
キャンプで灯油を持っていきたいんだけど…。
やっぱりペットボトルに入れるのは危険なのかな?

それは危険だと思うわ。溶ける可能性があるかもしれないわよね。
今回は、キャンプで灯油を持ち運ぶときにぴったりの容器など紹介するわ!
冬キャンプでは、ストーブ用などに灯油が必要になるケースも多いですが、容器が違うとGSでも入れてもらえないですし、自分で入れる場合もペットボトルは危険と言われています。
今回は、灯油を入れるのに適した容器などご紹介します!
灯油をペットボトルに入れるのは危険?

まず、結論から言うと、灯油をペットボトルに入れるのは危険で、NG行為だと思ってください。
灯油をペットボトルに入れた場合、想像が付く事故といえば、灯油漏れて引火し、火事などが起こる可能性があります。
ガソリンに比べれば危険度はやや低いとは言っても、灯油は危険物扱いなので、ガソリンスタンドなど消防法に準拠した場所であれば、灯油をペットボトルに入れてくれることはまずありません。
ポリタンクにも基準がある
また、灯油をポリタンクに入れる場合も、色の付いたタンクに入れるなど決まっており、さらには、以下の項目を満たしている必要があります。
- 倒れても漏れない構造になっているか
- 遮光比0.5以下の色の薄いタンクはNG
- 15度に傾けても漏れない構造になっているか
- マイナス18度、かつ0.8mの高さで栓部分から落下が可能かどうか
これらの基準は、試験に合格しているかどうかがポイントになるので、ペットボトルはもちろんNGですが、ポリタンクも何でもよいというわけではありません。
上記の項目は一部ですが、基準は16項目に分かれます。
中には、焼酎のペットボトルに入れるなどするキャンパーさんもいますが、危険なので、真似しないようにしてみてください。
灯油は紫外線に弱く、直接日光をあてると、数日で劣化が進むとも言われており、ストーブの中にも「前年度の灯油は使用禁止」となっているのも、それだけ灯油が危険であることの証拠です。
ただ、色の付いた灯油タンクでも、完全に日光を遮断できるわけではないので、できるだけ直射日光の当たらない場所で保管するのも大切なポイントです。
なぜペットボトルに入れてはいけないのか?
ネット上の情報などを調べていると「ペットボトルに灯油を入れると溶けるから危険」などよく見かけますが、ペットボトルに入れてすぐに溶けるということではありません。
また、ガソリンと比較した場合、揮発性が低い、引火率が低いなどの代わりに、異臭が長く残るとの特徴もあります。
特に、上記でもご紹介しましたが、基準を満たさない、例えば透明なペットボトルに灯油を入れてしまうと、日光が当たることで劣化が早まり、ストーブなどに使っていると故障にもつながるので危険です。
一昔前までは、灯油をペットボトルに入れている方も多かったみたいですが、現在は基準が厳しくなっていることもあり、キャンプ時や自宅でストーブに灯油を使う時には、必ず専用のポリタンクに入れるようにしてみてください。
キャンプでおすすめの灯油缶3選
キャンプで灯油をペットボトルに入れるのは危険ですが、では、どんな容器に入れるべきなのか、おすすめの灯油缶を以下に3選してご紹介します。
どんな灯油缶があるのか、ぜひ、参考にしてみてください。
①タンゲ化学工業 灯油缶
タンゲ化学工業の灯油缶は、日本でもよく見かけるタイプで、コストパフォーマンスの良さが人気を集めています。
交換キャップやパッキンも手軽に手に入るので、メンテが楽なのも魅力の1つでしょう。
キャンパーに人気のミリタリー仕様のポリタンクもあるので、ぜひ候補に入れてみてください。
②Hunersdorff 燃料タンク
ヒューナースドルフは、国際連合(UN)の基準に適合している運搬容器で、ドイツ製のおしゃれな燃料タンクです。
キャンパーに人気の秘密は何と言っても、格好いいデザインです。
また、給油キャップがチャイルドロック機構になっているので、子どもが誤って開ける心配も減る、安心安全の灯油タンクでもあります。
③ジェリー缶(ガソリン対応ポリタンク)
ガソリン対応のポリタンクも、灯油を入れるのに重宝します。
元々が基準の厳しいガソリンタンクに対応しているので、灯油も安心して入れられますね。
ガソリン携行缶には、大きく分けて金属製とポリタンクタイプがありますが、キャンプで利用するなら、持ち運びしやすいポリタンクがおすすめです。
ペットボトルに灯油を入れるのは絶対にNG まとめ
それでは、キャンプ時などに灯油を持ち運ぶ際に、ペットボトルに灯油を入れるのはなぜ危険なのかや、おすすめの灯油缶などご紹介してみました。
一昔前までは、割とペットボトルに灯油を入れる方が多かったみたいですが、火事の危険性はぬぐい切れないためNGとして、ちゃんと専用の灯油缶に入れるようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!