この前果実加工品を買ったら、まさかの外国産だったんだよね。
国産って書かれてたのに…こんなこともあるんだなぁ。
それについては国民生活センターが注意を出してるわ。
今回は、果実加工品で外国産と騙されないための注意点を紹介するわね!
通販サイトで「国産果実を使用した加工品」として注文した商品が、実際には外国産の果実で作られていたという相談が増えていることを、国民生活センターがXの公式アカウントで注意喚起しています。
国産と書かれた果実加工品が実は外国産?
国民生活センターによると、国産を謳いながら実際には外国産の果物加工品を販売するサイトは、悪質サイトである可能性が高いとのことです。
料金を支払ってしまうと返金が非常に困難なため、以下の点を確認するようにアドバイスしています。
- 販売業者の所在地や連絡先が表示されているか
- 価格が異常に安くないか
- 日本語が不自然ではないか
ケーススタディ
- 事例1: SNSの広告を見て「国産ドライいちご」を注文したが、届いたのは外国産でサイズも広告より小さかった。業者に電話したが連絡がつかなかった(60代)
- 事例2: SNSの広告で「国内の有名店の国産干し柿」が6割引きで販売されていたので注文。商品が代引きで届いたが、中身は外国産の偽物だった(70代)
助言
- 通販サイトで国産果実を注文したが実際には外国産が届いたという相談が多く寄せられています。このようなサイトは、商品の産地を偽る悪質サイトの可能性があります。
- 支払った後の返金は非常に困難なので、サイトに業者の所在地や連絡先が表示されているか、価格が異常に安くないか、日本語が不自然ではないかなどをよく確認しましょう。
- 代引きの場合は送り状の「依頼人」を確認し、注文した業者と異なる場合や不審な点がある場合は、代金を支払わず受け取りを拒否してください。
- 不安に感じた場合や困った場合は、自治体の消費生活センターなどに早めに相談しましょう(消費者ホットライン188)
果実加工品とは?
果実は甘くてそのまま食べるのが一般的ですが、水分が多く柔らかいため劣化が早いです。
そのため、昔から保存のために加工されてきました。
加工により生の果実にはない風味や品質を楽しむことができ、製菓の材料としても利用されています。
今回は果実加工品について詳しく見ていきましょう。
加工品の種類
代表的な果実加工品には以下のものがあります。
- ジャム類
- 乾燥品
- 缶詰、瓶詰
- 冷凍品(果実、果汁、シャーベット)
- 砂糖、リキュール漬け
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ジャム類
果実に糖類を加えて加熱しゼリー化させたものです。
果実中のペクチンが有機酸と糖と反応してゲル化します。
製法や原材料により次のように分類されます。
- ジャム
- マーマレード
- プレザーブ
- ゼリー
最近では非加熱で作る高圧処理ジャムも増えています。
乾燥品
常圧乾燥果実と凍結乾燥果実(フリーズドライ)に分かれます。
常圧乾燥果実
- 干しブドウ
- あんず
- プルーン
- クランベリー
- マンゴー
- クコ
天日や人工乾燥により甘みが増し、生の果実とは異なる風味が出ます。
凍結乾燥果実
- イチゴ
- フランボワーズ
- バナナ
生の果実の色・香り・味を保ちながら加工されます。
缶詰・瓶詰
果実の缶詰や瓶詰には次のようなものがあります。
- 桃
- みかん
- パイナップル
- さくらんぼ
- 洋梨
- りんご
調製した果実を缶や瓶に詰めて糖液を注入し、脱気、密封、殺菌、冷却を経て完成します。
冷凍品(果実、果汁、シャーベット)
以下の果実が冷凍品として加工されることが多いです。
- イチゴ
- メロン
- みかん
- フランボワーズ
- ブルーベリー
冷凍することで劣化が防げるため、長期保存が可能です。
砂糖・リキュール漬け
果実を砂糖やリキュールに漬けることで保存性を高めた加工食品です。
以下の果物が主に使用されます。
- ミカン
- さくらんぼ
- 栗
- アンズ
- リンゴ
- オレンジの皮
果物の加工品の特徴を活かして、スイーツ作りを楽しんでみてください。
果実加工品が外国産である可能性は高い? まとめ
果実加工品を代金引換で支払う際には、送り状の「依頼人」を確認し、注文した販売業者と異なる場合や不審な点がある場合は、代金を支払わず、商品の受け取りを拒否するよう注意を呼びかけています。
また、不安を感じたり困ったりした場合は、最寄りの消費生活センターなどに早めに相談することが重要です。
最後までお読みいただきありがとうございました!