昔は道路にチョークでけんけんぱリングを書いたものだよね。
でも、今は安全対策に使われてるって本当?
普通に考えれば、けんけんぱリングにしか見えないわよね。
今回は、なぜけんけんぱリングが安全対策に使われているのかなど紹介するわ!
子供の頃けんけんぱリングで遊んだ方も多いと思いますが、東北でよく見かけるけんけんぱリングのようなものは実は安全対策に使われているそうです。
今回は、けんけんぱリングがなぜ安全対策に使われているのか理由をご紹介します!
安全対策にけんけんぱリング?
最近、懐かしい「けんけんぱ」遊びのようなリングが、道路上に設置されていることがありますが、これは遊びが目的ではなく、実は安全対策で、道路工事の車線規制帯の手前に置かれていることが多いです。
けんけんぱ遊びをされた方の多くは、昭和生まれの方だと思います。
ただ、けんけんぱ遊びは運動神経向上の目的がありましたが、道路にけんけんぱリングが置かれているのには切実な思いがあります。
ドライバーに対し、前方の工事に気づかせるための対策で、特に東北地方には多く置かれていると言います。
東北ではピタリング
このけんけんぱリングの名前は、東北では有名で「ピタリング」と名付けられ、軽くて持ち運びもしやすいことから、よく使われている道具なんだそうです。
工事が近くにあると標識があっても、普段漫然と運転している方は気づきにくいかもしれませんが、ピタリング=けんけんぱリングがあれば、振動するのでより気づきやすいとの仕組みになっています。
東北以外の地域ではあまり見かけないですが、もしけんけんぱリングを見つけたら、近くで工事がやっていると思って、安全運転を心がけてみてください。
NEXCO東日本グループも導入
NEXCO東日本グループもこのピタリングを導入している企業の1つで、ピタリングを開発した上北建設と共に、高速道路用に補強材やウエイト部材をプラスしたリングを開発し「高速用簡易ハンプ」の名前で特許を取得しているそうです。
実際、2023年7月に行われた「NEXCO東日本」の定例会見でも、「高速用簡易ハンプ(ピタリング)」が紹介されています。
つまり、ピタリングで視覚だけでなく体感で察知し、工事現場に車が突っ込む事故を減らせるようにと開発されたのがけんけんぱリングによく似た「高速用簡易ハンプ」なんですね。
そもそもけんけんぱとは?
けんけんぱリングに似たピタリング(高速用簡易ハンプ)は、安全対策のために置かれていると書きましたが、そもそも若い方は「けんけんぱ」を知らない方も多いと思いますので、簡単にご紹介します。
「ケンパ」や「かかし」など、地域によって名称は違いますが、子供の運動神経向上に効果があるとも言われており、中には公式ルールが設定されている地域もあるそうです。
また、海外にもけんけんぱに似た遊びがあり「hopscotch」という名で親しまれています。
ただ、海外では日本のように男女が遊ぶものではなく、イギリスやアメリカでは、主に女子がメインの遊びです。
海外にも日本にも親しまれている遊びですから、伝統として残ってほしい遊びですよね。
道路のけんけんぱリングは工事に気を付けるの意味 まとめ
それでは、道路に置かれているけんけんぱリングのようなものが安全対策として置かれるようになった理由や、正式名称などご紹介してみました。
道路に安全対策に置かれているけんけんぱリングは、東北ではピタリングとも呼ばれていますが、正式名称は「高速用簡易ハンプ」として特許も取られているようです。
工事現場に車が突っ込む事故が減るようにと設置されたものなので、ぜひ全国的にも広がって、より事故が起きにくい社会になって欲しいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!