PCを使ってたら「ウイルスに感染しています」って出てびっくりしたよ。
詐欺だとわかっていたから、電話はしなかったけどね。
お年寄りの相談が増えてるらしいわね。
今回は、PCでウイルスに感染していると表示された場合の対処法を紹介するわ!
インターネット使用中に「ウイルス感染」の警告が突如表示され、警告音が鳴り響くことがあります。
これは「サポート詐欺」と呼ばれる手法で、表示された電話番号への連絡を促し、偽のサポートを提供することでサポート料金を騙し取る詐欺行為です。
国民生活センターがこれに関して注意喚起しています。
PCでウイルスに感染しているは詐欺
相談内容の例として、ある日、インターネット閲覧中に「ウイルスに感染しました」という警告画面とともに、不快な警告音が鳴り、PCが操作不能になりました。
連絡先は050で始まる番号でした。
電話をかけると、自らをマイクロソフト社員と称する人物が応対し、個人情報を聞き出した後にPCを遠隔操作されました。
約30分の作業の末、複数の料金プランを提示されましたが、すべて高額だったため断りました。
後に、実際にはウイルス感染していなかったことが判明しました。
対策アドバイス
このケースは「サポート詐欺」に該当します。
詐欺業者からのさらなる連絡に備え、応答を避けることが重要です。
遠隔操作により個人情報が漏洩している可能性があるため、ネットバンキングやオンラインショッピング等で使用しているアカウントの不審な取引がないか確認し、パスワードの変更を行ってください。
また、クレジットカード情報が漏洩している恐れがある場合は、カード会社に連絡して適切な対応を取ってもらいましょう。
消費者支援センターからの対処法
もし偽の警告メッセージがパソコン画面に現れても冷静に対応し、ブラウザを閉じるかシステムを再起動してみてください。
- 「Alt」キーと「F4」キーを同時に押してアプリケーションを閉じます。もし「このページから移動しますか?」というメッセージが表示されたら、「はい」を選択します。
- それでも閉じられない場合は、「Ctrl」キー、「Alt」キー、「Delete」キーを同時に押し、出現する画面から「再起動」を選ぶことでシステムをリセットします。
- これらの手順を試しても問題が解決しない場合は、情報セキュリティに関する相談窓口に連絡してみてください。
警告に従って電話をかけることは避けてください。
正規のマイクロソフト社やその関係者から、警告メッセージを通じて消費者に直接連絡を取るようなことはありません。
もし金銭を要求されたら、その時点で電話を切ってください。
また、電話が再度かかってきたとしても応答しないようにしてください。
誰かに相談するのもおすすめ
誰かに相談することも重要です。
単独で判断せず、身近な人や専門機関に相談してください。
独断で行動すると、予想外のトラブルに遭うことがあります。
不安な時は、消費生活相談窓口や警察に相談することがすすめられます。
- 消費者ホットライン:188
- 警察相談専用電話「#9110」
警告画面や連絡先に記載された電話番号には決して連絡しないでください。
国民生活センターによると、サポート詐欺の相談件数は年間を通じて多く、特に70歳以上の高齢者からの相談が増加しています。
新たな手法としてインターネットバンキングでの送金指示も確認されており、注意が必要です。
PCがウイルスに感染していると表示されたら? まとめ
もし「警告画面が消えない」や「警告画面が一定時間ごとに再び現れる」という状況が発生した場合、それはパソコンがウイルスに侵されている可能性が考えられます。
このような状況を解決するためには以下の対策を検討してください。
- ウイルス駆除用のソフトウェアを活用して、システム内のウイルスを除去します。
- パソコンのシステム復元機能を用いて、偽警告が表示される以前の状態へとシステムを戻します。
これらの手段を試しても問題が解決しない場合は、最終手段としてパソコンを初期化(オペレーティングシステムの再インストール)し、購入時の状態に復元することが推奨されます。
最後までお読みいただきありがとうございました!