新幹線に踏み切りなんて、不思議だね。
でも全ての路線にあるわけじゃないんでしょ?
山形などのミニ新幹線にあるらしいわ。
今回は、新幹線に踏み切りがある理由など紹介するわね!
山形新幹線の導入に伴う新型車両の投入と踏切の存在は、特に西日本にお住まいの方々には驚きをもって受け止められています。
なぜ山形新幹線に踏切が設けられているのか、またその安全対策について解説します。
新幹線に踏切があるのはなぜ?
新幹線は通常、踏切を持たない立体交差で運行されます。
これは西日本にお住まいの方々には少し異なる光景かもしれません。
山形新幹線は、福島駅から山形県新庄駅までを結び、在来線の奥羽本線を改軌して新幹線車両が通行できるようにしたものです。
この改軌作業により、元々の在来線であったために踏切が残されています。
この地域の特性として、冬場の荒天時における移動手段の限定を解消するため、地元からの強い要望によりミニ新幹線の構想が実現しました。
踏切事故を防ぐための工夫
踏切事故を防ぐため、山形新幹線では踏切の前に特大の門が設置されており、遠方からでも新幹線が通る踏切であることが一目で分かるよう工夫されています。
また、この構造物は、高電圧の電線に接触するリスクを低減させる役割も担っています。
これにより、踏切が存在し、山形新幹線と秋田新幹線の安全対策や運行の工夫には特有の挑戦が含まれています。
2024年3月16日のダイヤ改正
2024年3月16日のダイヤ改正では、山形新幹線に新しいE8系電車が投入され、この路線の電車が最高速度300km/hで運行されるようになります。
これは山形新幹線にとって3代目の車両であり、その速度の向上が大きな特徴です。
山形新幹線は福島駅から東北新幹線から分岐し、米沢駅や山形駅を経由して新庄駅へ向かいます。
この区間では、在来線の奥羽本線を利用するため、踏切を通過する必要があり、「ミニ新幹線」と称されます。
山形新幹線に踏切がある理由
踏切の存在により、山形新幹線では奥羽本線に入った後、安全上の理由から列車の速度が130km/hに制限されています。
そのため、E8系の導入による速度の引き上げは、主に東京から福島間の東北新幹線区間で効果を発揮します。
さらに、山形新幹線の踏切では、特に交通量の多い道路と交差する場所で、その存在が一目でわかるように特別な配慮が施されています。
東海道新幹線、唯一の踏切存在
1964年の開業以来、東海道新幹線は東京から新大阪までの間、全線にわたり踏切がないことで知られています。
ただし、この事実は旅客運行区間に限られます。
車両基地へのアクセス路には例外的に踏切が設置されているのです。
静岡県浜松市に位置する日本車輌製造の浜松作業所(JR東海浜松工場)へ続く道に、その踏切「西伊場第1踏切」があります。
この特殊な踏切は不定期にしか使用されないため、地元住民でも新幹線が踏切を渡る瞬間を目にする機会は多くありません。
通常時はフェンスで囲われており、新幹線通過時にのみ作業員がフェンスを開放し、警報機が作動します。
撮り鉄の重要な撮影スポットとして有名
この珍しい光景は、新幹線の踏切として鉄道ファンには貴重な撮影スポットであり、情報を得たファンが写真撮影のために訪れます。
偶然その場に居合わせた通行人も、この稀有な出来事に興奮し、カメラを向けることでしょう。
新幹線に踏み切りがあるのは一部に限られる まとめ
通常、踏切で停止すると運がないと感じるかもしれませんが、新幹線を間近で観察できる機会があれば、それは逆に幸運と考えることもできます。
特に、フルスペックの新幹線(最高速度が200km/hを超え、全区間が立体交差しているもの)で踏切が存在するのはこの場所のみです。
しかし、在来線を利用している山形新幹線や秋田新幹線のようなミニ新幹線では、踏切がいくつかあります。
最後までお読みいただきありがとうございました!