JRには入場券があるけど…。
見送り以外にも目的とかあるのかな？
しかも定期券もあるなんて、本当に使い道が謎よね？
今回は、定期入場券はどんな目的で使われるのかなど紹介するわ！
定期入場券は、列車利用のためだけではなく、駅の施設利用のためにも発行される特別なチケットです。
このチケットは、主に駅構内の移動や待ち合わせのために使われます。
発行される場所は限られており、その数は徐々に減少している傾向にあります。
定期入場券は何のためにある？
通常、鉄道の定期券といえば、特定の期間内で何度でも列車に乗れるものを指します。
過去には、駅構内での送迎などに使用されたこともあります。
現在、JRは特定の駅でのみ、特に必要とされるケースに限り、このタイプのチケットを発行しています。
特定の駅でのみ必要なケースもある？
例として、JR中央線の高尾駅があります。
この駅は、南北の移動が不便なため、八王子市が65歳以上の高齢者や障害者を対象に、駅構内の移動のための入場券や定期入場券の購入を支援しています。
同様の支援策は、東武線の春日部駅でも見られます。
ただし、高尾駅は将来的に南北の自由通路が整備される予定で、春日部駅も2031年までに高架化が完了する予定です。
これにより、これらの駅での定期入場券の必要性は減少すると考えられています。
定期入場券には時間制限がない？
入場券は、駅の改札内に入るために必要なもので、通常は発売時刻から2時間有効です。
しかし、定期入場券にはこの時間制限がなく、有効期間は1か月のみです。
これにより、定期的に駅構内を利用する人々に便利さを提供しています。
これは、八王子市が南北自由通路の整備が完了するまでの間、特定の市民に対して提供している時限的な支援策の一環です。
通勤定期券とは
JRでは、「通勤定期券」とも呼ばれる定期乗車券を提供しており、これは一定期間内での無制限の乗車を可能にするチケットです。
しかし、JRのチケットはこれだけではありません。
特定の駅の改札やプラットフォームにアクセスするための「定期入場券」という特別なチケットも存在します。
選ばれた駅でのみ販売
この定期入場券は、JRが認める必要がある場合に限り、選ばれた駅でのみ販売されています。
ただし、このチケットでは車内への立ち入りは許可されていません。
価格は地域によって異なり、例えば東京駅では1か月間28回以上使用すると、通常の入場券を購入するよりもコストが安くなります。
定期入場券の主な利用目的
定期入場券の主な利用目的は、駅構内を通り抜けることです。
東武鉄道の春日部駅は、通路が改札内にしかなく、外部から駅を通り抜けるには遠回りが必要です。
この駅では、特に「開かずの踏切」やバリアフリー設備がない地下通路が問題となっており、春日部市は定期入場券の購入費の一部を補助しています。
この支援は、高齢者や障害者、未就学児の保護者に限られています。
JR中央本線の高尾駅も、改札内を通り抜ける必要があるため、八王子市は駅構内の移動を助けるために定期入場券の購入費用の一部を補助しています。
これは、南北自由通路の整備が完了するまでの一時的な支援策です。
定期入場券は通り抜けに使われている？ まとめ
定期入場券は現在ICカードに対応していないものの、JR東日本は2021年よりICカードを使用した新しい入場サービス「タッチでエキナカ」を導入しました。
このサービスでは、特定の駅内の商業施設での購入に対し、入場券の価格に相当するポイントを還元するプロモーションを実施しており、実質的に入場料が無料になることもあります。
このような新しいサービスの導入により、従来の紙の入場券や定期入場券、そしてそれに関連する補助事業は、徐々に特別な存在になりつつあるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました！
