S字・クランク走行、縦列駐車、方向転換などです。警察官による厳しい審査が行われます。
- 審査に合格すれば、運転免許証が交付されます。
AT限定解除のメリットとデメリット
メリット
デメリット
車の限定解除で乗れる車を増やそう まとめ
AT限定を解除することで、MT車も運転できるようになります。
解除方法は教習所に通うか、免許試験場で直接試験を受けるかの2つの選択肢があります。
時間はかかりますが、運転に自信がない方は教習所で講習を受けるのが安全です。
最後までお読みいただきありがとうございました!