ペットボトルと缶コーヒーの表記がmlとgと違うのはなぜ?違いを解説! | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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ペットボトルと缶コーヒーの表記がmlとgと違うのはなぜ?違いを解説!

gとmlの表記の違い 雑学・地域

素朴な疑問なんだけど、ペットボトルと缶コーヒーで表記が違うのなぜだろう?
どちらも飲み物なのに、片方はmlで片方はg表記だよね?

私も変だなぁと思ったわ。

今回は、ペットボトルと缶コーヒーの表記が違う理由など紹介するわね!

ペットボトルはmlで表記されるのに、缶コーヒーはgで表記されるのはなぜだろうと思ったことはありませんか?

今回は、両者の違いが生まれた理由などご紹介します!

缶コーヒーが「g(グラム)」表記される理由

まず、缶コーヒーがg(グラム)表記される理由ですが、昔から缶詰を製造するときには、量を示す単位として「g(グラム)」が使われていたことに由来します。

そのため、1950年代になって缶入りドリンクが開発されても、容量を示す単位がそのままgで表記されるようになったんですね。

缶コーヒーもまた缶詰と同じように作られることから、表記はg(グラム)となり、現在でも表記はそのまま使われています。

缶詰は食品を指すことも多いですが、飲み物も対象になるのはちょっと不思議ですね。

ペットボトルがml(ミリリットル)表記される理由

次に、ペットボトルの容量がml(ミリリットル)表記されている理由ですが、そもそもが瓶入りのドリンクであり、その際にml(ミリリットル)と表記していた名残です。

昔の呼び方がそのまま使われていて、缶入りの炭酸ジュースが開発されてからも、元々が瓶入りで作られていたドリンクであることから、mlの表記が使われ続けているんですね。

ちなみに、ペットボトルは容器の大きさで量も決まっているため、内容が缶コーヒーと同じだったとしても、ペットボトルに入れられる時点で、mlと表記されます。

つまり、g(グラム)とml(ミリリットル)の表記の違いは、中に入っているドリンクの種類ではないんですね。

清涼飲料水はどちらの表記でもOK?

清涼飲料水の場合は、食品表示基準と計量法によって容器の容量を示す単位は、gでもmlでもよいとされています。

上記で缶コーヒーとペットボトルの単位の違いを簡単にご紹介しましたが、実は容器の種類で単位が決められているわけではないんです。

缶コーヒーの場合は、元々の表記がそのまま使われてg表記になることが多いですが、清涼飲料水の場合も缶に入れた場合は、g(ぐらむ)表記が使われていることもまた多いです。

400mlと400gは同じもの?

缶コーヒーとペットボトルでは、400gと400mlと同じ数字が使われていますが、どちらも同じ容量だとは限りません。

手作りスイーツなどを作ったことがある方はご存じかもしれませんが、水やジュースを計ったとき、計量カップのmlで計ったときと、スケールでgで計ったときに同じ重さにならないからです。

mlは体積を表記する方法であり、gは重さを計る単位です。

なので、液体の比重なども関係する以上、400g=400mlとは一概には言えないんですね。

つまり、水などは400g=400mlとなる確率が高いですが、コーヒーや野菜ジュースなどの比重があるドリンクは、400gと書かれていても、400mlより軽くなる確率が高くなります。

ccとmlは同じなの?

g(グラム)とml(ミリリットル)の違いをご紹介してきましたが、mlと同じ意味で使われることの多いccとの違いも見ていきます。

まず、ccですが「一辺が 1cmの立方体の体積」を示しており、mlの方は「1Lの/1000の体積」を示しており、体積の面では同じ容量です。

ccは、英語の「cubic centimetre」の略ですが、国際単位でもあるSIや日本工業規格(JIS)には認められていません。

理由の1つとして、数字の00やアルファベットのooとみ間違えられやすいからとも言われています。

一方、mlは、1/1000を表すmmを使っていることから、日常的にも良く使われます。

結論から言えば、CCとmlは同じ体積を表す単位であり、どちらを使っても間違いではありません。

料理のレシピなどではCCが使われることも多いですが、mlと同じ容量と覚えておくと便利です。

グラムとミリリットルは過去の製造法によって決まる まとめ

それでは、缶コーヒーがg表記になり、ペットボトルがml表記になる理由などご紹介してみました。

どちらも過去から伝わる製造法による名残があり、容器の種類によって表記が違っているわけではないんですね。

また、400g=400mlとは限らないので、清涼飲料水の表記を確認するときには注意してください。

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