冬至で風呂に入れるものと言えば?季節湯は柚子以外に11種類もある! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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冬至で風呂に入れるものと言えば?季節湯は柚子以外に11種類もある!

冬至に風呂に入れるものと言えば? 12月

冬至に風呂に入れるものと言えば、柚子一択だと思ってたけど。

他に、11種類もあるって本当かな?

季節湯って言って、柚子ばかりとは限らないみたいね。

今回は、冬至の風呂に入れるものは柚子以外にもあるのか、季節湯の種類など紹介するわ!

冬至で風呂に入れるものと言えば、柚子が思い浮かぶ方も多いと思いますが、実は体を温める効果は柚子以外にもあると言います。

今回は、冬至に風呂に入れるものや季節湯の種類などご紹介します!

冬至で風呂に入れるものは柚子以外にも3つある!

お風呂の国とも言われる日本には、旬の果実や植物を湯船に浮かべる「季節湯」と言うのがあるのをご存じですか?

冬至の柚子湯は代表例ですが、日本の季節湯は毎月あります。

基本的には季節湯にぴったりの果物や薬草などを入れることが多いですが、冬至には柚子の他にも「みかん湯」「大根湯」「生姜湯」などを使うこともあるようです。

どれも冬の冷え対策に行われるものですが、季節湯には他にどんな種類があるのか見ていきましょう。

季節湯の種類は柚子湯以外にも11種類ある!

日本には、12か月分の季節湯がありますが、今回は冬至の柚子以外もご紹介してみます。

それぞれの季節湯の特徴や由来など見ていきましょう。

1月の季節湯:松葉

冬の寒い時期にも緑色を保つ松の葉は「不老長寿」の象徴でもあります。

縁起が良いことで使われることも多いですが、松から出る精油には、香り成分のカンフェンなどに血行促進作用があり、冬場に温まるのにもぴったりです。

松の香りは独特ですが、ぜひ厳寒を松湯で乗り越えたいですね。

2月の季節湯:大根葉

大根は冬野菜の代表格ですが、特に、葉には「ビタミンA・B1・C・E・カルシウム・鉄・ナトリウム」などの成分が豊富に含まれています。

また、干した葉に含まれる温泉成分の塩化物質や硫酸イオンなども豊富で、体を温めるのにぴったりです。

大根は、中国では「莱菔(らいふく)」と表記されることもある縁起物で、昔の農村地帯では、冷え性や婦人病治療のための民間療法として使われていたそうです。

3月の季節湯:よもぎ湯

古くから魔除けとして使われていたよもぎは、健康と美容に効く「万能薬草」として人気です。

よもぎは春が旬なので、ひな祭りの時期には蓬餅を食べて邪気を払うなどの習慣もあります。

よもぎ湯に浸かれば、血行が良くなり、肩の凝りや体の疲れをほぐしてくれますし、タンニンには、止血や殺菌効果もあるので、傷口を癒すのにも最適です。

薬効とさわやかな香りで、ぜひ邪気を祓いたいものですね。

4月の季節湯:桜湯

実は、4月の桜湯は由来がはっきりせず、一説では、桜の花見や銭湯文化が広まった江戸時代、春を代表する薬湯として桜湯が生まれたと言われています。

桜は薬効が高いことでも知られていますが、特に、樹皮に含まれるフラボノイドには打ち身、湿疹などの肌の炎症を抑える働きがあることでも知られています。

桜湯には基本的に樹皮を使いますが、もしより華やかにしたいなら、花も散らすと、気分も一新されるかもしれません。

5月の季節湯:菖蒲湯

菖蒲湯の由来は、端午の節句=子供の日に、菖蒲を「勝負」や「尚武」にかけて、武家の子供の丈夫な成長を願って入ったのが始まりと言われています。

また、古代中国で端午の節句に「蘭草(ふじばかま)」の葉を入れたお湯に入り、邪気払いした風習が由来との説もあります。

菖蒲は香りがとても強いですが、香りが邪気を払い厄難を除くものとして、庶民にも浸透したのかもしれません。

6月の季節湯:どくだみ湯

漢方の世界で「十薬(重薬)」とも呼ばれるどくだみは、「ゲンノショウコ」や「センブリ」と共に日本三大薬草の1つです。

どくだみも強い香りがしますが、デカノイルアセトアルデヒドという成分に、消炎や抗菌効果があり、昔から火傷や肌の炎症の民間療法にも使われてきました。

なので、あせもや湿疹が気になる6月にどくだみ湯に入るのは理にかなっているわけです。

7月の季節湯:桃の葉湯

桃は、中国では仙人が食べる「仙果(せんか)」とも呼ばれている、非常に縁起が良い果物です。

そんな桃の葉には、消炎や解熱の働きがあるとされ、昔から日焼けや湿疹、あせも、虫さされなどに有効とされてきました。

ちなみに「夏の土用はもも湯に入る」と言うのは、江戸時代の習慣から来ています。

8月の季節湯:薄荷湯

薄荷(はっか)湯は、冷感を生むメントール成分を含んでいるので、夏にぴったりです。

また、日本のクールミントはペパーミントとよりも、メントールの量が圧倒的に多いので、日本ならではのお風呂の薬草と言えます。

ハッカ湯は、すーっとさっぱりするのが特徴ですが、一方で、メントールは体内に入ると血管を広げ、体を温める効果もあるので、エアコンによる冷え対策にもっぴったりです。

9月の季節湯:菊湯

菊湯は、9月9日の「重陽の節句(ちょうようのせっく)」と呼ばれる伝統的な年中行事が由来です。

菊に含まれるカンフェンという精油成分(松と同じ)には、血行を促進し、体を芯まで温める効果があるので、夏のたまった疲れを癒すのにもぴったりです。

ちなみに、菊湯には、野生の「リュウノウギク」が使われます。

10月の季節湯:生姜湯

血行促進や抗酸化作用などで漢方にも良く使われる生姜ですが、ジンゲロールという成分には、体を内側からゆっくりと温める働きがあります。

芯から体が温まれば、風邪や冷えなどの対策にもなるので、お風呂以外にも飲む生姜湯もあるくらいです。

また、酵素の働きで、夏の皮脂汚れが落ちやすくなるとも言われていて、美肌効果も期待できるかもしれません。

11月の季節湯:みかん湯

みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」とも呼ばれていて、漢方の生薬として古くから重宝されてきた歴史があります。

みかんの皮の香り成分でもある、精油成分のリモネンは、リラックス効果が高いことでも有名です。

リモネンの血行促進や保温効果にプラスして、果皮にはクエン酸やビタミンCも含まれているので、肌の乾燥に悩んでいる方にもおすすめのお風呂なんです。

冬至で風呂に入れるものは柚子以外にもある! まとめ

それでは、冬至に風呂に入れるものとして、柚子以外の果物や季節湯の種類などご紹介してみました。

私は柚子湯や菖蒲湯以外は知りませんでしたが、季節湯があるなんて、お風呂大国の日本ならではの文化ですよね。

季節湯に使われる果物や薬草には由来があり、なぜその季節に使われるのかにも理由があるので、ぜひ、毎月の季節湯を楽しんで、健康に過ごしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!