メルカリで盗品を買っちゃったよ。
知らないで買った場合も、罪に問われるのかな?
どの程度まで知らなかったかにもよるわ。
今回は、メルカリなどで盗品を購入した場合、罪に問われるのかを紹介するわね!
盗品がメルカリなどのオンラインのマーケットプレイスに出品される問題は一般的です。
もし消費者が知らずに盗品を購入した場合、法的な責任が生じるかもしれませんし、元の持ち主からの返還要求に応じなければならない状況も考えられます。
メルカリなどのフリマアプリで盗品を購入!
盗難品を購入したり、販売する行為には法的な罰則が存在します。
もし盗難品だと確認できる場合や、被害者や公的機関から連絡があった場合は、アプリの利用停止と警察への通報が求められます。
また、盗品を購入または販売した場合、日本の刑法256条により「盗品譲り受け等罪」として罰せられる可能性があります。
この罪には以下のような行為が含まれます。
- 盗品の無償譲り受け
- 盗品の運搬
- 盗品の保管
- 盗品の有償譲り受け
- 有償での盗品処分を仲介する行為
無償譲り受けとは
無償譲り受けは3年以下の懲役が法定刑とされ、10年以下の懲役および50万円以下の罰金が科されることがあります。
盗品を知っていて購入した場合、有償譲り受けと見なされ、罪に問われる可能性があります。
しかし、盗品と知らずに購入した場合、故意がないため罪に問われることは通常ありません。
ただし、盗品である可能性を認識しながら購入した場合は、故意とみなされ罰せられることもあります。
このような場合には、まずは最寄りの警察署に相談し、適切な対応を取ることが推奨されます。
返還が求められたら?
盗品の購入後、元の所有者から返還が求められる場合、必ずしも返還が義務付けられるわけではありません。
特にフリマアプリなどで購入した場合、売り主が所有権を持たないことに気づかないのは無理もないとされます。
このような状況では、民法の「即時取得」規定により、購入者が物の権利を得ることが可能です。
元の所有者は、盗難時から2年間、物の回復を請求する権利を持ちます(民法193条)
しかし、購入者が盗品であると知らずに購入した場合、元の所有者は購入者に支払われた金額を補償する必要があります(民法194条)
もし元の所有者から返還を求められても応じなかった場合、法的な手続きを通じて返還を強制されることがあります。
盗品関与罪の処罰理由は2つ
盗品関与罪の処罰理由は主に二つに大別されます。
盗品関与罪は故意犯であり、「故意=盗品であることの認識」が必要です。
知らなかった場合は故意がないため、罪に問われません。
しかし、「もしかしたら」という程度の認識があれば、未必の故意が認められ、罪が成立する可能性があります。
盗品だと思ったらメルカリに連絡
メルカリの利用規約違反や不審な商品を取引前に発見した場合、以下のステップに従って報告してください。
確認後、メルカリのガイドラインに基づいて適切な措置を検討します。
また、取引完了後に届いた商品が期待と異なる場合の報告方法は、「商品が説明と異なる、または損傷している」のセクションを参照してください。
- 報告したい商品のページで、「…」アイコンをクリックします。
- ポップアップメニューが表示されたら、「この商品を事務局に報告する」を選択します。
- 報告する理由を指定し、最後に「事務局に報告する」ボタンをクリックします。
※「その他」を理由として選択する場合は、具体的な詳細を記入する必要があります。
報告が成功すると、「商品の報告を受け付けました」という確認メッセージが画面に表示され、報告手続きが完了します。
メルカリでは盗品に注意しよう! まとめ
もし購入した商品が盗品であることが判明したら、道徳的にも警察やフリマアプリの運営者に通知することが推奨されます。
これにより、犯罪行為を繰り返す売り手の抑止や、被害者の救済に繋がることが期待されます。
最後までお読みいただきありがとうございました!