盗んだバイクってどこに行ってしまうんだろ?
今はオークションで持ち主に返る仕組みもあるみたいだけど…。
昔からバイクは盗まれやすいから気を付けないとね。
今回は、バイクが盗まれた時や盗まれないようにする対策など紹介するわ!
バイクの盗難は所有者にとって大きな悩みの一つです。
突如として愛車がなくなってしまう事件は、日本各地で日々発生しています。
盗んだバイクの行く先はどこ?
一旦盗まれたバイクが元の持ち主のもとへ戻る可能性は非常に低いとされています。
盗難から守るための予防措置を講じることが重要ですが、盗まれた後のバイクの行方については、多くの人が疑問を持っています。
これは、盗難防止技術がバイクに標準装備されるようになったことが一因と考えられます。
にもかかわらず、バイク盗難は完全にはなくなっていません。
盗まれたバイクの大部分は見つかることがなく、自動車の検挙率が約50%であるのに対して、バイクの検挙率は20%未満とされています。
かつては、日本製バイクの盗難が海外への不正輸出に繋がるケースがありましたが、現在では税関と警察の協力により、中古車の輸出審査が強化され、盗難バイクの不正輸出は大幅に減少しています。
盗まれたバイクの主な行き先
近年では、盗まれたバイクの主な行き先はインターネットを通じた個人間売買であり、特にネットオークションやフリーマーケットアプリを通じた販売が主流です。
転売方法は様々で、部品として分解販売されることもあります。
しかし、盗難バイクの海外への輸出が完全に止まったわけではありません。
専門的な盗難グループが複雑な方法で盗んだバイクを海外に輸出し続けています。
一方で、バイク業界団体による「所有者への返還システム」が成果を上げています。
バイク盗難の件数が増加するも?
バイク盗難の件数が増加しており、初動対策の重要性が高まっています。
警察庁の報告によれば、2023年のバイク盗難件数は前年から約2,000件増の9,946件に上り、刑法犯全体の認知件数も2年連続で上昇しています。
しかし、同期間における盗難バイクの検挙数は1,717件で、検挙率は17.2%にとどまっています。
この現状に対し、警察庁は「古物商に盗難品が持ち込まれる事例も見られ、地域や関連団体、事業者との協力を強化し、防犯活動を推進することが重要」と強調しています。
盗難防止対策として何ができるか?
バイクを盗難から守るためには、具体的な予防策を講じることがすすめられます。
- ハンドルロックは基本中の基本。常に活用しましょう。
- シャッターキー装備の場合は、必ず使用すること。
- 短時間の離脱時でも、しっかりとロックする習慣を。
- ワイヤーロック、チェーンロック、U字ロックの使用が推奨されます。
- アラーム付きディスクロックなどを追加で利用し、防犯力を上げましょう。
バイクが狙われにくくなるよう、可視性を下げる措置も重要です。
- シャッター付きガレージやバイクカバーを利用し、外観を隠すこと。
- センサーライトや防犯カメラの設置、砂利を敷くなどで、侵入抑止効果を高めること。
しかし、完璧な防犯対策は存在しないため、窃盗団が敬遠するような条件を作り出すことが重要です。
「盗みにくさ」を感じさせることで、盗難のリスクを低減できます。
愛車を守るため、複数の防犯対策を組み合わせ、盗難の可能性を最小限に抑える努力が求められます。
バイクの行き先はオークション? まとめ
バイク盗難件数が再び増加傾向にある現状では、盗難された車両の不正取引を未然に防ぐための措置がより一層求められています。
自らのバイクを盗賊の目から守るには、その存在を隠し、気付かれないよう工夫することが欠かせません。
さらに、複数の防盗策を駆使し、盗難のリスクを下げることにより、効果的な防犯対策が実現します。
最後までお読みいただきありがとうございました!