車のオイル交換って違う種類を混ぜてもOKなのかな?
粘度を考えれば、チェーンソーオイルとか行けそうな気がするんだけど…。
チェーンソーオイルは耐熱性がないからやめた方がいいみたいよ?
今回は、車のオイル交換で違う種類を混ぜる時の注意点など紹介するわ!
車のオイル交換をする時、前回補充したのとは違う種類のオイルを注ぎ足す可能性もあるかもしれません。
今回は、車のオイル交換で違う種類を混ぜても大丈夫なのかや注ぎ足すときの注意点などご紹介します!
車のオイル交換は違う種類でもOK?
まず、結論から言えば、車のオイル交換では、粘度が違うオイルを混ぜるのはNGです。
エンジンオイルの粘度は、「0W-20」や「10W-30」などのように容器に書かれています。
この数値の見方は、前半のWの前にある数字が「低温時における粘度」、後半の数字が「高温時における粘度」を示しており、粘度は数値が低いほど柔らかくなります。
そもそもエンジンオイルは、単品で性能を発揮できるように作られているので、粘度が違う製品を混ぜてしまうと粘度が変わってしまうだけではなく、エンジンオイルの働きが鈍くなる原因にもなります。
そうなると、混ぜたことで、粘度が固くなれば燃費や低温始動性の低下を招き、逆に粘度が柔らかくなれば、潤滑作用が弱まって、パーツが破損する可能性大です。
なので、エンジンオイルの交換では、粘度の違うオイルを混ぜるのはNGとされています。
チェーンソーオイルで代用は可能?
安く済ませたいからと、チェーンソーオイルなどを利用するのは避けた方がいいでしょう。
なぜなら、チェーンソーオイルは耐熱性が弱く、車のエンジンのような高熱に耐えられない可能性があるからです。
焼きつきの危険性も無視はできませんし、エンジオイルが持つ性能を下げる可能性もあるでしょう。
確かにどうしても急場をしのぎたい時には必要かもしれませんが、そうでないなら、車のオイル交換にチェーンソーオイルを使って安く済ませようとするのは避けてください。
よくサラダ油でエンジンを動かし、公道を走る実験動画が公開されていますが、あちらも油膜が薄く耐水性がないので、一度使ったら終了の急場しのぎです。
ベースが違うオイルを混ぜる
エンジンオイルのベースは「全合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3種類に大別されますが、この中でも全合成油は最高品質のエンジンオイルと言われています。
なぜなら、全合成油は、添加剤を配合することで燃費、耐久性、低温始動性などをアップさせることができるので、スポーツ走行を頻繁にする人向けのオイルだからです。
部分合成油を見てみると、鉱物油がベースで、それに全合成油を配合したエンジンオイルなので、性能的には鉱物油と全合成油の中間に位置します。
最後に鉱物油ですが、こちらは3つの中でも一番多く流通しているエンジンオイルで、耐熱性や耐酸性などは低く、小まめな交換が必要です。
ただ、違うベースのオイルを混ぜると、耐熱性や耐酸性などが十分に威力を発揮できないので、できるだけ同じベースのオイルを混ぜる方が安心です。
古いオイルと新しいオイルを混ぜるのはNG
よくある例かもしれませんが、古いエンジンオイルと新しいエンジンオイルを混ぜて使うと、エンジンに負荷がかかるのでNGとされます。
なぜなら、古いオイルは熱や汚れなどを吸着しているので劣化していますし、潤滑作用や清浄作用などが低下している可能性が高いからです。
もし古いオイルに新しいオイルを注入した場合、走行性能が回復する見込みは薄く、ケースによっては新しいオイルの劣化を招きかねません。
車のオイルは全量交換がおすすめ まとめ
それでは、車のオイル交換で違う種類のオイルを混ぜるのはOKなのかや、粘度の違い、混ぜる時の注意点などご紹介してみました。
古いオイルに新しいオイルを注ぎ足すのは割とよく行われていますが、こちらは新しいオイルの劣化を招くため、NGとされています。
また、違う種類のオイルを混ぜるのがNGな理由は、粘度や耐熱性が違うからで、どうしてもと言う時以外は足さないように気をつけてください。
理想は、古いオイルが全部なくなった時に、全量新しいオイルに変えることなので、くれぐれも安いというだけの理由で、違う種類のオイルを混ぜるのは避けましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!