伺う・窺う・ 覗うの違いは?誤解されない正しい使い方を解説! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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伺う・窺う・ 覗うの違いは?誤解されない正しい使い方を解説!

伺う・窺う・ 覗うの違いは? 雑学・地域

伺う・窺う・ 覗うって、どれもうかがうって読むよね?

でも漢字が違うように意味も違うのかな?

確かに紛らわしい言葉よね。

今回は、伺う・窺う・ 覗うの意味の違いなど紹介するわ!

インターネットで検索すると、「うかがう」と読む「伺う」「窺う」「覗う」についての情報が目につくかもしれません。

これらは似ているようで意味合いが異なる言葉です。

ここでは、「伺う」「窺う」「覗う」の意味の違いについて説明します。

「伺う」「窺う」「覗う」の意味の違い

これら三つの言葉は全て「うかがう」と読みますが、使い方に応じて適切に選ぶ必要があります。

以下で、それぞれの言葉の意味と使用の違いについて詳しく見ていきましょう。

「伺う」について

「伺う」は二つの主要な意味を持ちます。

一つ目は、「聞く」や「尋ねる」の際に用いる謙譲語で、「お聞きする」や「お尋ねする」といった意味になります。

例えば、「お話を伺いたい」と使用すると、「お話を聞かせていただきたい」という意味です。

二つ目の意味は、「訪問する」の謙譲語で、「お訪ねする」という意味になります。

「明日伺います」と言うと、「明日訪問します」という意味です。

「窺う」について

「窺う」は主に「こっそりと様子を見る」または「機会を伺う」意味で使われます。

例えば、「隙間から内を窺う」という使い方や、「反撃のタイミングを窺う」といった文脈で用いられます。

「窺う」は、「様子を探る」や「時を待つ」という意味合いがあります。

「覗う」について

「覗う」は「のぞいて様子を見る」ことを意味します。

隙間や小穴から向こう側を見る行為に使われ、「鍵穴から室内を覗う」や「物陰から相手の動きを覗う」といった使い方をします。

「伺う」「窺う」「覗う」の使い分け

これらの言葉は、それぞれ異なる文脈で使用されます。

「伺う」は敬語としての「聞く」「訪問する」、「窺う」は「様子を探る」「機会を伺う」、「覗う」は「のぞいて見る」の意味で使い分けられます。

特に「伺う」には複数の意味があるため、使い方に注意し、相手を尊重する表現を心がけることが大切です。

「伺う」の使用例

「聞く」を敬う表現である「伺う」は、相手に向けて使う言葉です。

  • お話を伺ってもよろしいでしょうか?
  • 御社の〇〇様から伺いました。
  • 申し訳ありませんが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか?

例文2での「御社の〇〇様より」という表現は、外部の方から情報を得た場合に適しています。

しかし、自社の上司からの情報を外部に伝える際に「弊社の課長より伺っております」と言うのは不適切です。

ここでは自らを低くして相手を敬う必要はなく、「弊社の課長より聞いております」と表現するのが適切です。

例文3で「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか」という表現は、「頂戴する」が物理的なものを受け取る際に用いる言葉であるため、名前を聞く場合には適していません。

「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」や「お名前を教えていただけますでしょうか」が正しい使い方です。

分からないことを尋ねる際の「伺う」

  • 一つお伺いしてもよろしいでしょうか?
  • 伺いたいことがありますが、○○を教えていただけますか?
  • ○○について、詳しく伺ってもよろしいでしょうか?

謙譲語は自分の行為を低くして相手を敬う表現です。

「窓口にて伺ってください」という使い方は不適切で、「窓口にてお尋ねください」が正しい表現です。

訪れる際の「伺う」

  • 明日、御社に伺います。
  • 営業課の〇〇様と13時の約束で伺いました、△△です。
  • ご都合の良い時に、ご挨拶に伺いたいと思います。

「お伺いしたいのですが」といった二重敬語は過剰な表現であり、シンプルに「伺いたいと思いますが」や「伺いたく存じますが」が適切です。

「お伺いしてもよろしいでしょうか」も「伺ってもよろしいでしょうか」や状況に応じて「お邪魔してもよろしいでしょうか」とするのが正解です。

注意点

「お伺いします」といった二重敬語は、一部でより敬意を示す表現として使われますが、文化庁の「敬語の指針」によると、一般的に受け入れられている場合もあるものの、敬語としての正確さを求める場面では避けるべきです。

適切な敬語の使用を心がけましょう。

「伺う」「窺う」「覗う」の使い方に注意しよう! まとめ

「伺う」と「うかがう(窺う・覗う)」は複数の意味合いを持ちます。

これらを適切に使用するためには、各言葉が持つ意味を正確に把握し、文脈に合わせた使い方を心がけることが重要です。

文章作成時には、これらの言葉の意味を再確認し、場面に応じた正しい使い分けを意識する必要があります。

特に、敬語を用いる際には二重敬語にならないよう注意が必要です。

最後までお読みいただきありがとうございました!