3月10日は砂糖の日だね！
昔は高級品だった砂糖は、今では欠かせない調味料の1つだよね。
ビートが発見されてからが砂糖時代の幕開けじゃないかしら。
今回は、3月10日が砂糖の日になった意味や由来など紹介するわ！
「砂糖の日」とは、砂糖に関する理解を深め、その利用を推進する目的で、「お砂糖”真”時代」推進協議会により2014年に設立された記念日です。
この日は、砂糖産業に関わる8つの主要団体が参加しています。
3月10日は砂糖の日
3月10日は「砂糖」と読む言葉遊びから選ばれ、同様に11月30日も「いい砂糖」という言葉遊びにちなんで制定されました。
以前から3月10日は、砂糖の多様な栄養価に焦点を当てる日として認識されていましたが、具体的にどの団体によって始められたかは不明です。
その後、この協議会が正式に記念日を再設定しました。
この記念日には、東京で開催されたセレモニーやイベントがあり、砂糖に関する情報提供のほか、「シュガタン」という砂糖キャラクターも登場しました。
11月30日は、砂糖の良質な効果を広く伝えることを目的としています。
砂糖は調味料の一種
砂糖は、甘味料として広く知られる調味料で、主にサトウキビやテンサイから製造されます。
砂糖の歴史は古く、約2500年前に遡るとされ、欧州には15世紀に広まりました。
砂糖は長期保存が可能で、そのため食品衛生法やJAS法で賞味期限の表示が免除されています。
砂糖の伝播の様子
砂糖の伝播は、インドから始まり、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、そしてアメリカ大陸へと広がりました。
特に、アメリカ大陸への砂糖の導入は、コロンブスの航海によって加速され、後に植民地時代の砂糖プランテーションの発展へとつながりました。
初期には、砂糖が非常に貴重なものとされ、主に薬として使用されていたこともあります。
砂糖の生産とその文化的な影響は、世界各地で異なる発展を遂げ、砂糖は今日の私たちの食生活に欠かせない要素の一つとなっています。
江戸時代の砂糖
江戸時代の砂糖に関する話は、その時代を通じて大きく変化しました。
その時代の人々にとって、甘さを楽しむ手段は主に蜂蜜や干し柿、水飴、さつまいもに限られており、砂糖は手の届かないものでした。
また、不老不死の薬としても見られていたほどです。
平和な時代の中砂糖の需要は増加
しかし、平和な時代が続くにつれて、砂糖への需要は増加し続けましたが、最初は沖縄を含む一部地域でサトウキビの栽培が始まっても、すぐには成果が上がらず、精製技術も進まない状態でした。
貿易の縮小や資源の不足が原因で砂糖の輸入量が減少すると、国内での生産が奨励されるようになりました。
その結果、国内で高品質な砂糖が生産されるようになり、次第に庶民の手にも渡るようになりました。
平賀源内が白砂糖の精製に成功？
特に、平賀源内が白砂糖の精製に成功したとされるエピソードは有名で、彼の故郷である香川県の砂糖「和三盆」は、今日でも高級品として知られています。
江戸時代中期には、砂糖は菓子作りだけでなく、日々の料理にも使われるようになり、醤油や鰹節と並んで料理には欠かせない調味料となりました。
砂糖が広く使われるようになった後も、その価値は高く評価され続け、薬局で販売されることが多かったです。
江戸時代の料理本に「甘味」に対して「うまみ」というふりがなが記されていたことからも、当時の人々が甘さを特別な味わいとして重視していたことがうかがえます。
砂糖の日はスイーツを手作りしてみては？ まとめ
砂糖の旅は、インドのガンジス川岸から始まり、長い年月を経て全世界に広がっていきました。
今日私たちが日常的に楽しんでいる砂糖も、地球を巡る多彩な歴史を持つ旅人のようなものです。
次に美味しいお菓子を味わう際は、砂糖がたどってきた壮大な物語を少し想像してみてください。そうすることで、スイーツの味わいにもっと深みが加わるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました！
