子供の側に置くと危ないボタン電池だけど…。
飲み込んだら、化学やけどがあるなんて、大人でも怖いよね。
子供はなんでも飲み込むから、注意が必要よね。
今回は、ボタン電池を子供が誤飲した場合の対処法など紹介するわ!
子供は小さいうちだと、手に取ったものを何でも飲み込みがちですが、ボタン電池を誤飲してしまうと化学やけどの恐れがあると言います。
今回は、ボタン電池を子供が誤飲した場合の化学やけどとは何かや、対処法などご紹介します!
ボタン電池の誤飲で化学やけどの恐れ?
乳幼児がボタン電池を誤飲すると、化学やけどの恐れがあると言われています。
具体的には、誤飲すると、消化管に潰瘍(かいよう)ができたり、穴が開いたりする恐れがあるんです。
このアルカリ性の液体は、短時間で消化管の壁に損傷が起こす可能性があり、ある実験では、鶏肉の上にボタン電池を置いて20分経つと、電池の形のくぼみができたそうです。
玩具安全基準に達しないボタン電池も
玩具安全基準では「ボタン電池の蓋は、工具等を使用しないと容易に開かない構造でなければならない」としていますが、実際には、簡単にボタン電池が取り出せる商品が多数売られています。
なので、ボタン電池を誤飲しないように、乳幼児がいるご家庭では、手の届く範囲に置かないなどの予防対策も必要です。
子供がボタン電池を誤飲した時の対処法
子供がボタン電池を誤飲してしまった場合、対処方法を間違うと、逆に危険です。
例えば、以下のような対処法が行われることが多いですが、正解は一つだけで、その他は絶対にやってはいけない方法です。
具体的には、以下のような正解と間違いがあります。
- 水や牛乳を飲ませ、吐かせないで、すぐに病院へ行く
- 水や牛乳を飲ませ、吐かせてから、すぐに病院へ行く
- 何も飲ませず、吐かせることもしないで、すぐに至急病院へ行く
この3つの方法が考えられますが、正解は3番で、素人が無理に吐かせる、水や牛乳を飲ませるなどは避けてください。
そのため、水を飲ませてはいけない、牛乳を飲ませてはいけないなど、誤飲したものが何かによっても対処法が違ってきます。
中途半端な知識で対処することは返って危険なので、心配なら救急センターに指示をしてもらうか、何が何でもすぐに病院に行くのが正解です。
ボタン電池を飲み込まないための予防法
ボタン電池を子供が誤飲しないようにするには、まず、切れてしまった乾電池はすぐに処分するようにして、子供の手が届かない所に置くか、ごみとして処理しましょう。
または、おもちゃなどにボタン電池が使われている場合は、電池カバーが外れないように一工夫を加えるなどの方法もあります。
ボタン電池は、リモコンやキッチンタイマー、体温計など家庭内のさまざまな商品に使用されているため、全て使わないようにするのは難しいです。
なので、まずボタン電池がすぐに取り出せないようにする、もしくは手の届く所に置かないなどを徹底し、家族が予防するようにしてください。
ボタン電池を誤飲したらすぐに医院を受診しよう まとめ
それでは、ボタン電池を誤飲すると、なぜ化学やけどが起こるのかや子供が誤飲した場合の対処法などご紹介してみました。
ボタン電池を誤飲すると、胃に穴が開くなど化学やけどの恐れがあるため、対処法としては、すぐに医師に見せるのが先決です。
中には、先に水や牛乳を飲ませて吐かせてからという方もいますが、成分が溶け出す恐れがあり逆に危険です。
なので、子供がボタン電池を誤飲した場合は、速やかに医師の判断を仰ぐようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!