僕の家は、今ほとんど無洗米なんだけど、味がいまいちなんだよね。
母は水が冷たくて研ぐのが嫌と言う理由らしいけど…。
中には、手で研がないで泡立て器を使う方もいるし、水の冷たさが辛いのはわかる気がするわ。
今回は、なぜ無洗米を買わない人が多いのか理由など紹介するわね!
無洗米は手軽なイメージがありますが、一方で美味しくないとの意見もあり、なぜ無洗米を買わないかにも理由があります。
今回は、無洗米を買わない派の方の理由などご紹介します!
無洗米を買わないのには理由がある?
「無洗米だと研ぐ必要がないから」と無洗米を選ぶ方も多いですが、一方で「無洗米は炊いても美味しくない」などの理由から敬遠される方もこれまた多いです。
そもそも無洗米とは、白米を精米した後で、無洗米加工と呼ばれる加工を施した米を指します。
つまり、無洗米は加工名であり、無洗米と言う名前の米のブランドはありません。
米は一度精米してしまうと酸化が進んでしまうので、炊くまでの時間との勝負になります。
そうなると、無洗米はそのせっかくの知恵を逆行する形になり、手軽という理由から、本来の米の姿から逸脱した存在との意見もあります。
実際、無洗米だとは言っても、全く研がないご家庭は少ないみたいで、どうせ研ぐ過程を削らないのであれば、無洗米加工したお米よりも、普通の白米の方が美味しく感じる方は多いでしょう。
無洗米が美味しくないと言われるのはなぜ?
市販されている無洗米の多くが、単に無洗米と書かれていて「○○産」などと書かれていないのは、「複数原料米」と小さく表示されたブレンド米が多く、産地などを表示できないことが多いからです。
もちろん、北海道などでも一部の無洗米には「○○産」と書かれていますが、無洗米を安くするためには、加工の手間を考えるとどうしてもブレンド米の方が選ばれる結果になります。
無洗米の加工をするためには、お米屋さんに聞いた話だと、加工するための機械が数千万円するので、スーパーなどにおろすような大きな米屋さんならともかく、中小企業ではとてもペイできないそうです。
そうなると、無洗米の加工をするのには諸経費がかかりますし、かと言って無洗米だからと高い値段をつければ、今度は無洗米が売れなくなります。
機械の減価償却費などもあるため、無洗米は本来高いお米になりますが、高すぎて売れないのは本末転倒になるので、元々安いお米を使っているというわけです。
そうなると、無洗米が美味しくないとの理由も納得できる感じがします。
無洗米は研ぐ必要がない?
無洗米の一番のメリットと言えば、研ぐ必要がないことですよね。
でもなぜ、無洗米は研ぐ必要がないかと言えば、精米したお米の表面に残っている、わずかな米ぬかを「ブラシ」などでこすってキレイにする加工をしているからです。
ただ、こちらも昔の精米機よりも今の精米機は性能が良いため、わざわざ無洗米加工をしなくても、米のとぎ汁が白くなるほど濁らないことがほとんどです。
環境汚染になるとの噂
一時期、お米のとぎ汁が環境汚染になるなどのうわさが流れたこともありますが、これはこじつけの理由だった可能性が高いと言われています。
なぜなら、とぎ汁は白く濁ってはいますが、その実はビタミンやミネラル分たっぷりの栄養豊富な水であり、畑にまけば肥料にもなりますし、お風呂に入れると美肌効果が期待できるなどの話があるからで、そもそもとぎ汁が環境汚染になるはずがないんですよね。
無洗米も最近は美味しいお米が増えていますが、個人的にはやはり無洗米以外の米を使いたいです。
無洗米はメリットだけでなくデメリットもある まとめ
それでは、無洗米を買わない方が多い理由や、無洗米のメリットやデメリットなどご紹介してみました。
無洗米は加工する機械の減価償却のために、安い米を加工することが多く、それが美味しくないとの理由にもなっています。
もちろん、最近の無洗米は昔と比べると味は良くなってきてはいますが、味にこだわるのであれば、やはり普通の白米(ブレンド米以外)の方が美味しいのではないかなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!