2022年の海の日は7月の第3月曜日だね。
でも、8月11日の山の日はなぜ日時が固定されてるのかな?
海の日と山の日は設立理由がそもそも違うらしいわ。
今回は、海の日が変動なのに山の日が8月11日固定となった理由など紹介するわね!
海の日に対抗して作られた山の日は8月11日固定なのに、なぜ海の日は毎年変動するのかを不思議に思ったことはありませんか?
今回は、山の日と海の日の設立理由などご紹介します!
海の日に対抗して生まれた山の日とは
海の日は7月の第3月曜日で変動ですが、山の日は8月11日固定なのが不思議ですよね?
実は、山の日は海の日に対抗して作られた休日で、記念日の理由や由来はありません。
なので、8月11日には休日となる理由がない影響で、最初は「夏山シーズン前の山々がもっとも輝く」として6月第1日曜日と提言されていたんですね。
また、山の日の日時の候補として「祝祭日のない月=6月」「海の日がある月の翌月」「お盆前の連休になる」「どこかの日曜日と連休に」などが挙がっていました。
この候補の中でも、どうせなら連休になった方がいいとの理由で、最初一番有力だったのが8月12日です。
ただ、8月12日は「日航機墜落事故の日」であり、そんな日を休日にするのは不謹慎だとの理由があり、現在は8月11日に固定となりました。
山の日はオリンピックの年には変動だった?
山の日は8月11日に固定されたと書きましたが、例外の年があり、それが2020年と2021年でした。
なぜ2020年と2021年では変動になったかといえば、オリンピックが開催される年だったからです。
東京五輪の開閉会式に合わせ、3つの祝日である海の日、山の日、スポーツの日が移動となりました。
連休とするために、8月8日の閉会式に合わせ、以下のように休日が変更されたんですね。
8月7日(土)休日
8月8日(日)東京五輪閉会式&山の日
8月9日(月)振替休日
ちなみに、オリンピックが終わった2022年からは、通常通り8月11日に固定されています。
8月11日に山の日が作られた理由
海の日に対抗して作られた山の日ですが、日時が8月11日に決まるのには紆余曲折がありました。
ただ、そもそもなぜ山の日が作られたかの理由ですが、それは、作曲家の船村さんが2008年に「海の日があるのに、山の国である日本に山の日がないのはおかしい」と提言したからと言われています。
この提言を受け、日本山岳協会、日本山岳会、日本勤労者山岳連盟、 日本山岳ガイド協会、日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラストなどの山岳5団体が「山の日制定協議会」を発足し、祝日法改正法案を政府に提出します。
2013年には「山の日制定議員連盟」が発足し、反対議員などもあまりいなかったことで、スムーズに国会を通り、現在の8月11日に山の日が制定されました。
各地にはすでに山の日があった
国民の休日として8月11日が山の日に制定されたわけですが、実は国民の休日ではなかっただけで、各地にはすでに山の日がありました。
たとえば、8月8日は「やまなし山の日」「ぎふ山の日」があり、11月11日は「かがわ山の日」「えひめ山の日」「こうち山の日」があるなど、こちらも8と11の数字が使われています。
8と11の数字の理由は「8=山の形に見える+11=木が並んで見える」から来ているらしいですが、以前にも山の日が存在していたことはあまり知られていません。
海の日と山の日の日時の違い まとめ
それでは、海の日が7月の第3月曜日なのに、山の日が8月11日に固定されている理由や山の日が設立となった由来などご紹介してみました。
山の日は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」との目的がある国民の祝日です。
ぜひ、登山とまではいかなくても森林浴などで、山の良さを実感してみてください。
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