
旅客機に乗ると、機内安全ビデオが流れるけど、何のために流すのかな?
お手元のパンフレットをお読みくださいだけじゃ足りないの?

どうやら航空法で義務付けられているらしいわ。
今回は、旅客機が機内安全ビデオを流す理由など紹介するわね!
最近は旅客機の機内安全ビデオが注意事項だけでなく、よりエンタメ化していると聞きますが、そもそもなぜ機内安全ビデオを流すかをご存じですか?
今回は、機内安全ビデオを流す理由やビデオの流れている間の旅客機の状態をご紹介します!
旅客機で機内安全ビデオを流す理由は?

まず、旅客機で機内安全ビデオを流す理由は、航空法上で義務付けられているからで、全乗客に対して緊急時についての対応の説明をするようにと決まっています。
お手元のパンフレットをお読みくださいとだけ言うと、大抵の方は読まないので、説明が十分に行きわたるとは限りません。
ただ、国内線などではビデオの機材がない可能性もあり、デモンストレーションを日本語で行う可能性はあります。
基本的には「安全のしおりをお読みください」でも事足りるのですが、より周知しやすいようにと機内安全ビデオを流し、またより興味を引き付けられるようにと、各航空会社が内容にも気を使っているようです。
機内安全ビデオが流れている間の旅客機は?
旅客機では、機内安全ビデオが終わるまで動かないと思われがちですが、実はちゃんと動いてはいて、単に離陸していないだけです。
なので、機内安全ビデオが終わるまで動いていないわけではありません。
また、機内安全ビデオの放映時間は決まっており、パイロットもそれがわかっているので、基本的には機内ビデオが終わるまでは離陸しないことと決められています。
地方空港ではビデオが終わるまで動かない
ただ、地方の空港などでは、ターミナルが滑走路の端の部分にあり、駐機場から陸滑走路まで距離が短いケースでは、ビデオが終わるまで動き出さないようにすることもあり得ます。
そもそもが、機内安全ビデオが終わり、客室乗務員から操縦席へ離陸準備が出来たと連絡があるまでは飛行機は離陸する事が出来ません。
それだと他の機の離着陸に支障が出るため、ビデオが終わってから動き出すことも多いんですね。
なので、地方空港に関して言えば、機内安全ビデオが終わるまでは動かないこともあります。
機内安全ビデオはいつから放映されている?
旅客機の機内に、スクリーンやモニターが設置されるようになったのは「ボーイング747」や「ダグラスDC-10」などが就航を始めた1970年代と言われています。
なので、機内安全ビデオが製作されるようになったのも、1970年代頃の可能性が高いです。
また、現在であっても、小型機やLCCの機材など、機内モニターが装備されていない旅客機はあり、全部の旅客機で機内安全ビデオが上映されてはいません。
機内安全ビデオは、最近内容がユニークなタイプも多いですが、中にはデモンストレーションだけの旅客機もあるので、乗客に説明をするのはビデオだけとは限りません。
機内ビデオが流れる理由と離陸できない理由 まとめ
それでは、旅客機で機内安全ビデオを流す理由とビデオが流れている間は旅客機が離陸できない理由、地方空港ではビデオが終わるまで動かない理由などご紹介してみました。
全ての旅客機で機内安全ビデオが流れるわけではないですが、航空法上で説明義務があるため、多くの旅客機では機内安全ビデオが流れるようになっています。
もし、ビデオが流れる機材がない場合は、CAのデモンストレーションが行われますが、どちらにしても、乗客に安全確認を促すための措置なんですね。
最近では、機内安全ビデオもユニークなタイプが出ているので、もし飛行機に乗られる場合は、各旅客機のビデオ内容の違いなどを楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!