ねぇねぇ、何で蚊取り線香入れって豚の形をしてるんだろ?
そもそもなんて呼ぶか知ってる?
確かに、疑問に思うわよね。
今回は、ブタの蚊取り線香入れの正式名称など紹介するわ!
東京・原宿にて2024年8月20日から28日まで、メルカリ(東京都港区)が「名前のわからないもの展」を開催中です。
日常生活の中でよく目にするが、名前を知られていない物をテーマにしたユニークな展示会です。
ブタの蚊取り線香入れの正式名称は?
J-CASTトレンドの取材によると、展示品にはそれぞれ正式な名称が存在しますが、普段の生活の中であまり意識されていないため、思わず「これって何て呼ぶんだろう?」と考えてしまうものばかりです。
会場に足を踏み入れると、名を考えさせる物品が並んだテーブルが来場者を迎えます。
例えば、蚊取り線香を入れるブタの形をした陶器。
また、バイオリンの中央部にある左右対称の穴は、「f字孔(えふじこう)」という名前がついています。
蚊取り線香の容器がブタの形をしている理由
ところで、なぜ蚊取り線香の容器がブタの形をしているのでしょうか?
ふと気になって調べたところ、Wikipediaに以下のような記述を発見しました。
「蚊遣豚は、三重県四日市市の萬古焼が代表的で、その形状がブタであることには諸説があります。江戸時代の武家屋敷から発掘された徳利を横向きにした形に由来する説や、養豚場で使用していた土管に似た形を蚊取り線香用にアレンジしたという説などがあり、さらには、ブタが火伏の神として崇められていたことや、毛に覆われたブタが蚊に刺されにくいと信じられていたためという説もあります。」
この容器が「蚊遣豚」と呼ばれることを知り、またその起源に複数の説があることに驚きました。
他にもこうした、当たり前に目にするがその由来を知らないものがたくさんありそうですね。
次に時間があるときにでも、もっと深く調べてみるのも面白そうです。
名前のわからないものは意外と多い?
「名前のわからないもの展」会場の奥には、「名前のわからないもの」の正式名称が詳しく記された用紙が多く貼られています。
例えば、卵黄に付いている白いひも状のものは「カラザ」と呼ばれ、その由来も説明されています。
壁一面に展示された説明書きを見て、「こんなにも名前が知られていないものがあるのか」と驚かされました。
最後の展示エリアでは、魚型のしょうゆさし「ランチャーム」を使った「ランチャームすくい」が体験できます。
金魚すくいのように水槽に浮かぶランチャームをすくい、5個取れたら缶バッジが当たる巨大ガチャに挑戦できるコインがもらえる仕組みです。
展示品は、『アレにもコレにも!モノのなまえ事典』シリーズ(ポプラ社刊)や、SNSで話題になった品々から選ばれています。
特に人気があるのはランチャームで、メルカリでもよく売買されているそうです。
展示されている物品は240個にも及び、名称が普段認識されていないため、プロジェクトメンバー全員が全ての名前を覚えきれず、打ち合わせ時に苦戦したというエピソードも。
蚊やり器の由来
夏の風物詩である蚊取り線香を使用する蚊やり器。
「蚊取り」とは異なり、「蚊やり」という名前は、蚊取り線香が生まれる前に虫除けとして火を焚いていたことに由来しています。
その火を「蚊やり火」と呼んだことから、現代の蚊取り線香を入れる器も「蚊やり器」と称されます。
ゆらめく煙を眺めながら、夏の情緒を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ブタの形の蚊遣豚は伝統の技
また、ブタの形の蚊遣豚は様々なインテリアにマッチします。
その形状の由来にはいくつかの説があり、土管に蚊取り線香を入れた際に形がブタに似ていたことや、徳利を横にして使ったことが起源と言われています。
手のひらサイズで、使わないときでも邪魔にならず、愛らしいデザインが特徴です。
三重県四日市市の萬古焼で作られた蚊やり器は、地元の伝統工芸品として高く評価されており、江戸時代から続く信楽焼の窯元と協力して作られています。
現代の暮らしに合わせた使いやすいデザインに仕上げられています。
ブタの蚊取り線香入れの正式名称は? まとめ
それでは、ブタの蚊取り線香入れの正式名称他、珍しい名前をご紹介してみました。
このように、蚊やり器は使わない時でも、夏を感じさせるインテリアとして楽しむことができるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!